ハワイ×日本のローフードを出すファストフード店/それでも恋するメルボルン

それでも するメルボルン

ハワイ×日本のローフードを出すファストフード店

オーストラリア統計局の2014/15年の調査報告書によれば、オーストラリア国民の63.4%が太り過ぎ・肥満にあたるそうだ。数値は1995年(56.3%)から右肩上がりで、その状況を反映してか、最近はビーガン、グルテン・フリー、ローフードを出すお店も増えた。この食のトレンドは「UberEATS」などの食事宅配サービスにも波及している。そして、この宅配サービスから人気に火が付き、2月にお店を出したのがハワイアン・ジャパニーズの「Mahalo Poké(マハロ・ポケ)」だ。

マグロ、キュウリ、トマト、チリ、タマネギなどが入った「Mahalo Tuna」($18)は、ハワイのタルタル・ソースと一緒に頂く
マグロ、キュウリ、トマト、チリ、タマネギなどが入った「Mahalo Tuna」($18)は、ハワイのタルタル・ソースと一緒に頂く

リッチモンドのスワン・ストリートに面した、ひと際目を引くベビー・ピンクのキュートな店構え。店内はカウンターを含めても12席ほどで、お客さんのほとんどががテイクアウェイかデリバリーで頼む、いわゆるファストフード店だ。

しかし売られているのはハワイ語で「切り身」を意味する「ポケ(Poke)」を使った料理で、これは魚介類の切り身に、塩、しょうゆ、ハーブなどを合わせたハワイを代表するローフード・メニュー。看板メニューの「Poke Bowls」はケール、玄米、ジャスミン米、そばからベースを選び、6種類から好みの味をチョイスする。日本人が想像する魚介の丼よりも具材が多様で、見た目もカラフルだ。自分で中身を選びたい人には「Build Your Own Bowl」がお薦め。刺身1種類、トッピング4種類、ドレッシング1種類を自由に選べ、何種類でもトッピングを増やすことができる(追加料金あり)。気になる刺身は常時、サーモン、キングフィッシュ、マグロの3種類があり、どれもその日に市場から仕入れている。

この辺りは飲み屋が多いためか、ヘルシーなメニューを出すお店が今まで無かった。そこに目を付けたオーナーのネイサンが、まずお客さんのニーズや反応を試すためにあえて店舗は構えず、「UberEATS」上で「ポケ丼」のデリバリー専門店を始めたのが成り立ちだ。同エリアにあるレストラン「Brotherambo」のオーナーでもある彼が、そのレストランの厨房を使ってせっせとポケ丼を作っていたのだという。

生魚を食べるハワイの食文化と、日本人移民が持ち込んだ食材が見事に融合した料理が、健康志向の人の胃袋をがっちり捕えた。「Sushi」に次いで、ローフードを代表するスタンダード・メニューとなるか、「Poke」から目が離せない。

■Mahalo Poké
住所:77 Swan St., Richmond VIC
営業時間:8AM~10PM
Web: www.facebook.com/mahalopokerichmond

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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