「ご褒美ランチ」は、とっておきのお店で

それでも するメルボルン

「ご褒美ランチ」は、とっておきのお店で

気付けば、あっという間に12月。半袖姿でBBQをする人びとを横目に「やっぱり、なんだか違う」と、オーストラリアで迎えるクリスマスとお正月に違和感を覚えるのは私だけではないはず。今年が忙しく慌ただしかったとしても、せめて年の瀬くらいはおいしいものを食べながら自分を思い切り褒めてあげても良いと思う。特に「昨日は何を食べたっけ?」と時間に追われる日々を過ごした人は、「ご褒美ランチ」のために遠出をしてみては。

メルボルン市内から約1時間半、モーニントン半島メイン・リッジの丘陵を抜け、フランスの田舎を思わせる可愛らしい一軒家が「Petit Tracteur Bistro」だ。レッド・ヒルの「Ten Minutes by Tractor」の姉妹店で、このワイナリーのワインとビストロ料理が楽しめる。ハーブ・ガーデンに囲まれたエントランスを抜けると、店内には左にワイン・バー、右に大きなガラス窓が印象的なテーブル席が並ぶ。

前菜の「Saumon Gravlaz」。まるでアート作品のような美しい彩りが印象的
前菜の「Saumon Gravlaz」。まるでアート作品のような美しい彩りが印象的

コスト・パフォーマンスが高く、注文する人が多いという「Menu Du Jour」は料理2品とグラス・ワインが付いた65ドルのコース。デザートまで楽しみたい人には3品で80ドルのコースもある。前菜は、牛生肉を薬味と卵黄で味付けしたビストロ料理の定番「Le Steak Tartare」から、ビートルート色に塩漬けされたサーモンの「Saumon Gravlaz」まで、どれも食べてみたいメニューが並ぶ。1品あたりの量が多いのでシェアも可能。

一方、メインはポーク・ベリーやハーブに付け込んだラムなど、どっしりとした肉料理から魚料理まで7品がそろう。今回頂いた「Filet De Saint Pierre」は、皮はパリッと身はふっくらと焼かれたマトウダイをネギのピュレと軽いアーモンドのソースで味わう、シンプルながらも素材の良さと手の込んだソースが際立つ1品。

古風なビストロ料理を季節感ある盛り付けとモダンに仕上げるその技術を確かめに、わざわざ行く価値は十分にある。モーニントン半島で指折りの人気店のため、事前予約をお忘れなく。

皆様、今年も食いしん坊エディターのコラムをご愛読いただきありがとうございました。どうぞすばらしい新年をお迎えください。

■Petit Tracteur Bistro
1208 Mornington Flinders Rd., Main Ridge VIC
営業時間:ランチ月・木~日11AM~(火・水休)、ディナー金~日6PM~(月~木休)
Web: petittracteur.com.au

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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