Suburbs in Sydney「ニュートラル・ベイ」

Suburbs in Sydney

シティー方面からハーバー・ブリッジを渡り、東部に位置するニュートラル・ベイには、メイン通りのミリタリー・ロードを中心にビューティー・サロンやスポーツ・ジム、日本食レストランを始めとした飲食店が多数点在する。また、南部はシドニー湾に隣接し、のどかな雰囲気が漂う他、子ども連れにも最適な公園があり、閑静な住宅街が広がるなど住みやすい街としての一面も。人気ベイ・エリアの魅力に迫る。(文=石井ゆり子)

シドニーCBDから北東に約5キロの所に位置するニュートラル・ベイは、閑静な住宅地が広がり、フォーサイス・パークやイルベリー・リザーブなど広大な敷地の公園が点在するため、住みやすいエリアとして定評がある。テニスやローン・ボウルズができるスポーツ施設もあるので、家族や友人と一緒にリフレッシュのための時間を過ごすのにも最適だ。また、クレモーン、モスマンへと続くミリタリー・ロード(Military Road)は、同エリアのメイン・ロードで、ジャンクションを中心にショッピング・センターを始め、カフェやレストランが軒を連ね、日本食レストランが多数点在していることでも知られている。本格焼き肉や焼き鳥を味わえる店からおいしい日本酒を取りそろえたバーやレストラン、話題のラーメン店まで日本人はもちろん、ローカルの人からも注目されている。地元の人の憩いの場であり、多くの観光客も訪れる同エリアのアイコン的存在であるパブ「The Oaks」や、日本人好みの甘さ控え目のスイーツが提供される「Le Patissier」にもぜひ足を運んで欲しい。

ミリタリー・ロードが通るエリア内北部から南下すると到着する、ニュートラル・ベイ・ワーフからサーキュラ・キーまではフェリーで約15分。日中は30分ごと、夜間は1時間に1便の間隔で運行されている。フェリー乗り場の周辺には、アットホームなカフェやショップが立ち並び、隣接する穴場スポットのヘイズ・ストリート・ビーチは小規模ながらシャワーが完備されており、地元の人でにぎわう。穏やかなビーチなので小さい子ども連れでも安心して訪れることができ、犬の散歩を楽しむ人の姿も見られる。

ニュートラル・ベイ・ワーフからサーキュラ・キーまで、フェリーで約15分で行くことができる(MAP A)
ニュートラル・ベイ・ワーフからサーキュラ・キーまで、フェリーで約15分で行くことができる(MAP A)
フェリー乗り場に隣接するヘイズ・ストリート・ビーチは地元の人でにぎわう穴場スポット(MAP B)
フェリー乗り場に隣接するヘイズ・ストリート・ビーチは地元の人でにぎわう穴場スポット(MAP B)
広大な敷地のフォーサイス・パークには、遊具が設置されたエリアやサッカーなどを楽しめるフィールドが広がり、シドニー湾を見渡す景色も満喫できる(MAP C)©Riko Mizumura
広大な敷地のフォーサイス・パークには、遊具が設置されたエリアやサッカーなどを楽しめるフィールドが広がり、シドニー湾を見渡す景色も満喫できる(MAP C)
©Riko Mizumura

同エリアの名前の由来には、ある歴史的背景がある。オーストラリア植民地時代の初期、シドニー湾のさまざまな港は外国から入ってくる船により区画されていた。そんな中、シドニーにファースト・フリートが到着した直後の1789年、アーサー・フィリップ知事が同地を、外国の船が停泊して水と物資を受け取ることができる「中立の港」であると宣言したため、ニュートラル(中立の)という名前が付けられたという。

高台から、心地良い風を感じながらベイ・エリアを見渡すことができるのも魅力の1つだ。穏やかな時間が流れる同エリアに、ぜひ一度訪れてみてよう。

スーパーマーケットを始め、日用品などを扱う店舗がそろう「Big Bear Shopping Centre」(MAP D)©Riko Mizumura
スーパーマーケットを始め、日用品などを扱う店舗がそろう「Big Bear Shopping Centre」(MAP D)
©Riko Mizumura
フレンチ・スタイルのケーキやクッキー、チョコレートなどのスイーツがそろう「Le Patissier」(MAP E)©Riko Mizumura
フレンチ・スタイルのケーキやクッキー、チョコレートなどのスイーツがそろう「Le Patissier」(MAP E)
©Riko Mizumura

アクセス:【バス】CBD(ウィンヤード)からシドニー・バスのルート番号151、170、178、180、188、243、244、24、246、247、249乗車約10分【フェリー】サーキュラ・キーからF5で約15分


MAP 1

カフェ・ポルコ

Café Porco

「Azuki Bakery」のパンを使用したカツサンド(左上・$16)、ボンゴレ・リングイネ(中央・$23)、白玉クリームぜんざい(右上・$12.8)
「Azuki Bakery」のパンを使用したカツサンド(左上・$16)、ボンゴレ・リングイネ(中央・$23)、白玉クリームぜんざい(右上・$12.8)
コーヒー豆の殻から作られたハスキー・カップも店頭で購入可能
コーヒー豆の殻から作られたハスキー・カップも店頭で購入可能
つい長居してしまうアットホームなカフェ

同店は昨年10月、複数の飲食店で修行を積んだ店主により、ミリタリー・ロード沿いにオープン。豊富なメニューの中でもいち押しは、和風ボンゴレ・リングイネだ。大ぶりのあさりがふんだんに使用され、長ねぎと塩昆布のアクセントが利いた、女性でもペロリと平らげてしまえる和風パスタ。麺は、イタリア産のラ・モリサーナのリングイネが使用され、時間が経ってもアルデンテのような状態で最後までおいしく食べられる。また、木~土曜日は午後9時半まで営業しているため、食事はもちろん、食後のデザートだけでも楽しめる。

3月31日(日)まで、ランチ・コースを注文の際、「日豪プレスを見た」と伝えるとグラス・ワインまたはデザート無料のサービスを実施中。ぜひこの機会に足を運ぼう。

■住所:Shop 1, Military Rd., Neutral Bay
■Tel: 0450-792-099
■営業時間:火・水9PM~5PM、木・金9AM~9:30PM、土9AM~9:30PM、日9PM~5PM、月休
■Web: m.facebook.com/cafeporco
■備考:酒類ライセンスあり(ワインのみBYO可)

MAP 2

オークスホテル

The Oaks Hotel

中庭には樹齢80年以上の樫の木が佇み、日中は静かで穏やかな時が流れている©Riko Mizumura
中庭には樹齢80年以上の樫の木が佇み、日中は静かで穏やかな時が流れている
©Riko Mizumura
中庭に足を踏み入れるとそこはまるで異空間
広々とした店内は、日中問わずくつろげる雰囲気©Riko Mizumura
広々とした店内は、日中問わずくつろげる雰囲気
©Riko Mizumura

1885年にオープンしたレストラン・バー「The Oaks Hotel」は、街のアイコン的存在。同店ではその名にちなんで1938年に植えられた立派な樫の木が、訪れる客を温かく出迎えてくれる。日中は木漏れ日を、夕方からはイルミネーションを楽しむことができる。中庭に面した大きな窓のある店内には、スポーツ観戦をしながら豊富な種類のビールを味わえるバー・スペースがあり、趣のある内装はお酒の良いスパイスとなること間違いなし。併設されたグリルでは経験豊富な料理人がこだわりのステーキを好みに合わせて焼き上げてくれる。

夜は、中庭の樫の木を中心にライトアップされ、開放的な空間で幻想的な時間を過ごすことができる。

■住所:118 Military Rd., Neutral Bay
■Tel: (02)9953-5515
■Web: www.oakshotel.com.au
■営業時間:月~木10AM~12AM(キッチンは12PM~10PM)、金・土10AM~13:30AM(キッチンは12PM~11PM)、日12PM~12AM(キッチンは12PM~10PM)

MAP 3

にく二郎

Japanese Yakiniku NIKUJIRO

上質な肉を気軽に食べられる焼き肉店


店主お薦めの一品、上カルビ($13)※写真は2人前
店主お薦めの一品、上カルビ($13)※写真は2人前

2019年1月にオープンしたばかりの焼き肉店「にく二郎」。同店は、焼き肉業界で10年以上経験を積んだ店主が営み、モットーは良い肉を安く提供すること。そのため、質の良い肉を財布に優しい値段で堪能できるのがうれしい。特にお薦めのメニューは上カルビ、上ハラミ、上ロース。サイド・メニューのユッケも人気商品の1つだ。また、無煙ロースターを使用しているので衣類に匂いが付きにくいのもポイント。店内はまるで日本の屋台のような雰囲気で居心地が良い。安くておいしい焼き肉を求めて足を運んでみてはいかがだろうか。

■住所:Ground Floor, Military Rd., Neutral Bay
■Tel: (02)9909-2011
■営業時間:月~木・日5:30PM~10:30PM、金・土5:30PM~11:30PM
■フェイスブック:https://www.facebook.com/Nikujiro-2217743345114933/

MAP 4

ラーメン 一番鳥

Ramen Ichibandori

最強コンビが生み出す“次世代ラーメン”
本マグロの大トロと黒トリュフ・オイルを使用した至福の一品
本マグロの大トロと黒トリュフ・オイルを使用した至福の一品

実力派シェフ・松谷朋之氏とラーメン・マスター・鈴木秀人氏がタッグを組んで、午後9時開店のラーメン店を2月6日にオープンした。メニューは「The signature」(25ドル)と「Ramen of the Day」(時価)の2種だ。両メニュー共にスープのだし、麺、食材の1つひとつにこだわり抜いて作られており、日替わりを待ち望んで来店するファンも多い。開店直後は混み合うため、午後10時ごろを狙って行くのがお薦め。2人は「この店を通して今後のシドニー・ラーメン業界を牽引していきたい」と語る。ぜひ、仕事終わりに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

■住所:Shop 4, 81-91 Military Rd., Neutral Bay
■営業時間:月~土9PM~12AM(ラーメンのみ、L.O.11:30PM)、日・祝休
■インスタグラム: www.instagram.com/ramen_ichibandori

MAP 5

トシヤ・レストラン

Toshiya Restaurant

スタイリッシュでお洒落な店内
他とはひと味違う、ローカルに愛される日本食レストラン
他とはひと味違う、ローカルに愛される日本食レストラン

シドニー・クレモーンにあるミリタリー・ロード沿いに店舗を構える「Toshiya Restaurant」は、今年創業8年を迎える日本食レストラン。「ローカルに愛される、本物の日本食」をモットーに、釜飯など昔から日本人に愛されている家庭的な和食から、しっとりとした刺し身とパリパリとした皮の食感のコントラストが新鮮な「刺し身タコス」などの、インパクトのある創作和食まで幅広く提供し、他店にはない魅力を持つ日本食レストランとして人気がある。ぜひ、気取らないパブのような雰囲気の中で、気さくなローカル客に囲まれながら、こだわりの日本食を味わってみては。

■住所:1/283 Military Rd., Cremorne
■Tel: (02)8969-6989
■Web: www.toshiya.com.au
■営業時間:ランチ金~土12PM~2:30PM、ディナー火~日6PM~10PM、月休

MAP 6

イレブン・ストア

11 Store

シンプルで洗練されたライフスタイルの提案
インテリア用品や雑貨などさまざまなアイテムがそろう
インテリア用品や雑貨などさまざまなアイテムがそろう

ニュートラル・ベイ・ワーフの入り口へと続くヘイズ・ストリート沿いにある昨年9月にオープンしたばかりの雑貨店「11 STORE」。淡い青のタイルが街路樹のパーム・ツリーとマッチしたベイ・エリアらしい店構えが目印だ。外装の青とは対照的に白で統一された店内には、オーナーが自らローカルのデザイナーから買い付けたアクセサリーや、世界中からセレクトしたアロマ・ディフューザー、カトラリー、ブランケットなどの生活雑貨が取りそろえられている。同店には日本人スタッフも在籍しているので英語が苦手な人でも安心して買い物を楽しめる。

■住所:11 Hayes St., Neutral Bay
■営業時間:火~日9:30AM~7PM、月休

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