ザ・ボックス 他

シネマ・チェック     ★=20点 ☆=10点
ザ・ボックス
The Box/M
『ドニー・ダーコ』の監督 リチャード・ケリーの新作
不思議な箱を贈られた家族は…
公開中 ★★☆(YS)

ザ・ボックス

 2001年の話題作『ドニー・ダーコ』。かなり複雑&不思議な映画で、若い人を中心にカルト的人気を得、主演のジェイク・ギレンホールが一躍有名になった作品だ。その『ドニー・ダーコ』の監督、リチャード・ケリーの新作が、今回紹介する『ザ・ボックス』。
 ストーリーは、ある家庭に1つの箱が届くところから。そして顔が半分崩れた謎の男が現れ、その箱に入っているボタンの付いた木箱について説明を始める。「24時間以内にこのボタンを押すと、あなたたちに100万ドルが支払われます。しかし、それと同時に、あなたたちには全く関係のない誰かが死ぬことになる」と…。
 謎の多いサスペンス・ホラーで、『ドニー・ダーコ』の雰囲気が漂う作品になっているが、全く内容にノレなかった。もともと、顔が半分崩れた不気味な男の言うことを真面目に聞き入ってしまう時点でダメ。いくら現金を見せられても「どっきりカメラ」か、変な冗談にしか取れないはずで、普通だったら相手にすること自体がおかしいし、箱が届くと同時にお金に困る状態に夫婦そろって追い込まれるのも、なんだかコメディーでも見ているみたいな展開だ。
 原作は、『地球最後の男』などで知られるリチャード・マシスンの短編小説だそうで、短編から2時間近くの映画にするのには無理があったような気がする。主演のキャメロン・ディアスも終始、暗い表情。彼女って、意外と冷たそうな表情も得意なので、こういったホラーだったら、怯えてるより殺人鬼の方が似合ってるかも ? でも多くの人は、彼女には、やはりラブコメなどの明るいキャラを期待しているはず。変な箱を受け取ったらケラケラ笑いながら「何コレ ? 」って言ってゴミ箱に捨てちゃうような。
 それに、ずっと気になったのが謎の男。顔が半分崩れていて、頬の肉もなく歯が見えている。いったい、お茶とか飲んだらどうなるんだろう ? ほっぺたから出てきちゃうんじゃない ? って、「箱の謎」なんかより、そっちの方がよっぽど気になってしまった…。

ジュリー&ジュリア

ケース 39
Case 39/MA
11月5日公開予定 ★★☆(MH)

ケース 39

 レネー・ゼルウィガー主演のホラー映画。両親から虐待を受けている女の子をソーシャル・ワーカーが助け出す。そして、その子を養女にして一緒に暮らすことになるが…。全く怖くなく、後半、謎が解けてからアクション映画になるところなんか、まさに王道のホラー映画のパターン。ある意味、安心して見られるかも ?


ジェノバ
Genova/M
11月5日公開予定 ★★★(TK)

ジェノバ

 母親が事故で亡くなり、残された父親と娘2人は、アメリカからイタリア・ジェノバへと引っ越してくる。そこで新しい3人の生活が始まる。前作『マイティ・ハート/愛と絆』とは打って変わって、ジェノバを舞台にひと夏の家族のドラマを丁寧に描いたマイケル・ウィンターボトム監督。淡々とした描写から、悲しみが滲み出てくるよう。


キャピタリズム マネーは踊る
Capitalism : A Love Story/TBA
11月5日公開予定 ★★★★(CY)

キャピタリズム マネーは踊る

『ボウリング・フォー・コロンバイン』、『華氏911』と話題作を放ち続けるマイケル・ムーア監督の最新ドキュメンタリー。去年から始まった世界的な大不況で相次ぐ倒産、失業者の大量発生の中、投資会社や保険会社は大儲け。一握りの人だけを潤す社会のカラクリにメスを入れた意欲作。暴き出されたカネに欲深い面々の姿に考えさせられる。


きみがぼくを見つけた日
The Time Traveler’s Wife/M
11月5日公開予定 ★★★☆(CY)

きみがぼくを見つけた日

 自分の意志に関係なくランダムに時間軸を移動してしまうタイムトラベラーと、そんな彼を愛してしまったヒロイン。ふたりの切ない運命の行方をロマンティックに綴ったラブストーリー。とにかくヒロインのレイチェル・マクアダムスが愛らしいのひと言。一途な愛を貫き通す女性に扮した彼女の演技に、胸がキュンとなる作品だ。

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