【QLD】ワイルド・ライフに出合える ゴールドコーストの野生動物の出現スポット紹介

ワイルド・ライフに出合える ゴールドコーストの野生動物の出現スポット紹介
オーストラリア北東部に生息するブッシュ・ターキー。森を散策していると、よく地面を足で掘っている音が聞こえてくる
オーストラリア北東部に生息するブッシュ・ターキー。森を散策していると、よく地面を足で掘っている音が聞こえてくる

オーストラリアは広大な国土を有するものの、9割以上が乾燥地帯で人が定住しにくい場所として知られている反面、他の大陸から隔離されていることや気候の変化が著しいため、独自の個性的な生態系を有しているとも言われている。今回は、オーストラリアならではの野生動物たちに焦点を当て、ゴールドコーストで彼らと遭遇できるスポットを紹介する。
(文=碇矢真由)

野生動物と遭遇するには

野生動物を探しに、まずは国立公園に行ってみよう。エリアによって出現する野生動物が異なるため、入口のインフォメーション・ボードに目を通すことをお勧めする。園内の森の中には、ポッサムやワラビーを始めとする数々の野生動物たちが潜んでいる。遊歩道に飛び出してくることはあまりないが、ふと脇道に視線を向けると野生動物がじっと佇(たたず)んでいることがある。時々足を止めて動物の足音や鳴き声に注目してみよう。また、動物探しに夢中になって忘れてしまいがちなのが、毒を持った動植物の存在だ。何か見つけてもむやみに触れないことが大切だ。

散策中に木の洞を見掛けたら、それはポッサムの巣かもしれない。夜行性のため夜の散策で遭遇することが多い
散策中に木の洞を見掛けたら、それはポッサムの巣かもしれない。夜行性のため夜の散策で遭遇することが多い
遊歩道から少し目線をずらして茂みの中を観察してみると、高確率でウォーター・ドラゴンに遭遇できる。中にはかなり大きな物も存在する
遊歩道から少し目線をずらして茂みの中を観察してみると、高確率でウォーター・ドラゴンに遭遇できる。中にはかなり大きな物も存在する

カンガルー遭遇率100パーセント!?
クンババ・レイク自然保護区

至近距離で野生のカンガルーの生態を観察できるのは、オーストラリアならでは。母親のお腹の袋に入った赤ちゃんカンガルーを見つけられることもある
至近距離で野生のカンガルーの生態を観察できるのは、オーストラリアならでは。母親のお腹の袋に入った赤ちゃんカンガルーを見つけられることもある
コアラは、木の高い所でじっとしていることが多いので、目を凝らして探そう
コアラは、木の高い所でじっとしていることが多いので、目を凝らして探そう

1,200ヘクタールもの敷地内の草原にはたくさんのカンガルーの姿が見られる。飛び跳ねていたり、寝転んでリラックスする姿、食事の様子など、さまざまなカンガルーを間近で見ることができる。ちなみに同地では、カンガルーによく似たワラビーにも遭遇できる。
 そして、コアラ・トラックではユーカリの葉と葉の間を注視しながら歩くことをお勧めする。よく目を凝らしてみるとコアラの姿が。また、人の笑い声のような鳴き声のワライカワセミ(Kookaburra)・トラックもあるので、ぜひ訪れてみて欲しい。敷地内には、国際的に保護されている渡り鳥を含む274種類もの動物が生息しているため、散策を楽しむことができる。

■クンババ・レイク自然保護区(Coombabah Lakes Conservation Area)
住所:Brisbane Rd., Coombabah
Web: www.goldcoast.qld.gov.au/thegoldcoast/coombabah-lakelands-conservation-area-27193.html
営業時間:毎日6AM~6PM

日本ではペットとして人気のインコに出合える!
オライリーズ・レインフォレスト・リトリート

写真映え間違いなしのカラフルで人懐っこい鳥たち
写真映え間違いなしのカラフルで人懐っこい鳥たち
巨大なイチジクの木の頂上を目指そう。ちょっとスリリングだが頂上からの眺めは最高だ
巨大なイチジクの木の頂上を目指そう。ちょっとスリリングだが頂上からの眺めは最高だ

ラミントン国立公園内のオライリーズ・レインフォレスト・リトリートでは、キング・パロットやロリキートなど、日本ではペットとして親しまれている野鳥に餌付けをしながら、一緒に写真を撮ることができる。鳥が群れを成して大空を縦横無尽に飛び回る姿は圧巻だ。しかし、野鳥のため、いつどんな種類の鳥がどれだけ集まってくるかは運次第。餌付けは、毎日午前10時から午後4時まで、ギフト・ショップ前で行われる。
 また、同園のツリートップ・ウォークでは、地上から16メートルの高さに架かる吊り橋を渡り、熱帯雨林のすばらしい景色を堪能できる他、橋を渡った先にある高さ30メートルのイチジクの木をはしごを使って登ることができ、鳥になった気分で絶景を見渡せる。

■オライリーズ・レインフォレスト・リトリート(O’Reilly’s Rainforest Retreat)
住所:3582 Lamington National Park Rd., Canungra
Tel: (1)800-6887-722
Web: oreillys.com.au
営業時間:毎日7AM~9PM(餌付け体験は毎日10AM~4PM)

クジラ到来シーズンまで辛抱
バーリー・ヘッズ国立公園

約2,000万年前の火山噴火による影響でできた海岸の断崖絶壁から、42キロにも及ぶゴールドコーストの海岸線を一望できるバーリー・ヘッズ国立公園では、オーストラリアで冬と春に当たる時期(6月~10月下旬)に鯨に遭遇可能なチャンスがある。のんびり海を見渡しながらのホエール・ウォッチングは、同公園の人気のアクティビティーの1つだ。ちなみにイルカは年間を通して目撃することができる。

■バーリー・ヘッズ国立公園(Burleigh Heads National Park)
住所:Goodwin Terrace Burleigh Heads
Web: parks.des.qld.gov.au/parks/burleigh-head

突如現れるクジャクとペリカンに驚くことも
マッキントッシュ・パーク

ペリカンが、大きなくちばしで魚を捕らえる様子はなかなか迫力がある
ペリカンが、大きなくちばしで魚を捕らえる様子はなかなか迫力がある

森の中では見掛けないが、マッキントッシュ・パークでよく見掛けるのが何とクジャクだ。道路と川に囲まれた立地の園内で悠々散歩している姿を目撃できる。また、オーストラリア唯一のペリカンである、コシグロ・ペリカンの姿も見ておきたい。日本で野生のペリカンが飛来するのはまれだが、オーストラリアでは水辺でその姿を目にすることができる。

■マッキントッシュ・アイランドパーク (Macintosh Island Park)
住所:Main Beach Parade, Surfers Paradise
Web: www.goldcoast.qld.gov.au/thegoldcoast/macintosh-island-park-27360.html

変わった生態系を持つ土ボタルが生息する
スプリングブルック国立公園

洞窟の壁一面に土ボタルが光り輝く。土ボタルは光に弱く、当たると死んでしまうため、故意に光を当てると罰金が課せられる場合もある。散策の際には注意をしよう
洞窟の壁一面に土ボタルが光り輝く。土ボタルは光に弱く、当たると死んでしまうため、故意に光を当てると罰金が課せられる場合もある。散策の際には注意をしよう

オーストラリアで絶対に見逃して欲しくないのが土ボタルだ。ホタルと言う名前は通称で、和名では「ヒカリキノコバエ」と呼ばれる。日本のホタルとは異なり、幼虫が走行性の虫を引き寄せるために光を発するその姿が細長いミミズに似ていることから、一般的には「グロウ・ワーム(Glow Warm)」と呼ばれ、オーストラリアとニュージーランドにしか生息していないことで有名だ。
 土ボタルが生育できる環境は非常に限られているが、オーストラリア最大の生息地が、ゴールドコーストにある。わずか2ミリほどの小さな生き物が放つ青白い光は、まるで天然のプラネタリウム。生命の神秘を感じる特別な体験をぜひ味わってみて欲しい。

■スプリングブルック国立公園 (Springbrook National Park)
住所:Old School Rd., Springbrook
Web: parks.des.qld.gov.au/parks/springbrook/about.html

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