サクラホテル/ホステル「ピンチをチャンスに変える『No worries』」

サクラホテル/ホステル、サクラハウス

世界中から毎年約110カ国籍のゲストが訪れるという、東京のサクラホテル。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラホテルのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。

サクラホテルとは?
「世界中の人々が出会い、お互いに理解し合う場を作りたい」をモットーに、創業以来、海外からのゲストに東京での滞在先を提供。姉妹会社のサクラハウスでは、中長期滞在の人向けにドミトリー、シェア・ハウス、アパートなども案内している。

ピンチをチャンスに変える「No worries」

今回は、オーストラリアでのワーキング・ホリデーの経験を皆さんにお話したいと思います。

私がワーキング・ホリデー期間を過ごしたメルボルンに着いたのは、夜がまだまだ冷え込む9月のある日の深夜1時過ぎ。タラマリン空港からバスに乗ってサザン・クロス駅に着き、出発前にウェブサイトで予約していたシェア・ハウスのベルを押しました。

「ハウス・マスターから何も聞いてないのでドアを開けることができません」

このひと言に怒りを覚えパニックを起こしましたが、それらが少し治まった時にあるバックパッカーズが私の目に映りました。全財産が1,500ドルしかなかった私が一晩を過ごすには、安い宿が一番良い手段でした。4階のドミトリー・ルームに泊まりましたがWi-Fiはつながらず、滞在を続けるには若干の不安が……。結局、その晩は寝ずにフロントがある1階でWi-Fiを使い、新しい住居を探しました。それでも、24時間フロントにいるスタッフや、さまざま国から来た人びとの温かな雰囲気が、私の不安な気持ちをだいぶ和らげてくれたのを覚えています。

メルボルンでの思い出の仲間たち
メルボルンでの思い出の仲間たち

最初にも触れましたが、所持金が十分ではなかった私は、過去に飲食店で働いていた経験を生かし渡豪3日目でアルバイトを見つけました。和食と韓国料理の飲食店を掛け持ちし2カ月間、頑張って働きましたが「なんでオーストラリアに来たんだっけ。英語の勉強がしたかったのに」と、その頃は悩み始めた時期でもありました。その時にある求人が目に飛び込んできました。場所はなんと、渡豪初日に泊まったあのバックパッカーズ。

早速履歴書を送ってみると、マネージャーが面接に来ないかとすぐ電話をくれました。なぜなら私がメルボルンに到着した日に、そのバックパッカーズでお世話になったことを履歴書に書いたからです。マネージャーが突然辞めてしまったハウスキーパーの代わりを探していたため、タイミング良く採用してもらい、帰国直前までそこで働きました。

そこでの楽しい仕事の経験が忘れられず、日本帰国後の職探しでも自然とユース・ホテルなどを選び、サクラホステル浅草で働くことになりました。

振り返ると、初日のあのトラブルがあってこそ今の私があるような気がしています。私の中ではまさかの大逆転の思い出。何事も心配せず「No worries」と自分に言い聞かせ、諦めずに行動すれば良い結果が待っているかもしれません。

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