午後3時の甘い誘惑「Textbook Boulangerie Patisserie」

午後3時の甘い誘惑
誘惑には勝てない編集部員Hが、今月の「甘くて美味しい世界」をご紹介!

第15回 Textbook Boulangerie Patisserie
アレキサンドリア発、モダンなアップル・クランブル

ドーム型の色鮮やかなアップル・クランブル($8.5)
ドーム型の色鮮やかなアップル・クランブル($8.5)

アウトレットが立ち並ぶアレキサンドリアに今、話題のカフェがあると聞いて足を運んだ。ボタニー・ロード沿いにある「Textbook Boulangerie Patisserie」は、「テキストブック」の名で地元の人に親しまれている。少々ユニークな名前を持つ同カフェは、オーストラリアの人気パティシエ、ジョン・ラリー氏とスティーブン・アンダーソン氏によって、昨年7月にオープンしたばかり。

ラリー氏とアンダーソン氏が初めて出会ったのは、今から15年前の2001年。当時2人は、ニュー・サウス・ウェールズ州南部のサザン・ハイランズでパティシエの見習いをしいていた。その後、2人は別々の道を歩むことになる。

ラリー氏はロンドンにあるミシュラン1つ星のレストラン「La Trompette」でパティシエとして活躍。一方のアンダーソン氏は、パン作りに目覚め、オーストラリア国内のベーカリーで経験を積んだ。自らを「パン・オタク」と呼ぶほど、パン作りにかける情熱は並々ならない。2人は見習い当時、いつか一緒にビジネスを始めることを約束。その夢を「テキストブック」のオープンで実現させた。

同店では主に、ラリー氏が生み出す繊細なスイーツと、アンダーソン氏が丁寧に焼き上げる自家製バゲットやクロワッサンなどが楽しめる。看板スイーツの1つ、「アップル・クランブル」を注文した。アップル・クランブルといえば、バターの香りたっぷりのクランブル生地をリンゴの上にかけてオーブンで焼く、イギリス発祥の素朴な焼き菓子で、オーストラリアでもデザートの定番だ。

だが、ラリー氏が手がけたアップル・クランブルはこれまでの常識を覆すものだった。鮮やかなマスカット色をしたドーム型の丸みを帯びた見た目が、まず目を引く。中にはリンゴのシナモン煮とリンゴのカスタード・ムース、そしてホワイト・チョコレートのババロアが詰まっている。トッピングにはアーモンド・パウダーで作るリッチな味わいのパン・ド・ジェーヌが載っていて、彼のこだわりは細部に至るまで抜かりない。

リンゴの風味がしっかりと効いていて、かつ上品な甘さが楽しめるこのスイーツ。紅茶に合わせて頂くといいだろう。他にも、ブルーベリーの爽やかな甘みと酸味が絶妙なチーズケーキも人気だという。

アレキサンドリアを訪れた際には、絶品スイーツと焼き立てのパンを求めて「テキストブック」に足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

見た目が可愛らしいブルーベリーのチーズケーキも絶品($8.5)
見た目が可愛らしいブルーベリーのチーズケーキも絶品($8.5)
広々とした店内。白を基調としたシンプルなデザイン
広々とした店内。白を基調としたシンプルなデザイン

●住所:274 Botany Rd., Alexandria NSW ●営業時間:火~土7AM~4:30PM、日7AM~2PM、月休 ●Tel: (02)9699-6156 ●Web: www.textbookpatisserie.com.au

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