午後3時の甘い誘惑「Pasticceria Papa」

午後3時の甘い誘惑
誘惑には勝てない編集部員Hが、今月の「甘くて美味しい世界」をご紹介!

第20回 Pasticceria Papa
イタリアン・ドルチェを求めて、ハバーフィールドへ

甘いドルチェをカプチーノと共に(Photo: Charlene Lim)
甘いドルチェをカプチーノと共に(Photo: Charlene Lim)

シドニーでイタリア人街と言えば、ライカートが有名だ。だが、イタリア系の地元住民によれば、より本格的なイタリアの味を求めるなら、ハバーフィールド(Haberfield)がお薦めだとか。ライカートに近接する小さな町ハバーフィールドに、約30年の歴史を誇るイタリアン・ドルチェの人気店があると聞いて、早速訪れた。

店の名は「パスティッチェリーア・パパ」。「パパ」の愛称で親しまれている同店は、メイン・ストリートのラムゼイ通りの一角に位置する。出勤前にエスプレッソを求める人や、食後のデザート目当てに訪れる人など、終日大勢の客でにぎわうという。そんな大人気店の「パパ」は、ある情熱的なイタリア人青年によって誕生した。

1987年、旅行でシドニーを訪れたサルバトーレは、当時シドニーで出回っていた菓子やパンに、イタリアのエッセンスがないことに気付く。イタリアに戻った彼は、「オーストラリア人に本場イタリアの味を食べてもらいたい」と切望。翌年、オーストラリアに戻った彼は、ハバーフィールドを拠点に、イタリアの伝統的レシピで作ったドルチェやパンを販売する「パパ」を開店した。彼の店は地元住民の心を捉え、口コミで瞬く間に評判が広がり、今やボンダイ、ファイブ・ドックにも支店を構えるまでに至った。現在は、シドニーの著名レストランやカフェにも商品を卸している。

店内に一歩入ると、細長いショーケースの中に所狭しと並べられたイタリアン・ドルチェが目を引く。中でも有名なのはリコッタ・チーズ・ケーキ。低脂肪でさっぱりとした味わいのフレッシュなリコッタ・チーズをふんだんに使った同店オリジナルの特製ケーキで、甘さ控えめの軽い後味が特徴だ。

イタリアのドルチェと言えば、カンノーリも外せない。パイ生地の中にリコッタ・チーズや刻んだチョコレートなどを混ぜ、筒状にして焼いたシチリアの名物菓子。リコッタ・チーズ味の他に、チョコレートやバニラ味などもあるので、ぜひ試してみたい。

店員さんのいち押しは、ナポリのドルチェの代名詞とも言えるババ。卵黄とバターを使用し、酵母で膨らませたスポンジ・ケーキにラム酒のシロップをたっぷり浸み込ませた大人のデザートだ。フォークを入れるとラムのシロップがじゅわっとあふれ出し、ラム酒の香りが好きな人にはたまらない一品。

同店のドルチェは、1つひとつの価格が安いのもうれしい。たくさん買って、皆でわいわいと味わうのも楽しいだろう。

軽い口当たりのリコッタ・チーズ・ケーキ
軽い口当たりのリコッタ・チーズ・ケーキ
色とりどりのケーキがショーケースを埋め尽くす
色とりどりのケーキがショーケースを埋め尽くす

●住所:145 Ramsay St., Haberfield NSW ●営業時間:日~木7:30AM~10PM、金・土7:30AM~11PM ●Tel: (02)9799-9531 ●Web: ppapa.com.au

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る