妙中 啓二さん

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ちょっと見せて ! あなただけの宝モノ

妙中 啓二さん
宝物:バイオリン



 妙中さんは、現在ノース・シドニーの自宅でマッサージ・セラピーを受けられる「Healing Hands」(Tel:0421-962-673)を開業し、マッサージ・セラピストとして働いている。今回披露してくれた宝物のバイオリンは、大学時代に先輩から安く譲り受けたものだ。毎日忙しく働きながらも、趣味のバイオリンの時間は大切にしいる。
「バイオリンは長い間人々に愛され続けてきました。絶えず変化する時代の中で、“変わらない”モノを大切にしたいんです。そういうものと接すると、心が洗われるし、癒されるから」。
 実は妙中さんは、臨床心理士の資格を持ち、日本にいるころは家庭裁判所の調査官をしていた。10年勤めた仕事を辞め、2001年12月に渡豪したのだが、その理由を聞いてみると、「働き過ぎて心身ともに疲れていたので、全く違う環境に身を置いてみようと海外渡航を決めました。当時日本は冬だったけれど、暖かいオーストラリアに行けば気持ちも元気になるかな、と」。
 渡豪後、シェア・メイトがたまたま西洋の自然療法であるナチュラル・セラピーの勉強をしており、妙中さんはその1つ、マッサージ・セラピーを受けてみた。
「衝撃的でした。自分も以前は心のケアをする立場。深い話をするので自分自身の心が重く感じることも多かったのに、これはただマッサージを受けているだけで気分が晴れるんですから」。その体験の後、自分も勉強しようと学校に通い、マッサージ・セラピストの資格を取って独立まで果たした妙中さん。クライアントと接する忙しい毎日ながらも、バイオリンのほかに、最近バレエも習い始めた。さらに写真集を自費出版し、なんとその1冊はローマ法王の手元にあるそうだ。
「バイオリンやバレエなど、クラシカルなものは好きだし、癒しの効果があると思います。日本で仕事をしている時は本当に働くばかりでしたが、今は趣味の大切さを痛感しています。あの時とは気分が全く違いますね」。
 そう語る妙中さんのバイオリンの音は優しく響く。

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