光、音楽、アイデアによる祭典 ビビッド・シドニー2019

毎年、冬の到来と共に行われる光・音楽・アイデアをコンセプトとした一大イベント「VIVID SYDNEY(ビビッド・シドニー)」。今年は5月24日~6月15日の23日間開催され、国内外からのアーティスト、パフォーマー、ミュージシャンによるインスタレーションやライブ・ステージなどのプログラムがシドニーを埋め尽くす。本特集では、厳選の11プログラムを紹介する。

ビビッド・シドニーってどんなイベント?

光と音楽とアイデアの祭典である「ビビッド・シドニー」は昨年10周年を迎え、より一層の盛り上がりを見せ、国内外から230万人以上の来場者が訪れた世界最大規模のイベントだ。同祭典では、シドニーのアイコンであるオペラ・ハウスやハーバー・ブリッジ、サーキュラ・キーなどのシドニー市内中心部を始めとし、シドニー北郊チャッツウッドやタロンガ動物園などさまざまな場所で催しが行われる。

同祭典は、ライティング・アートで街を華やかに彩る「VIVD LIGHT(ビビッド・ライト)」、最先端を行くミュージシャンたちを間近で感じる「VIVID MUSIC(ビビッド・ミュージック)」、そして技術・デザイン・エンターテインメント・文化などの各分野にわたる研究者やアーティストたちによる創造的・革新的なアイデアに触れられる「VIVID IDEAS(ビビッド・アイデア)」と大きく3つにコンセプトが分かれている。

ビビッド・ライトでは、オーストラリア国内外のアーティストやライティング・デザイナーらが、さまざまな場所で光やプロジェクション・マッピングなどを駆使して、街中を色鮮やかなアート空間へと変貌させる。オペラ・ハウスやハーバー・ブリッジなどの建築物も夜間、美しい光に包まれる。

ビビッド・ミュージックではオーストラリアを拠点とするシンガー、バンドから世界的なパフォーマーまで幅広い出演者たちがライブ会場を盛り上げる。著名なアーティストらが数多く集まる貴重なタイミングでもあるので、行きたいライブをウェブサイトでチェックしてぜひ足を運んでみよう。

ビビッド・アイデアは、各界の先駆者や奇才たちが創造的なアイデアを引っさげて、ワークショップやフォーラムを展開する。多種多様なカテゴリーによる切り口から、人びとの未来のあり方や生活について考えていく。無料のものから親子で楽しめるプログラムまで幅広く用意されているのもうれしい。世界中のフロンティアたちの声を聴きに行ってみてはいかがだろうか。

Vivid Sydney
開催期間:5月24日(金)~6月15日(土)
公式ウェブサイト: www.vividsydney.com

ビビッド・シドニー期間中は市内中心部を始めとして、いろいろな場所で数多くのイベントが行われる。今回は、その中でも日豪プレス編集部による厳選のイベントをピック・アップ!

Vivid Light

Pixar: 30 Years of Art & Animation


数多くのアニメーション映画を手掛けるピクサーが、ビビッド・シドニー限定で特別デザインしたプログラム。鉛筆画や水彩画、デジタル、フィルムなどで描かれたピクサー映画のキャラクターたちやその世界感を体験することができる。更に、今年公開の新作『トイ・ストーリー4』の情報もひと足先にゲットできる。アート、デザイン、テクノロジーを介した映画の美しさや感動、そして刺激的な魅力を味わいに出掛けよう。

■日程:5月24日(金)~6月15日(土)■時間:日にちにより異なる ■会場:The Rocks ■料金:無料
★Web: www.vividsydney.com/event/light/pixar-30-years-art-animation

Bubble Magician


長さ8メートル、幅4メートル、高さ3.5メートルの範囲に数百を超える泡玉で構成された光と音のアート。振動や音量、周波数などの情報からオーディオ・センサーに収集されたデータが、動的な視覚効果に変換される仕組みとなっており、息を吹きかけることで無数の泡が空に流れるように見える。夜のサーキュラ・キーで「泡の魔術師」になって、夢のような体験をしてみては。

■日程:5月24日(金)~6月15日(土)■時間:期間中6PM~11PM ■会場:Circular Quay ■料金:無料
★Web: www.vividsydney.com/event/light/bubble-magician

Robot Spaceland


再生可能なエネルギーで駆動する無人自動車が普及している未来は、そう遠くない――。文明の発展によって使われなくなってしまった産業廃棄物に溢れた地球を救うため、高さ16メートルのエコ・ロボット「SPACELand」がシドニー市内中心部ダーリング・ハーバーに出現。光とメカニックが織り成すアート・インスタレーションは迫力満点間違いなし。ロボットたちが廃品を再利用し、荒地から有機的な美しさを生み出す姿を見届けよう。

■日程:5月24日(金)~6月15日(土)■時間:期間中6PM~11PM ■会場:Darling Harbour ■料金:無料
★Web: www.vividsydney.com/event/light/bubble-magician

Vivid Music

Kate Miller-Heidke and Iain Grandage


ブリスベン出身のオーストラリアを代表するシンガー・ソング・ライターの1人、ケイト・ミラー・ヘイキ。ポップ・ミュージックを始め、インディー、オペラなど幅広いジャンルの歌声を持ち合わせた彼女と、受賞歴多数の作曲家・イアン・グランデージがタッグを組んでビビッド・ミュージックを盛り上げる。ヘルプマン・アワードを受賞したオペラ『ザ・ラビット』を始め、数々のコラボレーションを見せてきた2人が今回どのようなショーを披露するのか見逃せない。

■日時:5月29日(水)7:30PM~9:30PM ■会場:City Recital Hall(2 Angel Pl., Sydney)■料金:$30~59
★Web: www.vividsydney.com/event/music/kate-miller-heidke-and-iain-grandage

Kiddo Disco Winter Onesie Land


とてつもない迫力とエネルギーを持ち合わせたダンサーとDJらが演出するワンダーランドで思い切り遊ぼう!「Kiddo Disco」では2~12歳とその家族を対象にし、ダンスやフェイス・ペインティング、雪合戦などのゲームを満喫できる。会場である「Home the Venue」にはダンス・フロアが完備されており、普段から多くのダンス・ラバーが通う。今回は、ディスコをイメージし、子どもたちにダンスの楽しさを味わってもらえるようなプログラムとなっている。

■日時:6月15日(土)5:30PM~7:30PM ■会場:Home the Venue(101, 1-5 Wheat Rd., Darling Harbour)■料金:$16.67
★Web: www.vividsydney.com/event/music/kiddo-disco-winter-onesie-land

Sharon Van Etten

©Ryan Pfluger
©Ryan Pfluger

ニューヨークを拠点に活動するシンガー・ソング・ライター、シャロン・バン・エッテンがオペラ・ハウス公演のデビューをビビッド・シドニーでのライブ・ステージで果たす。出産やドラマ出演を経て、心理学を学んだ後、今年1月に待望の5枚目のアルバム『Remind Me Tomorrow』を発表。今回は同アルバムを引っさげて、彼女のギターによるエレクトロニクス・ポップな音楽が披露される。シドニーでの一夜限りのライブを満喫しよう。

■日時:6月1日(土)7:30PM~11PM ■会場:Sydney Opera House(Bennelong Point, Sydney)■料金:$59~79
★Web: www.vividsydney.com/event/music/sharon-van-etten

I know Leopard


シドニー発のインディー、ポップ・ミュージック・バンド「I know Leopard」は4月に待望のデビュー・アルバム『Love is a Landmine』を発表したばかり。ルーク・オローリン(ボーカル&キー)、ロージー・フィッツジェラルド(ベース)、ジェニー・マカラー(バイオリン&キー)、トッド・アンドリューズ(ギター)の男女4人で構成された同バンドによる温かい歌声がシドニーを包み込む。ぜひライブで彼らの音楽に触れてみて欲しい。

■日時:5月31日(金)8PM~ ■会場:Oxford Art Factory(38-46 Oxford St., Darlinghurst)■料金:$25.41
★Web: www.vividsydney.com/event/music/i-know-leopard

Vivid Idea

Vivid Art After Hours: Spirituality and Inner Life


NSW州立美術館では毎週水曜日、開館時間を長くし夜間を「After Hours」と題し、さまざまなイベントを行っているが、ビビッド・シドニー期間中の5月29日は普段とはひと味違う特別仕様になる。当日は、ライブ・ミュージックやマインドフルネス・セッション、アーティストによる絵画ワークショップなどが予定されている。メイン・プログラムは、コメディアンであり、テレビやラジオ・パーソナリティーとしても活躍するミシェル・ローリーによるトーク・ショーだ。

■日時:5月29日(水)6:30PM~10PM ■会場:Art Gallery of New South Wales(Art Gallery Rd., Sydney)■料金:無料
★Web: www.vividsydney.com/event/ideas/vivid-art-after-hours-spirituality-and-inner-life

New Horizons: Dying for Company


日本の出生率は年々減少傾向にあり、若者の“性”に対する興味も薄れつつある。この問題と「過労死」には相関関係があるのだろうか――。ジャーナリストでありアナウンサーも務めるマーク・フェネルとプロデューサーのクレア・エアードが東京で調査してきた内容をまとめたドキュメンタリー映像「Sex in Japan: Dying for Company」が放映される。更に2人によるプレゼンテーションが、現代日本が抱える問題にメスを入れる。

■日時:5月26日(日)4PM~5:30PM ■会場:Museum of Contemporary Art Australia(140 George St., The Rocks)■料金:一般$33.04、コンセッション$27.87
★Web: www.vividsydney.com/event/ideas/new-horizons-dying-company

Vogue Codes SUMMIT


ファッション・マガジンなどを制作するヴォーグ・オーストラリアが主催し、各都市で「Vogue Codes SUMMIT」と題したイベントが開催される。業界をけん引する女性の起業家やクリエイターがパネリストやスピーカーとして、彼女らの成功要因などを語る。シドニーでは6月14日、市内バランガルーで開催される。来場者にはヴォーグ・ギフト・バッグがもられる。しなやかながら力強く、たくましく前進を続ける彼女らの生きた知識を得られる貴重なチャンス。

■日時:6月14日(金)8:15AM~5:30PM ■会場:Westpac(Level 28, Tower Two, International Tower, 200 Barangaroo Ave., Barangaroo)■料金:$450
★Web: www.vividsydney.com/event/ideas/vogue-codes-summit

Human Robot Friendship Ball


私たち人間は、ロボットと友達になることができるのだろうか――。「Human+Robot Friendship Ball」はロボットと共にゲームやダンスをしたり、ロボットのデモンストレーションを見たりして、一緒に楽しく過ごすことができるイベント。オーストラリアの最新で革新的な、人工知能を持つ物や、ヒューマノイド・ロボットなどのソーシャル・ロボットが集結し、家族みんなで楽しむことができるプログラムになっている。対象年齢は、5歳以上が推奨される。

■日時:6月7日(金)、14日(金)、両日共に6PM~8PM ■会場:The Connection(30 Shoreline Dr., Rhodes)■料金:$12
★Web: www.vividsydney.com/event/ideas/human-robot-friendship-ball-0

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