抹茶づくしの年初め/それでも恋するメルボルン

それでもするメルボルン

抹茶づくしの年初め

明けましておめでとうございます。皆さんはどのように新年を迎えましたか?

相変わらず、真夏のお正月に不慣れな私が新年早々恋しくなるのは日本の味。新年最初のコラムは年末から続いた暴飲暴食で疲れた胃に優しい抹茶菓子と、香り高い抹茶を買えるオンラインの店をご紹介したい。

まずは、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙な「抹茶ブラウニー」(3.5ドル)は「Kazumi’s Sweets n Treats」の物。オーナーのロタペル和美さんが「フレンチ・パティスリーの技術と和の食材を融合したケーキを」と考案した一品。厳選された抹茶を使ったブラウニーは見た目も鮮やかで、甘さ加減が丁度良い。15個からオーダーできるので、ちょっとした集まりに和のエッセンスが入った「大人の手土産」として持参するのにピッタリだ。

「Cha Haus」の抹茶を使った「抹茶とブラウニー」。モダンなデザインの袋の中には日本伝統の味が詰まっている
「Cha Haus」の抹茶を使った「抹茶とブラウニー」。モダンなデザインの袋の中には日本伝統の味が詰まっている

このお菓子に使われているのがメルボルン発の「Cha Haus」の高級抹茶だ。もっと気軽に抹茶を楽しみたい人には「マイクロ・ロット抹茶」(22.95ドル)をお薦めする。私はお茶に関して素人なので、粉末抹茶と粉末緑茶の何が違うのか、なぜ抹茶は高額なのか、という素朴な疑問があった。そもそも使う茶葉が違い、碾茶(てんちゃ)を粉末にしたのが抹茶、煎茶(せんちゃ)を粉末にしたのが粉末緑茶になる。

碾茶は茶葉に強い日差しが当たらないように特別に栽培されたお茶で、摘み取った後も石臼で粉にするという究極のお茶だ。更に、オーナーのミルズまどかさんは「質の高いオーガニックの抹茶はごく限られている」と話す。商品名の「マイクロ・ロット」とは、小規模生産者から高品質の抹茶を独自のルートで買い付けてくることだ。宇治、西尾、八女、鹿児島、それぞれ各地で袋詰めにされたお茶を空輸でメルボルンまで運ぶのも、このお店のこだわりだ。輸送期間を短くすることで風味が落ちず、開封した瞬間からみずみずしい香りを放つ抹茶が飲める。

ひと手間掛けてお茶を立てるもよし、抹茶ラテ、アイスクリーム、スムージーになど何通りにも楽しむことができる。抹茶はうまみ成分も含んでいるので「抹茶塩」を作って天ぷらやお茶漬けにもいける。高品質だからこそできる使い方は自分次第、ぜひお試しあれ。

■「Cha Haus」オンライン販売
Web: www.chahaus.com
Email: hellochahaus@gmail.com

■「Kazumi’s Sweets n Treats」
オーダー、デリバリーについては要問い合わせ
Web: www.kazumisweetsntreats.com
Email: k.sweetreats@gmail.com


泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターがつづる、メルボルンのライフスタイル、おいしいもの情報。(文=大木和香)

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