【QLD】春のアウトドア特集


©Tourism and Events Queensland

青空の下で、もっと自然と遊ぼう!

春のアウトドア特集

オーストラリアの魅力は、豊かな自然と澄みわたる青い空を抜きには語れない。まぶしい太陽、涼しい木陰、爽やかな風がそよぐこの季節は、アウトドア派でなくても「家に閉じこもっているのはもったいない!」と感じてしまうのでは。本特集では、アウトドアの達人たちを代表して、定年後の自由なライフスタイルを楽しむノームさんとコレットさんにお話を伺い、2人のライフ・スタイルを参考にしながら、休日のちょっとしたピクニックから、キャラバンの旅の楽しみ方までを紹介する。

 左からコレットさんとノームさん。ブリスベン郊外にあるリタイアメント・ビレッジに在住。1年の3分の1以上は家を空けているというほど旅行が大好きな2人だ。ワゴン・タイプの自家用車とキャラバンを所有し、10時間程度のドライブなら、たいていは車で出かける。海外はアジア方面やクルーズでの旅がお気に入り。

近くで暮らす子どもたちの家族と一緒にピクニックに出かける機会が多いというノームさんとコレットさん。ランチはそれぞれの家にある材料で適当なものを用意し、現地でシェアしているそうだ。ノームさんたちの定番はサンドイッチ。前日にピクニックの予定が分かっている時は、サンドイッチの具にも使える夕食を多めに作っておくと言う。調味料は普段使うものとは別にアウトドア用を準備。食器は使い捨てのものを使用し、後片付けのストレスを減らす。ピクニックの目的にもよるが、楽しみはランチの内容だけではないはず。気軽に出かけるためには、あれこれ考えて欲張り過ぎないことも大事なようだ。

快適なピクニックのためのポイント

ノームさんとコレットさんが伝授する、ピクニックを気持ちよく楽しむコツは以下の5点。

ランチにお金をかけない
いつでも使えるようピクニック・セットを準備しておく
新しいスポットを見つけたら予定外でも試しに出かけてみる
常に車のメンテナンスをしておく
後片付けのことを考慮して品物を選ぶ

 

お薦めピクニック・スポット

コレットさんお気に入りスポットの1つは、ゴールドコーストのパラダイス・ポイント。

「運河に面した公園は広々としていて気持ちがいいし、孫の誕生日パーティーもここで開きました。遊び場所にも困らないでしょ。とっておきは、美味しいコーヒーが飲めるカフェがたくさんあること」。

カフェで美味しいコーヒーを飲むのが大好きという2人は、ピクニックでもキャンプでも、出かける時は必ずカフェを見つけてコーヒーを楽しむそうだ。「中でもパラダイス・ポイントには周辺にお店もあるし、夕食の買物もついでにできる。便利なので利用頻度の高いスポットです」とノームさんもうなずく。

一方、ヒンターランドにも数え切れないほどのピクニック・スポットがあるが、ヒンツ・ダム(Hinze Dam)もその1つ。レイク・サイドの風景が美しく、バーベキュー・エリアや遊び場などの施設も整っている。2011年に改装されたビジター・センターにある眺望の良いカフェも気持ちがいい。


(左)アウトドアでも、近くにお気に入りのカフェを見つけて楽しみをプラス。(右)外での食事はやっぱり格別

時にはアクティビティーを目的にしたピクニックも新鮮。世界遺産級の亜熱帯雨林が広がるQLDならではのトレッキングやバード・ウォッチングは、運動不足やストレス解消にも効果大だ。湖畔ならフィッシング、カヤッキング、スタンド・アップ・パドル・ボードなどを気軽にレンタルして楽しめる場所も多い。また、これから暖かさが増してきたら、青い海を思いきりエンジョイできるビーチ・ピクニックにもぜひ出かけたいところだ。

■Hinze Dam ■住所:Hinze Dam, Advancetown Rd., Advancetown ■Tel: (07)5644-3019

若いころ、キャラバンでオーストラリアを2周した経験を持つコレットさんと、元ネイビーでサバイバル・スキルも豊富なノームさん。同じタイプのキャラバンを所有する長女夫婦と一緒に、QLD州やNSW州にあるお気に入りのキャンプ場で、平均3週間程度のゆったりとしたステイをすることが多いという。

つい最近は、旅行がてら親戚を訪ねて2カ月ほどケアンズに滞在していた2人。「ケアンズには素晴らしいキャンプ場が本当にたくさんあります。今回はウィットサンデー島やポートダグラスで、クルーズなどを楽しみました」。ケアンズ周辺はグレート・バリア・リーフでのダイビングをはじめ、ラフティングやスカイ・ダイビングなど、エキサイティングなアトラクションの宝庫。ポートダグラスから25キロほどの所にある「レックス・ポイント・ルックアウト」から飛ぶハング・グライダー体験(Airplay Hang Gliding)も注目を集めており、親日家でベテランのオージー・インストラクターが、安全で快適なフライトを約束してくれる。

このように滞在先でアクティブに過ごすのもいいが、もちろんゆったりとリラックスするのも当然アリ。例えば2人の1日はこんな感じだ。

朝は早起きして、長女の夫が作るスパイシーなソーセージと具だくさんオムレツで朝食をとる。シャワーをすませて町に出かけ、カフェ・タイムとショッピングを楽しむ。美味しそうなパイを見つけて軽めの昼食を取ったら、キャンプ・サイトに戻っておしゃべりや読書にふける。夕食前には周辺でウォーキング。暗くならないうちにノームさんが薪で火をおこし、コレットさんは簡単な夕食の準備をする。夕食はちょっとおしゃれをして近くのパブやレストランへ出かけることもある。

お薦めキャンプ・スポット クーロン・ビーチ・ホリデー・パーク

ビーチ沿いでのんびりとリゾート風キャンプを楽しめるスポット「クーロン・ビーチ・ホリデー・パーク」は、サンシャイン・コーストの高級リゾート、ヌーサから南へ車で15分ほどの小さな海岸沿いの町、クーロンにある。海岸沿いに設置された遊歩道からは、砂浜と岩場が入り混じった美しいコースト・ラインが展望でき、季節によってはクジラがジャンプする姿も頻繁に見ることができる。キャラバン・パークの周辺には、食料品を入手できるスーパーやレストラン、カフェ、ファストフード店、各種ショップやマッサージ店などがひと通りそろう。ちょっとした登山も体験できるマウント・クーロンや、週末にマーケットが開かれる隣町のエリアも車で5分程度の場所にあり、ローカルな雰囲気と一緒に海や山でのアクティビティーをマイペースに楽しみたい人には最適だ。

住所:Coolum Beach Holiday Park , David Low Way,
Coolum Beach QLD
Tel: (07)5446-1474
Email: coolum@sunshinecoastholidayparks.com.au
Web: www.sunshinecoastholidayparks.com.au

 

キャンプ用品選びのポイント

キャンプを気持ちよく楽しみ、ストレス・フリーで帰宅するには、手間をかけずに車に積んで持ち運びできるキャンプ用品を正しく選ぶことがミソとなる。それには、①かさばらない、②シンプル(そして壊れにくい)、③手入れが簡単の、3つのポイントを押さえておこう。

まず車のサイズを把握して、それより大き過ぎず、重ねにくい形状のものを避けながらグッズを選ぼう。デコレーションやアクセサリーなどがなく、シンプルなものの方が実用的で壊れにくい傾向も。また、使い終わった後はきちんと手入れをしておくと長持ちして経済的なので、キャンプの最終日にその場で洗えるものや、手入れが簡単なものを選ぶようにしよう。


自然と触れ合える山歩きもキャンプでのお薦めアクティビティー。天候や体調に注意して無理は禁物

キャンプでの料理担当は男性という場合も多い。アウトドアでの食事は一段と美味しい

キャンプに雰囲気を与えてくれるランプ

旅先でリラックスできる椅子は重要なアイテム

オーストラリアの道路を走っていて気付くことは、日本と比べて明らかにキャンピング・カーの量が多いこと。退職後に各地のキャラバン・パークに止まりながら気ままな旅に出かける夫婦、家族やカップルでオーストラリアを周遊する人、家の替わりにキャラバンを買ってそこで暮らす人など、広大な土地を持つこの国ならではの文化とも言える。

キャラバンには3つのタイプがある。トレーラーに付帯するテントを現地で設置する「キャンパー・トレーラー」はその1つで、便利な機能と設備をコンパクトな大きさにしまえる優れものだ。

また、運転席とリビング・エリアが一体になった“キャンピング・カー”は「モーター・ホーム」と呼ばれ、普通免許で運転できる大きさのものから、特殊免許が必要な大型のものまで幅広い種類がある。


アウトバックにも心強い、大型のモーター・ホーム

そしてキッチンとリビング、ベッドルームが1つになった箱型の家を車で牽引するタイプは「キャラバン」と呼ばれる。コンパクトで必要最低限の設備のものから、ホテルの部屋のような内装で、冷蔵庫、冷凍庫、オーブン、電子レンジ、トイレ、シャワー、洗濯機などの設備が整った、いたれり尽くせりの豪華なものまでさまざまだ。大型のキャラバンを牽引するにはそれなりの排気量の車が必要になる。

キャンパー・トレーラーは軽量で比較的価格も手ごろなので、たいていの普通車で牽引も可能だ。キャラバンのような豪華さはないが、最新モデルはデザインも効率的で、キッチンや冷蔵庫、収納部分もたっぷりある。付帯するテントは広々としたものが多く、人数に応じてオプションで簡単に広げることも可能だ。

モーター・ホームは大きさによって価格帯が幅広いが、牽引の手間もなく4.5トンまでの重量であれば普通免許で運転できる。最も大きなメリットは、積載できる重量がキャラバンとは比較にならないほど大きいこと。長期の旅行でも、水や燃料を十分に積むことができて安心だ。さらにボートやバイクなどほかのものも牽引できる。


創造力をかき立てるキャンパー・トレーラーは、キャンプの達人になった気分にさせてくれる

キャンパー・トレーラーのエキスパート「MDC」(Market Direct Campers)でアドバイザーをするロブさんによると、「(3タイプ)それぞれに特徴があるので、どのタイプがいいとは一概に言えません。ビギナーの方でもテントのセッティングなどに慣れていけば簡単にできるようになりますし、特に技術が必要ということはありません。家族構成や、主な行き先、使用頻度、予算などを総合的に考えた上で、優先順位を決めていきましょう」とのこと。

欲しいけど今はまだ…という人には、レンタルで体験するという方法もある。「Britz」(www.britz.com.au)や「Apollo」(www.apollocamper.com)などは国内の主要都市に支店を持ち、さまざまな大きさのモーター・ホームやキャラバンを借し出している。QLD州なら、ブリスベン-ケアンズ間の観光地やキャラバン・パークを紹介した7日間の旅程サンプルも提供していて、お薦めコースを参考にセルフ・ドライブの旅にトライすることもできる。時間に余裕が持てるのであれば、キャラバン旅行に出てみてはいかがだろう。

アウトドアの楽しみが満載のオーストラリアでは、馬に乗って自然を感じられる乗馬も人気のアクティビティーの1つ。初めての人でも丁寧に指導してくれるキングスクリフ・アドベンチャーズなら、初心者向けのコースを気軽に受講できる。経験者なら林やビーチでの散策も可能で、とっておきの時間を過ごせるはず。海からの風を受けて馬と一緒にビーチを優雅に散歩する自分の姿を想像してみよう▶▶▶

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