ヨーロッパ旅行フランス編 ー シャンパン

ベン・ホルトの豪州ワイン物語

ベン・ホルトの豪州ワイン物語

ヨーロッパ旅行フランス編 ー シャンパン

もし、皆さんが僕のようにフランスワインの世界、いや、どんなワインの世界でもそうだ、これから旅をしようとしているならば、それはとんでもない挑戦になる。

ここに違うボトルが並んでいる、ラベルに書かれたフォントも違えば、解読不能な言語で書かれたものもある。払っただけの価値があるかどうか、判別するのは難しい。このヨーロッパ小旅行がお役に立てばと思う。

シャンパンを旅する時、モエ、ボランジェ、ヴーヴ・クリコ、ドン・ペリニヨン、ポール・ロジェなどの有名ブランドのひとつを選べば、安全領域にいることになる。しかし、そもそもなぜシャンパンなのか。そして、なぜそんなにお金を払うのか?どんな製品も、目に見える利益と、目に見えない利益が合わさることで、価値が付く。

例えば、シャンパンの目に見える利益とはなんだろう…。どんなワインのブレンド(キュベ)が使われているか。使用されたワインが同じ、もしくは違うビンテージからできているのか。使用したオークも含め、ベースになるワインがどのように作られているか。そのボトルがどれだけの期間の瓶内2次発酵(ワインが澱に接した期間)を経たか。仮にそうだとして、瓶内2次発酵後にどんなリキュールが使用されたか、あるいはされていないか。そして、当然のことながら、味はどうか!

それらすべてが、どのようにシャンパンの価値に貢献しているかに応じて、私たちはシャンパンを評価していることになる。

シャンパンを一層魅惑的にさせているものは、「目には見えないもの」だ。コルクがはじけるロマンティックな音、きめ細やかに弾ける泡、セクシーなマーケティングで、どんなお祝いごとにも合う飲み物だ。シャンパンは他の飲み物にはない、感情と情熱をかき立ててくれる。

シャンパンにまつわる名言がたくさんあるのをご存知だろうか?今回はそのうちの2つを紹介しよう。今夜はシャンパンを飲みたくなるかもしれない。

「幸福な時、悲しい時、シャンパンを口にします。寂しい時に飲むこともあります。誰かと一緒の時は欠かせない存在です。お腹がすいていない時はちょっぴりたしなみ、空腹のときには飲むのです。それ以外にはシャンパンには手を触れません。のどが渇いていない限り」マダム・リリー・ボランジェ(1884-1977)

「過ぎたるは及ばざるが如し。しかし、シャンパンは多過ぎるくらいがちょうど良い」マーク・トウェイン(1835-1910)

ワインについての皆さんの質問を受け付けています。日豪プレスのフェイスブック、メール(viceditor@nichigo.com. au)までお送りください。

ベン・ホルト
◎ヒルトン・ワールドワイド・マーケティング統括本部長(日本・韓国・ミクロネシア地区担当)。QLD大学で文学修士(日本語と韓国語)ならびに科学修士を取得後、在豪日系企業などで食品輸出、商品取引、マーケティングに従事。2002年~07年にオーストラリア・ワイン事務局日本代表、12年5月までオーストラリア政府観光局日本地区マーケティング本部長を務めた後、現職。

Web: www.holt-blog.com
Twitter: Mr_Riesling
www.facebook.com/Ben.Holt.69
 

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