シェアして楽しみたい、本格派マレーシア料理

それでも するメルボルン

シェアして楽しみたい、本格派マレーシア料理

お正月が明けたと思ったら、もう2月になってしまった。最近は時計が3倍速で進んでいるような気がする(笑)。さて、無類の麵好きである私がいち押しの「Laksa King」について書いたのはちょうど1年前のこと。実は、この店の数軒先にも超人気マレーシア料理店があるのをご存知だろうか。

Laksa Kingで働いていたシェフのトーマスさんが2010年に独立し始めた「Chef Lagenda」は、本場マレーシア料理をリーズナブルな価格で味わえるお店。モダンなインテリアで飾られた店内は、多様な国籍のお客さんでいつも満員だ。

香ばしいおこげが食欲をそそるチャー・クイ・ティオ
香ばしいおこげが食欲をそそるチャー・クイ・ティオ

マレー料理はマレー・中国・インド系が住む国の文化的背景が反映されているので、味のバリエーションが豊富。Chef Lagendaはメニュー数が多く、定番のラクサを始め麺料理だけでも26種類あり、その日の気分や好みの辛さに合わせて好きな麺料理をオーダーできる。中でも一度は味わっておきたいのが「Fried Koay Teow」、お店によっては「Char Kway Teow(チャー・クイ・ティオ)」で知られる麺料理。「Char」は「いためる」、「KwayTeow」は中国の福建省の方言で「米の平麺」を意味する。マレーシアに移住した中国人がもたらした料理が地元に根付き、今ではすっかり国民的料理になった。

煙が出るまで熱した中華鍋に平麺を入れ、野菜やシーフードを加え強火で一気に炒める。少し焦げ目を付けた麺がしょうゆ味のソースと絡まり、スモーキーで独特な風味は一度味わうと病みつきになる人も多い。味の決め手となるサンバル・ソースは、唐辛子、タマネギ、ニンニクを炒めたものに発酵したエビやトマトなどを加えたマレー料理には欠かせないソース。薬味としても使われるが、味も辛さも違うサンバル・ソースを料理によって使い分けるのがシェフの腕の見せどころ。子どもと料理をシェアする時などは、辛さ控えめのリクエストにも快く対応してくれる丁寧なサービスもこの店の魅力だ。

他にも絶妙なスパイス使いと辛さをたっぷり楽しめる「Malaysian Chili Crab」(時価)や「Malaysian Curry Chicken(14.8ドル)」など、本場のマレーシア料理をとことん味わいに何度も足を運びたくなる。大人数で行ってたくさんの種類の料理をわいわい楽しめば、心も胃袋もマレーの魅力に満たされて家路に着けるだろう。

■Chef Lagenda
16 Pin Oak Cres, Flemington, VIC
営業時間:毎日11AM~10PM
Web: www.cheflagenda.com.au

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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