パラノーマル・アクティビティー、他

シネマ・チェック     ★=20点 ☆=10点

パラノーマル・アクティビティー   Paranormal Activity /M

全米で社会現象となった 低予算・短期間で製作されたホラー
スピルバーグも太鼓判
12月3日公開予定★★★(YS)

パラノーマル・アクティビティー

全米で超話題となっているホラー映画。車1台が買えるかどうかの約150万円という低予算で製作され、レイトショー限定、しかもたった12館で公開をスタート。しかし、口コミでその怖さが広がり、公開規模を拡大し、5週目で全米映画興行収入ランキング1位をゲット。さらに大手のパラマウントがリメイク化権を獲得するが、映画を観たスティーブン・スピルバーグが「オリジナルを超えることはできない」と、リメイク化を中止するとアナウンス…などなど大きな話題となり、その撮影スタイルから“ブレア・ウィッチ再び”と呼ばれている。
 しかし、その『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と比べても半分以下の低予算。友達のホーム・ムービーをスクリーンで見ているようなレベルだ。しかし、このホーム・ムービー風っていうのがミソで、そこからうまく恐怖を演出している。
 主人公は、サンディエゴ郊外に住む、デートレーダーのミカと大学生のケイティのカップル。彼らは夜な夜な起こる怪奇現象に悩まされていた。そこでミカがベッド・ルームにビデオ・カメラを設置し、彼らが寝ている間に何が起こっているのかを撮影しようと試みるが…。

パラノーマル・アクティビティー

 ストーリー的には特に新鮮味はないのだが、怪奇現象が家に取り憑く悪霊ではないところや、特撮に頼らない恐怖シーンなど、お金より頭を使った内容で、逆に低予算のチープさが良い方向に向かっている。全米のランキング1位獲得というとお金を湯水のように使った大作が多いのだが、そこにたった約150万円で作った映画が躍り出るのは痛快。お金を使わなくても、有名俳優をキャスティングしなくても、アイデア次第で全米1位ゲットが夢ではないことを証明した1本。
 ただホラー好きの自分から言わせてもらえば世間の評判は「ちょっと過大評価」。やはり前半はカメラの手ぶれで酔いそうになるし、正直そこまで怖いとは思わなかった。
 ずっと言いたかったのは「ドア閉めて寝ろよ!」。

2012     2012 /M
2012

公開中★★★★(CY)
 世界が2012年に終わるという黙示録的予言を描いたハリウッド的災害映画の集大成。地球滅亡を前に、各国政府は脱出のための宇宙船を製造。その事実を人々は知らない——。CGによる世界終焉の光景をアドレナリン放出で観ながら、人間のエンターテイメントへの底知れぬ欲望を痛感。こんな作品ができた今、映画の将来は?そんな余計な心配をしてしまった。

インフォーマント!   The Informant /G
ンフォーマント

12月3日公開予定★★★(MH)
 企業告発をテーマにした映画『エリン・ブロコビッチ』の監督、スティーヴン・ソダーバーグ監督が、またしても実話を基に、FBIへ自分の会社の不正を内部告発した会社員を描く。今回は、コメディー色が強く、マット・デイモンが15キロも体重を増やし、嘘つきだがどこか憎めない主人公を好演。日本の有名な企業も実名で登場し、その接待シーンも。

くもりときどきミートボール   Cloudy With A Chance of Meatballs /G
くもりときどきミートボール

公開中 ★★☆(TK)
 ベストセラーの絵本を3Dで映画化。風変わりな発明ばかりしているフリントが、水を好きな食べものに変えるマシンを発明し、ちょっとした事故から空からいろいろな食べ物が降ってくるようになるが…。空からアイスクリームが降ってきたりと子どもが大喜びしそうなアニメーション。でもここは日本から「もったいないお化け」にぜひ登場してほしかった!

かいじゅうたちのいるところ   Where The Wild Things Are /PG
かいじゅうたちのいるところ

12月3日公開予定 ★★★★☆(CY)
 原作の絵本に親しんでいたので、映画化の話を聞いた時から楽しみにしていた。子ども心にはちょっとダークな夜の暗闇を怪獣たちの世界として描いた絵本の世界は、スパイク・ジョーンズ監督の手でビジュアル豊かな冒険映画に昇華されていた。センスが光る怪獣たちが最高にキュート。子どものころ、どんなことを考えていたのか思い出させてくれる。

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