編集部イチ押し! 7月の新作映画をチェック

映画通の日豪プレス・シネマ隊長(今回はお休み)と編集部員たちによる、新作レビューやあらすじ紹介。レーティング(オーストラリア政府が定めた年齢制限)はG、PG、M、MA15+、R18+、X18+があり、X18+に向かうほど過激な内容に。CTC(Check The Classfication)は未審査作品。

待つ女たち
THE WAIT
ドラマ/M 6月30日公開予定 期待度★★★★★

「待ち続ける」という悲しみを、ピエロ・メッシーナ監督が詩的な映像と演出で緻密に描くイタリア映画。ある日、絵画のように美しいシチリアの村でひっそりと暮らすアンナの元に、見知らぬ年若い来客・ジャンヌがパリから訪れる。ジャンヌは自分の恋人でアンナの息子であるジュゼッペとバカンスを過ごす予定だったが、一向に現れない彼を待つ数日間、2人は静かに心を通わせていく。アンナはジャンヌに「息子は復活祭に帰ってくるだろう」と言い、やがて復活祭の夜がやって来る……。『ショコラ』などでの名演でおなじみのジュリエット・ビノシュが、美しくも凍りついたように無表情のアンナの感情の奥行きを演じる。ジャンヌ役は存在感抜群の若手ホープ、ルー・ド・ラージュ。


ターザン:REBORN
THE LEGEND OF TARZAN
アクション・アドベンチャー/CTC 7月7日公開予定 期待度★★★

編集部員がお薦め!

『トゥルー・ブラッド』のアレキサンダー・スカルスガルド主演で贈る実写版『ターザン』。ゴリラの群れに両親を殺され、彼らに育てられた元英国貴族のターザンは、コンゴのジャングルを離れジョン・クレイトン3世としてロンドンで妻ジェーン(マーゴット・ロビー)と文明的な生活を送っていたが、政府の命で再び戻ったコンゴでは「罠」が彼を待ち受けていた。2万人の敵と戦い、走り、吠え、もちろんツタでジャングルを飛び回るアクション・シーンも満載で、この役のために鍛えぬいたというターザンの屈強な肉体美も惜しみなく披露される。野性のイメージだけではない壮大なスペクタクルや、悪役などで脇を固める名優たちにも期待が高まる。監督はデイビッド・イエーツ。


BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント
THE BFG
ファンタジー・アドベンチャー/CTC 6月30日公開予定 期待度★★★★

スピルバーグ監督と『E.T. 』脚本家のタッグで実現した、感動のディズニー映画。児童養護施設で暮らす好奇心旺盛な10歳の少女ソフィーは、深夜3時のロンドンの街に現れる巨人の存在に気付く。窓から入ってきた巨大な手がソフィーを「巨人の国」へと運び、「なぜ私を連れて来たの?」「君は孤独な心を持っているから」と、1人ぼっちだった2人の奇妙で美しい心の交流と冒険が始まる。毎夜、子どもたちに夢を届ける心優しい巨人役のイギリス演劇界の至宝マーク・ライランスによる味わい深い演技も見どころで、制作陣はこれまでもスピルバーグ作品を支えてきたドリーム・チームが集結。原作は児童文学なのでもちろんキッズにもお薦めだが、大人もディズニーの魔法で童心に帰れそう。


ゴーストバスターズ
GHOSTBUSTERS
ファンタジー・SF・コメディー/CTC 7月14日公開予定 期待度★★★

80年代の大ヒット作『ゴーストバスターズ』のシリーズ3作目、となる予定だったが、オリジナル版のメイン・キャストの1人ハロルド・ライミスの死去により、主人公を女性に変えた新生ゴーストバスターズに。メリッサ・マッカーシーやクリステン・ウィグら4人の実力派コメディエンヌが演じる中年女性による幽霊退治請負人の姿は、自身の名誉と正義のために戦っていながら、どこか「イケてない」感じもオリジナル版そのままでシュール&ユーモラスに笑いを誘う。オリジナルの監督や俳優が今作では制作として参加しており、再びコミカルでテンポの良いストーリー展開が楽しめそう。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガニー・ウィバーら前2作のキャストのカメオ出演も。

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