サクラホテル/ホステル「当たり前が通用しない」

世界中から毎年約110カ国籍のゲストが訪れるという、東京のサクラホテル。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラホテルのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。

サクラホテルとは?
「世界中の人々が出会い、お互いに理解し合う場を作りたい」をモットーに、創業以来、海外からのゲストに東京での滞在先を提供。姉妹会社のサクラハウスでは、中長期滞在の人向けにドミトリー、シェア・ハウス、アパートなども案内している。

当たり前が通用しない

私は約2年前にオーストラリアで留学をし、今でもふとした時にオーストラリアでの生活が恋しくなりますが、何よりも恋しいのは留学中に出会った友達です。

日本人の友達はもちろんですが、留学中は外国人の友達がたくさんできてうれしかった反面、大変なことも多かったです。

まず、日本人だったらこれが当たり前という状況はまれで、外国人の友達とどこかへ出掛けるという時には連絡もなしに大遅刻、急なドタキャンなどは普通でした。

私は語学学校で約2カ月間、同じクラスで過ごした仲良しのフランス人の友達と留学からの帰国前にオーストラリア国内を旅行しました。

留学前の自分だったら相手に直接言えなかったであろうことも、留学中に自分の意見をはっきりと伝えることを覚えた私は、旅行中に気の強い彼女と常に言い合いをし、黙っている時以外は5分に1回は口喧嘩をしました。

学校生活を共にした大好きなクラスメイト
学校生活を共にした大好きなクラスメイト

こうしてぶつかり合いながらもお互いの違いを受け入れ、理解ができるようになってからは楽しいことも倍増しました。その喧嘩するほど仲が良いフランス人の彼女とはお互い帰国した今でも連絡を取っています。住んでいる国は違うけれども、月に1回は必ず電話をしてお互いの近況を報告し合える友達です。海外旅行に行くとなった時にその旅先に友達がいる、または彼らが日本に来た時に自分に会いたいと言ってくれることは、本当にうれしくワクワクするものです。

現在、私はサクラホテルの一員として働いていますが、早いものでもうすぐ働き出して1年が経ちます。

世界中のいろいろな国からお客様が毎日のようにホテルにやって来ます。正直、コミュニケーションを取ることがとても困難だったり、説明しても意図を理解してもらえず困惑することもありますが、どのお客様も数あるホテルの中からサクラホテルを選び、遠くから何時間も掛けて来てくれたという事実には変わりありません。これからも海外のお客様のことを理解しながら、日本の良さをたくさん伝えていけるように日々努力していきたいです。
福田梨乃(サクラホテル池袋)

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