午後3時の甘い誘惑「Lid & Jar」

午後3時の甘い誘惑
誘惑には勝てない編集部員Hが、今月の「甘くて美味しい世界」をご紹介!

第10回 Lid & Jar
ジャーでいただく、甘さ控えめの新食感パブロバ

ザクザク入ったメレンゲが美味しいパブロバ($12)

ザクザク入ったメレンゲが美味しいパブロバ($12)

まだまだ寒いシドニーだが、暦の上では今月からようやく春。日中は半袖で過ごせる日が徐々に増え、野外イベントも増えてくるこの季節を、シドニーっ子たちは毎年楽しみに待っているという。

さて今回は、日本人駐在員も多く住むシドニー北部のチャッツウッドに足を運んだ。チャッツウッドはここ数年目覚しい発展を遂げていて、その変貌ぶりには目を見張るばかり。そんなチャッツウッドで、地元の若者に人気なのがメイン・ストリートのビクトリア・アベニュー沿いにあるカフェ「Lid & Jar」だ。

店名は文字通り「蓋(Lid)とジャー(Jar)」で、ここ最近日本でも話題のメイソン・ジャーを思い起こさせる。メイソン・ジャーは数年前にアメリカで一大ブームを起こした気密性がある保存用ガラス瓶。このガラス瓶にアイス・コーヒーやサラダを入れて提供するカフェが注目を集め、日本のみならずオーストラリアでもじわじわと浸透中だ。

同店では店名にちなんでデザートもジャーに入って提供されるのだろうか――。淡い期待を抱きながら店員さんに聞いてみると、デザートの1つであるパブロバがジャーに入って出てくるという。パブロバは、オーストラリアやニュージーランドでは大人気のデザートで、卵白、グラニュー糖、塩、コンスターチ、バニラ・エッセンスなどをボウルに入れてしっかり泡立てたものを、オーブンで焼き上げたメレンゲ・ケーキ。表面にはたっぷり生クリームを塗って、トッピングにはお好みのフルーツを乗せる。外側はカリッと、内側はしっとりとしていて、スポンジ・ケーキにはない食感が楽しめる。

だが、同店のパブロバは、サクサクのメレンゲがジャーの中にザクザクと無造作に入っていた。そこに甘さ控えめな自家製のヨーグルト・クリームがメレンゲに絡み合い、ローズ・ウォーターがたっぷりと染み込んだストロベリーやブルーベリーなどがトッピングされ、いわゆるケーキ状のパブロバとは違う、見た目に新しい一品だ。

パブロバというと、「とにかく甘い」という印象しかなかったが、こちらのパブロバは甘さ控えめで軽い口当たり。サクサクのメレンゲが口の中でほろほろと溶け、ローズ・ウォーターの甘い花の香りが口の中に広がった。生クリームの代わりにヨーグルト・クリームを使用しているからだろうか、後味は非常にスッキリとしていて食べやすい。

ジャーでいただく新食感のパブロバ。チャッツウッドを訪れた時に、ぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。

店員さんいち押しの季節のフルーツ・ティー($5)
店員さんいち押しの季節のフルーツ・ティー($5)
レンガ造りの壁にロゴが光る
レンガ造りの壁にロゴが光る

●住所:419/405 Victoria Ave., Chatswood NSW ●営業時間:月~水:9AM~6:30PM、木・金9AM~10PM、土8AM~10PM、日8AM~6:30PM ●Tel: (02)9411-1001 ●Web: www.lidnjar.com

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