第12回 高橋洋平さん

がんばるワーホリ・メーカーに直撃インタビュー
前向きっ!ワーホリング
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オーストラリアでがんばるワーキング・ホリデー・メーカーにインタビューし、ワーホリの魅力やナマの姿を伝えるこのコーナー、第12回は、チャリティー活動をしながら、なんと自転車で大陸を横断中の高橋洋平さんをシドニーでキャッチ !
第12回 高橋洋平さん(21歳) ワーホリ8カ月目 自転車で大陸横断中

今ここで、自分にしかできないことをしたい



いろんなことにチャレンジしてみよう
 漠然とした海外への憧れを胸に来豪した洋平さんは、今、オーストラリアのドラッグに依存する若者やホームレスの人々の役に立ちたいと、チャリティーを目的に自転車で大陸を横断している。
 大学2年の時に1人で旅行したタイで「外国の人としゃべるっておもしろいし、英語を話せるのはすごい」と思ったのが1つのきっかけとなり、3年生だった昨年の秋に休学、来豪を決意する。
 日本でも、ヒッチハイクで名古屋から屋久島まで行ったり、政治家の下で働く議員インターンシップを経験したりと、充実した日々を送っていた。が、もっと、今しかできないこと、ほかの誰にもできない経験がしたいという思いが日に日に増していった。
「でも元々のきっかけは、すごく好きだった彼女にフラれたことかも。先を思い描いていた時にフラれて“これから先何していけばいいんだろう”って。で、いろんなことにチャレンジしてみようと思って」。
 やると決めたら行動あるのみという洋平さんは、ビザの申請などすべて自分で行いブリスベンへ。まず英語をマスターするために、2カ月間語学学校に通う。そこから何が洋平さんを「自転車でチャリティー横断」へと駆り立てたのだろうか。
「シェアメイトのアイデアですね。最初、スポンサーを付けてオーストラリアを自転車で走ってみたらどうかって――」。
 話が盛り上がり、目的を持って走った方がいいと考えた時、洋平さんの頭に浮かんだのはオーストラリアに来て初めて見た光景――ドラッグが簡単に手に入る現状や街角に座り込むホームレスの存在だった。自分がいかに恵まれていたかを痛感し、優しく迎えてくれたオーストラリアに何か返せるものはないかと考えたという。
「日本にいた時は、こっちに来てすぐのころも、(チャリティーで走るという)発想はなかった。だからシェアメイトたちのおかげです。それと、英語を話せることもすごいけど、結局その人間の中身がなければ楽しい会話にならない。勉強は日本でもできるけど、ベスト・フレンドを作ったり、いろんなことを経験するのは、今、ここでしかできないって思ったんです」。 
いざ、自転車で大陸横断 !
 最初に自転車で走るというヒントをくれた友人の名を付けた“ニック号”とともに4月2日、ブリスベンを出発。人生で初めての自転車の旅は、途中、NSW州のバイロン・ベイの辺りで豪雨に見舞われるなど、決して平坦ではなかった。だが、今ここで自分にしかできないことをしているということと、誰かのために走っているという思いが、ペダルをこぐ力に変わった。また単純に、自転車で走ることが予想より楽しいのだという。
 朝4時30分ころに目覚め、朝食を摂って6時30分ごろにはその日の目的地へ向け出発。明るいうちにキャラバン・パークで寝床を確保し、夜8時ごろには就寝する。「自然と一体となってシンプルに生活するって、ラクというか、楽しい。テントから見上げる夜空もすごくいいですよ」。
 旅では楽しい出会いもある。初めてキャラバン・パークに泊まった日、購入した際にアウトドア・ショップで聞いただけのテントの組み立てに苦戦していた時、教えてくれた人が次の日の朝食までごちそうしてくれた。
チャリティー活動とこれから
 オーストラリア最大級の募金活動団体ミッション・オーストラリアにも自ら企画を持ち込み、バックアップを得て、ブリスベンからパースまでの約7,000キロで7,000ドルを合言葉に募金を募っている。
 帰国後の予定はまず、わがままを許してくれた親との約束でもあるTOIECで高得点を取ることだが、「人として当たり前のことがこっちでできるようになった。将来は分からないけど、ボランティアや自転車の旅は続けたいし、企業を巻き込んだチャリティー活動など、やってみたいことはたくさんあります」と力強く語ってくれた。
 どんな方法でも人の役に立つことができるとオーストラリアで学んだ今、目的地までの地図を片手に、できることを懸命にやるだけだ。
 インタビューから2日後の朝に、シドニーを出発した洋平さんは、予定通りメルボルンを経て、5月20日現在タスマニアに滞在中。アデレードなどを通過し7月までにパース到着を目指し今も走り続けている。募金は洋平さんのブログからできる。
高橋洋平さんのブログ
www.everydayhero.com.au/yohei_takahashi

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