カルチャー・アイ「SMASH! 2017」

CULTURE EYE カルチャー・アイ

もっと知りたいオーストラリアの歴史や楽しみ方を、気になるイベントや、この国にまつわる文化作品を通してご紹介。毎日見る景色とは違った視点から、今まで知らなかったオーストラリアの魅力や奥深さに出合えるかも。

(取材・文=石井ゆり子、写真=Richard Luan)

今回のピックアップ▶▶▶ SMASH! 2017

毎年恒例となった日本のポップ・カルチャーを大々的にフィーチャーした祭典「SMASH!」が、8月19日、20日にシドニー郊外のローズヒルで開催された。同イベントはシドニーのジャパンファウンデーションなどの協賛の下、アニメや漫画以外にも映画、ゲーム、アプリ、ボーカロイドなどを軸に、そのキャラクター、ストーリー、ファッション、音楽などを多角的に楽しめる行事としてファンを増やしてきた。

今年のプログラムも充実したラインアップで、アニメ・キャラクターのコスプレ・コンペティションや、アニメ・ソングのカラオケ大会、ライブ・パフォーマンスを始め、多彩なゲスト陣のステージなど、終日盛り上がりを見せた。メイン・ステージでは、人気声優の伊藤静さん(『美少女戦士セーラームーンCrystal III』愛野美奈子/セーラー・ヴィーナス役など)や阪口大助さん(『銀魂』志村新八役など)のQ&Aトークやアフレコ実演が行われ、多くの観客を魅了した。トークは通訳を介して行われたが、日本語を理解する人の多さを実感できるほどの会場の反応に、日本のポップ・カルチャーの存在意義について改めて考えさせられた。日本のアニメや漫画に興味を持ち、日本語を学んだという参加者もたくさんいたようだ。

トーク・ショーを行った人気声優の伊藤静さん
トーク・ショーを行った人気声優の伊藤静さん

また、広い会場内にはコスプレや日本のゴスロリ・ファッションなどの衣装の専門店やゲーム・ソフトなどの物販ブース、イラストやプラモデルの展示や販売、メイド・カフェ、「痛車(いた)」と呼ばれるアニメ・キャラクターのペイントを施した車の展示、自由に参加できるクラフトや落書きのコーナーが設けられるなど、子どもから大人まで楽しめる内容となっていた。

この祭典に、より一層彩りを添えているのが、キャラクターのコスチュームをまとったコスプレーヤーたちの姿。ヘア・メイクから衣装の細部に至るまで、そのクオリティーの高さには目を見張るものがある。『セーラームーン』『ドラゴンボール』『犬夜叉』『ワンピース』などの日本の定番アニメ・漫画キャラクターからジブリやディズニー作品まで、実にさまざまなコスプレ姿の参加者が、買い物やショー、食事や談笑を楽しみ思い思いの時間を過ごす。彼らの存在はSMASH! のカラーを決定付ける要素の1つと言えるだろう。私服の参加者よりもコスプレーヤーの数の方が圧倒的に多いのではないかと思うほど、色とりどりのコスチュームに身を包む人びとでにぎわう華やかなイベント会場は、まさに日本のポップ・カルチャーそのものの世界に作り上げられていた。

屋外に設けられた痛車の展示スペース
屋外に設けられた痛車の展示スペース
物販ブースで出店する販売員のファッションも見どころの1つ
物販ブースで出店する販売員のファッションも見どころの1つ
手頃な物から数百ドルに及ぶ物まで取り扱う店が並ぶ
手頃な物から数百ドルに及ぶ物まで取り扱う店が並ぶ
ミニ・ステージで行われたライブ・パフォーマンス
ミニ・ステージで行われたライブ・パフォーマンス
終日たくさんの人でにぎわう会場内
終日たくさんの人でにぎわう会場内
プラモデルやフィギュアの店も数多く出店
プラモデルやフィギュアの店も数多く出店

カメラを向けると快くポーズを取ってくれた、人気キャラクターのコスチュームに身を包んだ参加者たち。

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