食べ納めはやっぱりアジア料理/それでも恋するメルボルン

それでも するメルボルン

食べ納めはやっぱりアジア料理

12月はただでさえ気忙しくなる上に「クリスマスは何を食べようか」「年末はどうしよう」と、年の瀬まで残り少ない日々を、何を食べてやり過ごそうかと悩む。今年最後を飾る店は、アジア食材を巧みに組み合わせるシティーの人気店をご紹介したい。

この店があるフリンダース・レーンはメルボルン屈指のグルメ・ストリート。「キュムラス・インク」「スーパー・ノーマル」「マハ」などの人気店が並び、洋服のセレクト・ショップが出店するなど、ここ数年でぐっとおしゃれな通りになった。クラシックな外観のビルを改装して2011年にオープンした「チンチン」はメルボルンのスタイリッシュなアジアン・レストランの象徴だ。天井が高く明るい店内は、そこにいるだけでなんだか「おしゃれな人たち」の仲間入りをしたような気分にさせてくれる。このレストランを手掛けるルーカス・グループは他にも「ホーカー・ホール」や、最近では和食の「キスユメ」をオープンさせた敏腕レストラン・グループ。インテリアや雰囲気などコンセプトの発想が新しく、味にも力を入れている。

平日の午前11時30分でも既に混み始める人気ぶり(上)、ヒラマサの刺し身(左下)、しそとエビ団子が入った春雨サラダ(右下)
平日の午前11時30分でも既に混み始める人気ぶり(上)、ヒラマサの刺し身(左下)、しそとエビ団子が入った春雨サラダ(右下)

同店のメニュー数は多く、前菜やサラダだけで21種類、自家製のカレーは9種類、その他にもバーベキューや炒め物もある。タイ料理をベースに中華から和食まで幅広い食材を取り入れていて、シイタケやしそなどの名前がメニューに並ぶ。「キング・フィッシュ・サシミ」(25.5ドル)は高級魚ヒラマサの刺し身にライム、チリ、ココナツ・クリーム、タイ・バジルを合わせた斬新な1皿。ヒラマサにココナツ? と思うかもしれないが、これが意外と良く合う。生魚の独特の味をライムとココナツが上手く消し、食感は刺し身だが口の中はエスニックな風味が広がる。刺し身の食べ方もいろいろあって良いのだとアイデアに感心する。その他、「しそとエビ団子が入った春雨サラダ」(28.5ドル)など、たくさんのタイ・ハーブと一緒にさっぱりと味付けされたサラダ類も試しておきたい。1皿の値段は安くはないが、どれもシェアできる量なので、忘年会や新年会など何人かで行きたい店だ。

今年もコラムをご愛読頂きありがとうございました。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

■「Chin Chin」
住所:125 Flinders Lane, Melbourne VIC
営業時間:毎日11AM~11PM、無休
Tel: (03)8663-2000
Web: www.chinchinrestaurant.com.au

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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