波多野 愛さん 宝物:著作の詩集

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波多野 愛さん
宝物:著作の詩集



 愛さんの宝ものは、自身が詩作し、たくさんの想いが詰まっているというこの詩集「ノスタルジア」。
 大学時代にひどいうつ状態を経験し、その時、自分はすごく不幸だと思っていたという彼女。しかし、いろいろな面で“どん底”を経験しているうちに人生観が変わり始めた。「生きていく希望が見つけられず落ち込んでいても、それでも生きている。その上、ご飯は食べられるし、家族や友達がそばにいてくれたりする。これは何てありがたいんだろうって思ったんです」。
 その瞬間、それまで欲しかった名声や学歴も特に欲しいとは思わなくなった。そして今までにない「希望」を感じるようになった。「大変なことがなくなったわけでは決してないけれど、それでもふと心の底から深い安定した気持ちを感じることができるようになった」と言う。
 そのころ乗船した、長期船舶旅行をするピースボートで、英語の授業の一環として詩に触れたのがきっかけとなり詩作を始めた。それまでは特に詩作に興味を持っていたわけではないという。
 愛さんが書き留め始めた詩は、日常でふっと感じる“心からの幸せ、時間が止まったかのような瞬間”を言葉にしたものばかり。そして文芸社からの出版に至り、多くの人の支えがあって初めて1冊の本になった、その時の大きな喜びは計り知れないものだったそう。その後も、2度にわたり海外留学をするなど想像以上にいろんな経験をしていると実感している。
「何も望まなくなってからの方が、いろんなことを経験していることが不思議」。今回、来豪したきっかけは、足を痛めて仕事を辞めざるを得なくなり、軽い気持ちで来ただけだというが、思いもしない経験や、多くの人たちとの素晴らしい出会いに感謝の気持ちでいっぱいだという。
「でも、どんなにスペシャルないいことがあっても“平凡な毎日を、大切に生きるだけ”という姿勢を変えたくないですね」。笑顔で語ってくれた愛さんはこれからも、そんな平凡だけど幸せな毎日を言葉に綴っていくのだろう。
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