身も心も温か!イタリアおばあちゃんの味/それでも恋するメルボルン

それでも するメルボルン

身も心も温か!イタリアおばあちゃんの味

メルボルンの朝晩の冷え込みと激しい温度差が年々こたえるようになった。おいしい物を食べて滋養を付けるにも、「何を食べたいか」で必ず家族の意見が分かれる。子連れだと食事に行けるレストランは限られるため、大体にして満場一致で決まるのがイタリア料理だ。

土日は午後6時半には満席になることも。早めの時間帯に行くか4人以上は事前予約がお薦め
土日は午後6時半には満席になることも。早めの時間帯に行くか4人以上は事前予約がお薦め

昨年ブライトンに出来た「Cucina and Co」は何度もリピートしている。雰囲気が良く家族連れも多いので、周りに気兼ねなく食事が楽しめる。そして、ここは何を隠そうカールトンにある超人気ピッツェリア「D.O.C Pizza」の姉妹店。ウェーターは皆イタリア人、ドアを開けると「ボンジョルノ!」の声と共に、ピザの香ばしい香りが鼻腔をくすぐる。雰囲気も味も本場イタリアそのものだ。看板メニュー「Pizze」の中でも「Margherita」($17)、生ハムがのった「Parma」($24)は絶品だ。シンプルな素材だけに、それぞれの素材の良さ、ソース、ピザ生地が三位一体となったおいしさが引き出せるかで、そのお店のシェフの腕がはっきりと分かる。自慢のピザ生地(Pizza dough)は香ばしい小麦が香り、ソースがのった部分はジューシーで、端はモチモチとした食感を残している。ややもすると残してしまうピザの端の端まで、しっかりとおいしく頂ける。パスタのメニューは常時7皿ほど。少し太めのパスタをラムとポークをゆっくりと煮込んだラグー・ソースで絡めた「Pappardelle Giuseppina」($29)は、派手さは無いが骨太なイタリア料理を味わうにはピッタリの1皿だ。

「ノンナ(おばあちゃん)が作るような料理を出したい」とシェフが言うように、ここの料理は「胃疲れ」しない。おばあちゃんが作る料理はシンプルで簡単なようだが、実は奥深くて、年を重ねた技術が集結している。調子に乗ってたくさん食べた翌日も、なぜだか胃もたれしないのも不思議だ。イタリアのおばあちゃん料理で今年の冬も何とか乗り切れそうだ。

「ボナペティート!」

■「Cucina and Co」
住所:325 New St., Brighton VIC
営業時間:月〜金5PM〜10PM、土12PM〜3PM・5PM〜10PM、日12PM〜10PM
Tel: (03)9530-5324

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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