寒い冬には「みそ味」が合う

それでも するメルボルン

寒い冬には「みそ味」が合う

どんよりとした天気が続くメルボルン。暖かな日差しが覗くのもつかの間、またすぐに曇り空が戻って来る。こんな日が続くと、気持ちがほっこりするような、体を温めてくれる食べ物が恋しくなるものだ。

無類の麺好きである私は、カロリーのことを考えなくて良いのであれば「毎日でも麺が食べたい!」と思っている。特に、昔からラーメンには目がなく、底冷えがするような冬場は濃厚な「みそラーメン」を無性に食べたくなる。

ここ数年でメルボルンのラーメン事情は大きく変わった。しっかりとスープを取り、麺にもこだわった、日本で食べるような「ご当地ラーメン」を提供するお店が増えてきたのだ。チャイナタウンの端の辺りにあり、パーラメント駅から程近い「どさん子 メルボルン店」もその1つ。日本人が慣れ親しんだ味を、メルボルンで味わうことができる。昨年4月にオープンしたメルボルン店は、パリ、ロサンゼルスに続く3店舗目だが、他の店舗と違うのは、焼き鳥チェーンの「とり鉄」とコラボレーションした世界初の店舗であること。「1杯楽しみながら焼き鳥と、締めにはラーメン」という「はしご」が同店で完結できる。もちろん、ラーメンだけのオーダーもできるのでご安心を。

北海道産のみそを使い、札幌で食べた味をそのまま再現したという「味噌デラックスラーメン」
北海道産のみそを使い、札幌で食べた味をそのまま再現したという「味噌デラックスラーメン」

「味噌ラーメン」(13.90ドル)は、卵、メンマ、豚肉のそぼろ、チャーシュー、コーンがトッピングされた正統派。まずはスープをそっとすすると、こっくりとしたみそ味が口いっぱいに広がり「ああ、この味だ!」と、懐かしい記憶がよみがえる。絶妙な調合で作られたスープはゆっくりとのどを通り、冷えきった体に優しく染みていく。麺はもちもちとした食感のちぢれ麺で、スープと麺がうまく絡まり、最後まで箸が止まらなくなる。みその濃厚さとコシのある麺でかなりのボリュームだが、更にしっかりと食べたい人には大きなチャーシューが3枚ものった「味噌デラックスラーメン」(16.90ドル)がお薦めだ。

日本人のDNAには「しょうゆやみその味でホッとする」というコードが組み込まれているのだろうか?その安堵感は年を重ねるごとに、強くなってきている気がする。ラーメンを完食した後は、心も体も温かくなり、まんざら寒風に吹かれるのも悪い気がしなくなるから不思議なものだ。

■「DOSANKO TORITETSU MELBOURNE」
87 Little Bourke St., Melbourne VIC
営業時間:11:30AM~2:30PM、5:30PM~10PM(L.O.)
TEL: (03)9650-6660
Web: www.tori-tetsu.com/shop/46p

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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