【サクラホテル】オージー・ゲストとの楽しい毎日

サクラホテル/ホステル、サクラハウス

世界中から毎年約110カ国籍のゲストが訪れるという、東京のサクラホテル。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラホテルのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。

サクラホテルとは?
「世界中の人々が出会い、お互いに理解し合う場を作りたい」をモットーに、創業以来、海外からのゲストに東京での滞在先を提供。姉妹会社のサクラハウスでは、中長期滞在の人向けにドミトリー、シェア・ハウス、アパートなども案内している。

オージー・ゲストとの楽しい毎日

サクラホテルで働いていると1日1回は必ず大笑いしたり、「へえ!」とか「えー!」と驚く出来事が起こる。とある冬の寒い朝、フロントに来た20代前半のオージー男子は鼻をグズグズいわせ熱っぽい顔をしながら、「風邪引いちゃったんだけど、クリニックはどこにある?」と聞いてくる。「えっとね、クリニックはね…ていうか君!なんでタンクトップ1枚なのよ!? しかも短パンにビーサン。それは風邪引くよ。まずは暖かくしなきゃ」と言うお節介な私に彼は不思議そうな顔をしながら答えた。「え?オーストラリアでは、風邪の時は薄着して冷房入れて熱を冷ますんだよ」。「えー!本当に!?」と思いながらも電話を手に取り、近所で唯一の英語で診てくれるクリニックを彼のために予約した私だった。

日本の冬。来る日も来る日もスノーボードを引きずったオージーたちがチェックインしてくる。そしてチェックインした途端、もしくはもうその前にビールを飲み始める。よく飲みよく笑う彼ら曰く、「オーストラリアでは仕事中でもビール飲むよ。日本人は飲まないの?」と。はい、飲みません。

そんな彼らが異常に忌み嫌う日本の「あるもの」。何だか分かるだろうか。正解は「1円玉」。お釣りの1円玉を渡そうとすると「いらない」と言う。オーストラリアでは1セント・コインは使わないんだよ、と教えてくれた。「何の意味があるんだ、このコイン。The most useless coin I’ve ever seen.」とまで言うオージーもいた。可哀想な日本の1円玉よ。でも受け取ってもらわないとこちらも困るから追い回す。1円玉をつまんで「もらってよ」と追いかける私と、「いらないよ」と逃げるオージー。もはやコントだ。

折り紙体験を楽しんでくれた仲良しオージー家族
折り紙体験を楽しんでくれた仲良しオージー家族

オーストラリアの人たちは総じて大らか、快活、ゆったりとしてギスギスしたところがない。人口密度の低い大きな大地で育つとそうなるのだろうか。何かを聞きにきては「Too easy!」と笑顔で去っていく。何がそんなにeasy なのか分からないが、たぶんOK! くらいのニュアンスだということは私にも分かる。今日もまた、昨日と違う楽しい1日をサクラホテルに提供してくれるオージー・ゲストたち。私たちも彼らにならって大らかにゆったりとtoo easy!な毎日を送っていきたい。
鎌田智子(サクラホステル浅草)

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