シドニーで世界旅 vol.21 ラオス

ヨーロッパにアジア、中東など世界各国の人々が暮らす国際色豊かなシドニー。シドニーの街角でプチ旅行気分を味わってみよう。

シドニーで世界を旅しよう!
   Vol.21 ラオス共和国

ラオスってどんな国?

 インドシナ半島の中央部に位置するラオスは、東にベトナム、南西にタイ、北西にミャンマー、南にカンボジア、北に中国の5カ国と国境を接する内陸国。その大きさは日本の本州に値するおよそ23万6,800平方キロメートルで、そのうち約70パーセントは高原や山岳地帯が占める。国内最高峰とされるビア山は標高2,820メートル。また、ラオスには世界で10番目に長い河川として知られるメコン川も流れ、国のイメージの代表格ともなっている。その総流域は4,425キロにも渡り、ラオスの祖先たちは中国雲南省からこの川を下って古都ルアンパバーンへ南下してきたとも伝えられる。
 人口はおよそ680万人。多民族国家として知られるラオスだが、最も多い人種はラオ族で人口の約60パーセントを占める。ラオ族以外にも、モン族、カム族など多くの少数民族が存在し、その多くは山岳部に住む。公用語はラーオ語で、首都はヴィエンチャン。1949年にフランスから独立しラオス王国となった。

オーストラリアとラオスの関係

 ラオスは1975年に王政を廃止し人民民主共和国となり、その後社会主義政策を採った。しかし、長期間にわたった過去の内戦の影響と内陸国という地理的な悪条件によって経済発展は遅れており、依然として後発開発途上国の1つとなっている。オーストラリアはそんなラオスの主要援助国の1つ。山岳地域での少数民族への初等教育支援やオーストラリアの大学への留学生の派遣といった教育分野を重点におき、援助活動を行っている。また、貿易に関する能力強化や貿易制度の設立の面でも支援を行い、2013年にラオスがWTOへ加盟する際もその促進に寄与した。
 

Song Fang Khong

紫玉ねぎやコリアンダー、小ねぎとともにいただく。甘酸っぱい味付けが病み付きに

シドニー西部のフェアフィールドにはラオスを含む各種アジア系コミュイティーが存在する。そのため本格的ラオス料理を堪能できる店も数多くあり、Song Fang Khongもその1つ。レンガ造りの壁で覆われた、まるで洞窟のような店内でメニューをのぞくと、ウズラのから揚げや、チキン・フィート(鳥の足)のサラダ、牛タン、フィッシュ・ソースのたっぷりかかったパパイヤ・サラダと、ラオス料理の定番がずらりとそろう。中でもガーリックとレモングラスの香りが肉のうまみを引き出す自家製ソーセージは絶品。添えられたパクチーとの相性も良い。どれもひと皿10ドル前後とお財布にもやさしい。


自家製ソーセージはビールにもよく合う

カリッと豪快に揚げられたウズラのから揚げ
Song Fang Khong
7 Anzac Ave., Fairfield / Tel: (02)9728-4552
営業時間:毎日11AM〜10PM

 

Lao Village

ラオス本場の味付けが楽しめるパパイヤ・サラダ(写真手前)

同じくフェアフィールド地域にある大衆食堂風のレストラン。過剰な飾り付けやサービスはないが、その分料理そのもののクオリティーを追求していると評判の店だ。31種類にもわたるラオス料理やタイ料理を提供しているが、特にお薦めしたいのは炒飯だ。香りよく煎られたピーナツがコクと甘みを増し、一段と美味しく仕上がっている。パパイヤ・サラダはラオス・バージョンとタイ・バージョンの2種類の味付けから選ぶことができるが、ラオス版の方は、アンチョビやカニみそのアクセントが効いたコクのある仕上がり。カリカリに揚げられて骨まで食べられるウズラのから揚げも忘れずに注文したい。


ピーナッツが香ばしい炒飯はボリュームも満点

大小とサイズが選べるウズラのから揚げが選べる
Lao Village
1-3 Anzac Ave., Fairfield / Tel: (02)9728-7136
営業時間:毎日12PM〜10PM

 

実際にをしてみよう!

海外からの経済援助に頼る一方、この国で暮らす人々の心は豊かさで満ちている。あふれんばかりの微笑みで私たちを迎えてくれる素朴で心温かい国だ。H.I.S.ルアン・パバーン支店

★絶対行くべきマスト・スポット★

ワット・シェン・トーン & クアンシーの滝 & パクウー洞窟

(左)ワット・シェン・トーン(中央)クアンシーの滝(右)メコン川クルーズでアクセスできるパクウー洞窟

街全体が世界遺産のルアン・パバーンでは、ラオスの伝統建築とフランス植民地時代のフランス・コロニアル調建築が合わさった美しい町並みを楽しむことができる。数ある建造物の中でも、大胆かつ優雅に湾曲した三重の屋根が特徴の寺院、ワット・シェン・トーンは一見の価値あり。郊外にも注目スポットが点在。エメラルド・グリーンに輝く、クアンシーの滝ではたっぷりのマイナス・イオンを浴びてリラックスすることができ、また、メコン川をさかのぼっていくと仏教の聖地・パクウー洞窟も見ることができる。洞窟内には、地元の人が願いをかけた大小の仏像が4,000体以上置かれていて圧巻。

 

★一歩踏み込んだ隠れスポット★

モン族の暮らす村への訪問ツアー

(左)ラオスは多民族国家。モン民族は、中国から移り住んできたとも言われている(中央)村の子どもたち(右)民族衣装は刺繍やコイン、ポンポンの装飾が印象的

ルアン・パバーンの市街地から山岳地帯へ入り山道をずっと登っていくと、この山間部に暮らす少数民族、モン族の住む村が見えてくる。ここでは、地元の市場を訪れ買い物を楽しんだり、可愛らしい装飾とデザインが魅力的な伝統衣装を試着してみることなどが可能。そのほかにも、良質の野菜使用して塩でシンプルに味付けした伝統料理作りや、刺繍のクラフトを体験したり、地元学校へ訪問したりできるアクティビティー・プランも充実。大自然の中でその恵みを利用して、自給自足の暮らしをするモン族の優しい人柄に触れ、ゆっくりと流れる優しい時間を満喫することができる。

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