その7 日本滞在観察記

タコ社長の英語習得悪戦身に付かず

タコ社長の英語習得悪戦身に付かず
その7
日本滞在観察記


 何しろ怖いのだ。ワイン1本空けて帰ってきた時の、オランダ系連れ合いの対応の話ではない。
 怖いのは、日本の街中や電車で出会う人たちの形相のことだ。現在処女作出版に際して日本にいるのだが、私は怖い形相の方々の多いこの国を「への字立憲君主国」と勝手に呼んでいる。先日早朝ウォーキングをしていた時、旦那さんとおぼしき方を助手席に乗せ車を運転している女性を見かけた。2人とも見事にへの字で思わず吹き出してしまった。
 とは言いつつ今回の帰国ではへの字の方が前回よりもだいぶ減っているように思える。では笑顔が増えているだろうかと観察すると、さにあらず。マスクの人が多いのだ。そう、日本は今真冬。季節限定で「マスク立憲君主国」に様変わりした。
 3人に1人は「痔主」がいると言われるこの国で、5人に1人がマスクをしている。じゃマスクをしている人の中で痔の人の確率はなどと考える余裕を与えてくれない不思議な国ニッポンだ。マスクをして帽子をかぶっている人なんか見ると、帽子とマスクがママチャリを漕いでいるようにさえ見える。この大不況の中でマスク業界だけは安定のようだ。
 メルボルンで我が家の右隣に住んでいるバリーさんからメールが来た。私が日本で出版した本「つれあいはオランダ系オージー」を読むブック・クラブをスタートすると言う。月に1回近所の人が集まる中で私が本を英訳して話すのだそうだ。誤訳・意訳がないかどうか、後でそれなりのところにチェックを依頼すると言う。連れ合いと隣近所で既に話し合いが行われているらしい。これは大変だ。本を徹底的に読み直し連れ合いや隣組に対するコメントを総チェックしないといけない。
 思わず顔がへの字になってしまった。通常自分へのお土産は買わないのだが今回は特大のマスクを買って帰ろう。ということで今月もKeep smiling !


タコ社長プロフィル
1952年 世田谷の貧しい警察官住宅で出生
1964年 練馬区健康優良児予選落ち。体力より知力で及ばず
1985年6月 移住目指してオーストラリア入り。ダーウィンでトップレスの女性と浜で立ち話をして感激
1987年 日本語教師としてオーストラリアで初めての仕事に就く
1990年 オランダ系の連れ合いと入魂になり、すったもんだの日々が始まる
1996年 メルボルンの258 Little Bourke St.,に、某MTSC留学センターを立ち上げる
タコ社長ブログ:plaza.rakuten.co.jp/takoshacho

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