マレーシア料理、名物ラクサを食べに

それでも するメルボルン

マレーシア料理、名物ラクサを食べに

移民がもたらした食文化を楽しむには、メルボルンは申し分ない街だ。行ったことのない国の料理に舌鼓を打ち、初めて聞くスパイスや食材に出合ったりと、なんだかその国へ行ってきたような気分になれる。しかし、中にはマレーシアの麺料理「ラクサ」のようにエスニック・メニューだったものが、オーストラリアに根付き、市民権を得たメニューもある。独特の香辛料とエビがベースのスープをココナッツ・ミルクで仕上げているカレー・ラーメンのようなもので、ご存知の方が多いはず。私もこの味のファンで、おいしいと聞けば西へ東へと食しに行く。

メルボルンの南にあるサウスフィールド・ショッピング・センター内に初の支店を出店。本店より少々値段は高いが、同じ味を楽しめる
メルボルンの南にあるサウスフィールド・ショッピング・センター内に初の支店を出店。本店より少々値段は高いが、同じ味を楽しめる

「ラクサ・キング」はメルボルンに来る以前から口コミでこの名前を知っていた。引っ越しの荷ほどきもそこそこにして食べに行き、それから何度もリピートしている。メルボルンの北側、ニューマーケット駅から徒歩数分の所にあり、明るくモダンなデザインの店内は広々としていて家族連れやグループも気軽に入れる。ラクサは9種類から選べ10.8~14.5ドルと内容の割にはどれもリーズナブル。定番の「Seafood Curry Laksa」は柔らかいイカ、小ぶりながらも新鮮なホタテ、プリッとした大きなエビ入りで、一口食べれば吟味した素材を使っているのが分かる。そして、ラクサのおいしさの決め手であるスープは、地方ごとに特色はあるものの、魚介だしと旨味が凝縮されたエビ・ペーストを使うことで深いコクが生まれる。この店がオープンしてから18年、「メルボルンのラクサといえばここ」と言われるまでになったのは、このだしとココナッツが生み出すバランスの良いスープのおかげ。更に、細かくしたフライド・オニオンと刻んだミントを仕上げに使うことで、味にアクセントが出て食欲を刺激し、濃厚なココナッツ・スープの後、口に広がるミントの香りがすっきりした後味を残す。ほのかな甘さと辛さのコク旨スープ、麺の食感、新鮮なシーフード、全ての味が見事に調和していて最後の一口まで飽きずに味わえる。

この他にも、「Fried Kuay Teow」(炒麺)や「Mee Goreng」(マレー風焼きそば)などバリエーション豊富な麺料理を楽しめるため、周期的に通いたくなるお店だ。グルメ王国マレーシアの味の魅力を発見しに、ぜひお試しあれ!

■「Laksa King」
6-12 Pin Oak Crescent, Flemington, VIC
営業時間:11:30AM~3PM、5PM~10PM、金・土は10:30PMまで
www.laksaking.com.au

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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