サクラホテル/ホステル「無駄なことなど1つもない 」

サクラホテル/ホステル、サクラハウス

世界中から毎年約110カ国籍のゲストが訪れるという、東京のサクラホテル。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラホテルのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。

サクラホテルとは?
「世界中の人々が出会い、お互いに理解し合う場を作りたい」をモットーに、創業以来、海外からのゲストに東京での滞在先を提供。姉妹会社のサクラハウスでは、中長期滞在の人向けにドミトリー、シェア・ハウス、アパートなども案内している。

無駄なことなど1つもない

大学3年生時のイギリス留学がとても有意義で、また新しい海外生活をしたいと思い、オーストラリアに渡ったのは2015年1月22日。メルボルンのタラマリン空港に着いた時に感じた蒸し暑さは、今でも記憶に残っている。

当初の計画は、3カ月間メルボルンに滞在して接客の用語や専門知識を学び、ファーム・ジョブで生活資金とセカンド・ビザを手に入れ、ゴールドコーストで好きなだけサーフィンを楽しむといったものだった。

しかし、新生活が始まってすぐに人生は思い通りに行かないものだと思い知らされる。初めての生活から来る不安から日本人だけのシェア・ハウスを選び、仕事も日本食レストラン、資金も40万円だったため節約の日々。唯一印象に残っているのが2週間通った専門学校。オーストラリア人しかいない環境での授業はかなりつらかったが、修了後の達成感は計り知れなかった。

その後シェア・ハウスのオーナーに紹介してもらったファーム・ジョブでも、臆病風に吹かれ妥協してしまった。結果的に生活資金は全く得られなかったが、そこで得られたものは意外にも“経験”だった。ファームで出会った仲間に触発され絵を描き始め、ダンスを教わり、趣味だったギターをそれまでにないくらい弾き鳴らした。

サーファーズ・パラダイスのシェア・ハウスからの眺め
サーファーズ・パラダイスのシェア・ハウスからの眺め

ある程度の生活資金を手に入れると、最終目的地ゴールドコーストへ向かった。当初はサーフィン以外の計画を立てていなかったため、そこでまた悩み出す。次第に考えるのが馬鹿馬鹿しくなり、新しい事に挑戦していこうと思い立ち、日本人の住んでいないシェア・ハウスに住み、週に4つの仕事をし、サーフィンやナイト・クラブ、パーティーを楽しんだ。週6日働いていたが、たくさんの経験を得られる楽しみからか、不思議とつらくなく、むしろ毎日が充実していた。それは、仕事中でも笑いが絶えない海外独特の職場雰囲気が関係していたと思う。

2年目に新たな刺激が欲しくなり、車で3日掛けてケアンズへ行き、新たな目的が出来たため1カ月の滞在の後に帰国し、今に至る。

“全ての出来事”が今の自分を作り上げていて、無駄だったことは1つも無かったと今は自信を持って言える。これからもサクラホテルでの“挑戦”を楽しんでいくつもりだ。
猪越竜平(サクラホテル池袋)

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る