市村夕加里さん 宝物:PRADAの財布 ほか

市村夕加里さん市村夕加里さん
宝物:PRADAの財布

 約11年前、夕加里さんの中学卒業のお祝いに、両親がサイパン旅行をプレゼントしてくれた。その時に、父親が「受験頑張ったからな。ブランドものは丈夫だから長く使えるよ。父ちゃん買ってやる」と言って買ってくれたのがこの『PRADA』の財布。
「初めて持つブランドものでした。すごく嬉しくて、それから肌身離さず持っています」
 受験が終わり、これから高校生になるということと、高価な財布を持てたことに少しだけ大人になった気がして、嬉しかったという。それから、今日まで大切に使い続けている。しかし以前に、たった1度だけこの財布を紛失したことがある。
「ノース・ヘッドに出かけた時でした。マンリーにあるコールスで水を買ってから出かけたんです。往復2時間のウォーキングだったんですけど、悲しいことにマンリーに戻ってから、財布をなくしたことに気が付いたんです。現金やカードが入っていたのはもちろんですけど、何より、この財布自体をなくしたことが本当にショックでした」
 その後夕加里さんは、ノース・ヘッドで財布をなくしたと思い、日も落ちかけたころ1人でノース・ヘッドに戻ったが、見つからなかったという。半泣きになりながら、再度マンリーへ。見つかるわけがないと思いつつも、コールスへ聞きに行った。
「そしたら店員さんが『預かってるよ』って満面の笑みで言ったんです ! 信じられないと同時に、嬉しさのあまりその場でめちゃくちゃ泣いちゃいました。店員さんも『良かったね』って言ってくれて本当に嬉しかったです」
 再び手元に戻ってきた財布。この一件以来、絶対になくさないように買い物の際にはいつも確認しているという。
 もうすぐ日本へ帰国する夕加里さん。11年も大切に使ってきた財布だからという理由のほかに、「日本にいる彼からもらったお守りと写真が入っているからすごく大切なんです」と聞かせてくれた。


ジョシュア・デービッドさんジョシュア・デービッドさん
宝物:CDプレーヤー

「このCDプレーヤーがなかったら、ブレーク・ダンスができないよ ! 」
 子どものころ、友達の従兄弟に教えてもらったことがきっかけで、以来6年間も続けているブレーク・ダンス。今でも週に2回は練習するというジョシュアさん。
 「ブレーク・ダンスは激しい動きが多いから、両親は反対してたんだ。でも僕が夢中になってる姿を見てこのCDプレーヤーを買ってくれたんだ。嬉しかったよ。だからダンスをする時は、いつでもどこでも必ず持っていくよ」
 練習場所はさまざま。自分の家だったり、ユース・センターだったり。音をガンガンにかけて踊る時が最高に楽しいと言う。ヒップホップやラップ、ファンクといろいろなジャンルの曲に合わせて踊ることができるブレーク・ダンス。踊り方は人によってバラバラで、体操のような動きもあれば、曲芸舞踊や武術のような踊り方もある。
 「僕が、ダンスを好きな理由は2つあるんだ。1つは、踊ることで自分の感情を表現できること。僕にとってはとても大切なことなんだ。だから自由に身体を動かすことで、すごくいい気分になるんだよ。もう1つは、ダンスを通して友達ができること。これは、ダンスをやっている人ならきっと分かると思うんだけど、一緒に練習したり、教え合ったりすることで本当に仲良くなれるんだ。そうそう、1年間、日本に留学したことがあるんだけど、その時もダンスのサークルで友達ができたよ。でも日本のブレーク・ダンスのスタイルは本当にすごかったよ。皆とっても上手いからね、びっくりしたよ」
 今ではすっかり兄弟のような友人たちと、毎日楽しく練習している。ダンスを始めたことでかけがえのない友情が芽生え、嬉しいことも悲しいことも全部分かち合えるという。
 「僕がダンスをすることを許してくれた両親には、とても感謝しているよ。でも、子どものころ、僕は少し太り気味だったんだ。だからきっと、いい運動になるかもって思ったのかな(笑)」


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