心が和む、カフェの和食弁当

それでも するメルボルン

心が和む、カフェの和食弁当

サウス・メルボルンには新鮮な食材がそろうマーケットや個性的なカフェが集まる。そこにある噂のジャパニーズ・カフェ「KUU Café + Japanese Kitchen」。オーナーのたつやさんと、すみれさんが2015年6月にオープンして以来、あっという間にこのエリアの人気カフェとなった。

店名は「食う」と「空」が由来で、白と空色を基調にしたこぢんまりとした心地良い空間は、まるで日本にいるかのよう。スタッフのほとんどは日本人で、日本語で会話できるのもその理由の1つだ。

「栄養バランスを考えながら彩り良く、目でも口でも楽しめて、心が満足する料理を出したい」と穏やかに話す、オーナー・シェフのすみれさん。その言葉の通り玄米や野菜を多く使ったメニューは、すみれさんを中心にスタッフが新しいアレンジを加えながら、デザートに至るまで全て手作りしている。更に、カフェでは珍しく平日夜8時まで営業しており、仕事帰りや早めの夕食で立ち寄れるのもうれしい。

「出来立ての弁当を出したいから」と平日朝11時から販売。事前予約か早めの来店がお勧めだ
「出来立ての弁当を出したいから」と平日朝11時から販売。事前予約か早めの来店がお勧めだ

まずは抹茶ラテでひと息。京都宇治産と群馬産の抹茶をブレンドし、ブラウン・シュガーと蜂蜜でほんのりと甘いラテは、苦みが少なくのど越しもまろやか。平日10食限定という「Shikiri Bento Box」($17.5)は、9つの仕切りの中に、日替わりの主食、魚と肉の副菜がそれぞれ3品ずつ並ぶ人気メニュー。この日は、ちらし、シソシャケ、スパムとおにぎり3種類のボリュームだ。そばのすし、オーガニック・チキンを使った唐揚げ、ビートルートとみそで漬けたグリル・サーモン、ガーリック・ポテトサラダなど、少しずついろいろ食べたい人にぴったり。味の良さはもちろん、どの品も丁寧に作られていて、ふたを開けた途端に「わぁ!」と声が出るほど美しい色合いは、それだけで食べる人を楽しませてくれる。

さりげなく飾られた小さなパンジーの花から、季節感や作り手の気持ちが伝わってくる。そんな「優しいお弁当」を私はずっと食べたかった。カフェからロイヤル・ボタニック・ガーデンは車ですぐ。シェフの作るすてきなお弁当を持って、お花見に行くのが楽しみだ。

■「KUU Café + Japanese Kitchen」
190 Park St., South Melbourne VIC
営業時間:月~金7AM~8PM、土日9AM~4PM
TEL: (03)9686-0819
Web: www.kuu.com.au

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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