【サクラハウス】チーズ・バーガーと私

世界中から毎年約110カ国籍のゲストが訪れるという、東京のサクラハウス。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラハウスのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。

サクラハウスとは?
1992年の創業以来、海外からのゲストに東京でのマンスリー・アパートやシェアハウス、ドミトリー・タイプの住まいを提供。東京23区を中心に便利な駅近物件を130カ所ほど構え、日本文化・国際的なイベント、ワークショップなども随時実施している。

チーズ・バーガーと私

サクラホテル神保町では、年間100を超える国からゲストをお迎えしています。その中には、もちろんオーストラリアからのゲストもいて、なぜか私はたびたび、「あなた、オーストラリアに行ったことがあるでしょ?」と質問されています。そう、私はかつてオーストラリアに長期滞在をしていました。

私が実際にオーストラリアに住んでいたのは、今から8年ほど前。パースという西海岸最大の都市へ到着したのが最初でした。当時の私はというと英語能力はゼロに等しかったので、当初はいろいろ大変だったことを覚えています。

例えば、初めてチーズ・バーガーを頼んだ時のことです。「日本のチーズ・バーガーと一緒かな?それともやっぱり、こっちの方がサイズは大きいのかな?」と、ワクワクしながら待っていました。そんな私の前に出てきたのは、なぜかチキン・ナゲット――。この瞬間は、さすがに自分の英語力のなさを痛感し、一度帰国しようかとも考えましたが、「帰国するのは、チーズ・バーガーの注文だけでもきちんとできるようになってから!」と思い直し、留まりました。

皆さんも、英語で苦労したことがあると思います。英語って本当に難しいですよね。でも、コンビニやカフェ、スーパーに行っても、ネイティブ・スピーカーだらけという素晴らしい環境に今いるのですから、どんどんチャレンジをし続けてほしいな、と私は思います。最初から英語を話せる人はいないですからね!

まずは、どんどん現地の人に話しかけてみてください。「Hello, How are you?」だけでも必ず言う習慣を身に着けると、次第に話しかけることにも抵抗がなくなるかもしれません。

さて、オーストラリアにまだいた当時の私ですが、入国してから3カ月後に、無事にチーズ・バーガーを注文することに成功しました。あの時のチーズ・バーガーの味は今でも忘れることができません。本当に美味しかった!そこからさらに1年後、私は西海岸で有名な「チキントリート」というお店で働くこととなり、気付けばチーズ・バーガーを販売する立場になっていました。

冒頭の「あなた、オーストラリアに行ったことがあるでしょ?」という、私が言われて嬉しいこのフレーズ。「なんで分かったの?」といつも聞き返すのですが、アクセントや使う単語から分かってしまうそうです。これは自分がオーストラリアという国で、生きた英語を身に着けて帰ってきた証拠なので、とても誇りに思っています。皆さんもぜひいろいろなことにチャレンジしてみてください。何といってもそこはオーストラリア!とっても素晴らしい国で、すべては今、起こっていることなのですから。
文=多田真一(サクラホテル神保町)

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