シドニーでポーランド気分

ヨーロッパにアジア、中東など世界各国の人々が暮らす国際色豊かなシドニー。シドニーの街角でプチ旅行気分を味わってみよう。

シドニーで世界を旅しよう!
   vol.4 ポーランド共和国

ポーランドってどんな国?


ワルシャワ石畳みの細道©Masayo Sasaki

 中世にタイムスリップしたかのような歴史ある街並みに広大な自然が魅力のポーランド。国内には計13の世界遺産が登録されており、とりわけ14世紀に最盛期を迎えた古都クラコフには、歴代王の王宮や由緒ある教会、広場などの美しい街並みが残る。ショパンやキュリー夫人、コペルニクスなど歴史に名を残す偉人たちにちなんだ博物館なども見どころの1つだ。
 ビールやウォッカと合わせて楽しみたいポーランド料理は、具入りのライ麦スープ「ジュレック(zurek)」、肉と酢漬けキャベツの煮込み料理「ビゴス(bigos)」といったものから、「日本風酢漬けニシン(sledz po jaonsku)」といったユニークなものも。日本料理とは関係がないらしいが、親日国なだけにその影響かも?

シドニーでポーランドを感じよう!

 ポーランド人が初めて西オーストラリアの地を踏んだのは1696年のことだったそうだ。しかしながら、ポーランド人が農民としてタスマニアに定住したのは19世紀に入ってからであった。第2次世界大戦後からその数は増え続け、54年には5万6,594人まで増加。その後ポーランド政府が移民法を緩和したことにより、多くの人々がオーストラリアで暮らすようになったものの91年を境に移民の数は減少。これは2004年にポーランドがEUに加盟したことが要因と見られる。 
 現在、シドニーにおけるポーリッシュ・コミュニティーは点在している。文化を感じつつイベントや食を楽しみたいならアッシュフィールドにあるポーランドの文化センターPolish Clubを訪れてみては?


ポーランドの家庭料理 ©Masayo Sasaki

ポーランドの首都ワルシャワ ©Polish Club Ashfield Sydney

世界遺産に登録されているクラクフ歴史地区のスキェンニツェ(織物会館)©Polish Club Ashfield Sydney

 

Alchemy Polish Cafe & Restaurant

「ピエロギ(ポーランド風ダンプリング)」($16.5)

 5年前のオープン以来、日本人の常連客も多いという同店。木の温もりが心地よい店内では、ポーランドの家庭料理をポーランド産ビールやウォッカとともに味わうことができる。東欧料理といえばメインは肉。鴨やガチョウをはじめ、牛やラム、豚のソーセージなどを用いた料理が多い。オーナーのハリーナさんによれば、じっくり煮込んだり、カリッと焼き上げたりと、肉の旨みを閉じ込める調理方法がポーランド料理の特徴だという。
 朝食時にはポーランド・スタイルの卵料理を、昼食時には具の種類と調理方法が選べるピエロギをぜひとも試してみたい。英国風のクレープ風パンケーキ各種やスイーツも充実のラインアップ。盛り付けのセンスがよく、可愛いらしいのもポイントの1つと言えそうだ。


ポーランドの家庭を思わせる温かみのある店内

左から時計回り:ルバーブコンポートがたっぷり詰まった季節限定「ルバーブのケーキ」($12)、食後酒「ティンクチュア」($9.5)、カプチーノ($3.5)
Alchemy Polish Cafe & Restaurant
572 Crown St., Surry Hills Tel: (02)9699-2455 Web: www.alchemy-restaurant.com
営業時間:9AM〜深夜、月休

 

Clay & Flax

陶器が好きな人なら目を輝かせて喜びそうなラインアップ

 水玉や花、クジャク柄などの模様を施した素朴な可愛らしさが魅力のポーランド陶器。ポーランド出身のアナさんのショップでは、ポーランド陶器発祥の地として知られる南西部の町「Boleslawiec(ボレスワヴィエツ)」直輸入の陶器と上質なポーランド・リネンを扱っている。
 300年以上前から存在していたという青を基調にした陶器は、色づけから焼成まで職人が1つ1つ手作業で仕上げているそうだ。それぞれ異なる表情をしているのも納得。パターンにより値段は変わってくるが、およそ10〜500ドル。ランチョン・マットやクッション・カバー、ワンピースなどのリネン製品($10〜500)も取りそろえている。どれにしようか迷ったら、気さくな人柄のアナさんにアドバイスを求めてみては?


頑丈にできており長く愛用できるため、ギフトとしても最適

シンプルな暮らしを演出してくれそうなリネン製品
Clay & Flax
469A Pacific Hwy., Crows Nest  Tel: (02) 9460-7511 Web: www.clayandflax.com.au
営業時間:月〜金10AM〜5:30PM、土10AM〜5PM、日・祝11AM〜4PM

 

自宅で試してみたいポーランドの美しい料理本

 四季の移ろいを美しい風景写真と、季節に合わせたレシピとともに綴った『Rose Petal Jam』と『Sugared Orange』。著書はシドニー在住のポーランド人のドクター、ビータ・ザトースカさん、写真は夫であり各方面で成功を収めている映画監督のサイモン・ターゲットさん。オフィシャル・サイトにはピエロギやジャムなどのレシピが掲載されているため、ポーランドに興味を持ったなら自宅でもぜひ作ってみよう!Web: bit.ly/18P0bQO

取材・文=鈴木香穂里(Kaori Suzuki)
取材協力:Polish Club Ashfield、在シドニー日本国総領事館・牧野道子領事、Masayo Sasaki

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