並んでも食べたい!うわさの超人気カフェ/それでも恋するメルボルン

それでも するメルボルン

「並んでも食べたい!」、うわさの超人気カフェ

昨年5月のオープン以来、平日でも朝から閉店まで並ぶ人が絶えないカフェ「Left Field」。週末ともなれば地元住民とは明らかに違う、おしゃれな若者たちが列を成している。決しておしゃれとは言い難い、何てことはない住宅街に突如現れたカフェで一体何が起きているのか?

同店のヘッド・シェフのライアン・ローディング氏を含むオーナー5人は、プラーンの「Tall Timber」やシティーの「Rustica Canteen」も経営する敏腕カフェ・プロデューサー集団。「ロケーションが全て」という神話は昔の話で、たとえどんな立地でも「彼らが建てたら、お客さんが来る」という実力は既に他店でも証明済みだ。

木を多く使ったスカンディナビア・スタイルの店内には、全面に取られた大きな窓からたくさんの光が入って来る。店内外の限られたスペースを十分に使い、混み合った時間帯でもそのゆったりとした空気感が崩れることはない。

週末のランチは約40分待ち。平日は午前11時くらいが狙いめだが、それでも並ぶことも
週末のランチは約40分待ち。平日は午前11時くらいが狙いめだが、それでも並ぶことも

味にうるさいメルボニアンがこぞって並ぶ理由は、抜群のセンスを生かしたその料理にある。ブレックファスト・メニューは15種類と豊富で、午後12時からはラム・ショルダーの煮込みなど、どっしり系のメニューが数品加わる。しかし、メニューは野菜を中心に穀物、豆類をふんだんに使ったものがほとんど。「卵にベーコン」といった従来のブレックファスト・メニューは消え、野菜中心のメニューにシフトしているのがメルボルンのカフェのトレンドで、「健康志向のお客さんが求めているものは何か」とシェフの料理に対する情熱そのままに、1皿1皿が個性的だ。

午前中に売り切れることもある「Spiced Cured Atlantic Salmon Graviax」(18ドル)は塩漬けされた新鮮なサーモン、キヌア、ケール、ズッキーニ、カラント、コーンなど数種類の食材が入ったサラダを、ビートルートやポーチド・エッグと一緒に頂く。サーモンの質の高さ、ボリューム、バランスの取れた味はパーフェクト。カフェごはんをビストロで頂くような料理に昇華させているシェフの実力はお見事と言える。

カーネギーが最寄り駅だが、徒歩だと20分強はかかる不便なロケーションなので、車で行くのがお勧めだ。皆さんのお気に入りの1皿が見つかりますように。

■Left Field
358 Koornang Rd., Carnegie, VIC
営業時間:月~金7AM~4:30PM、土~日7:30~4:30PM
Web: www.leftfieldeatery.com

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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