ひと味違うワイン生活を

ベン・ホルトの豪州ワイン物語

ベン・ホルトの豪州ワイン物語

ひと味違うワイン生活を

コーヒーを頼む時、皆さんの好みは何だろうか。フラット・ホワイト、ロング・ブラック、マキアート、スキニー何とか?自分が飲むコーヒーに関して、強い好みがあるのでは。たぶん、1日の中で注文する種類も変わるのではないだろうか。朝は強めのマキアート、ソフトになって、ランチ後はミルクっぽいカプチーノといった具合に。でも、選択にそれほど変化はないと思う。

例えば、「エスプレッソ・ホップ」をしたことはあるだろうか。自分の町の人気バリスタをネットで探し、カフェを「はしご」して「最強のエスプレッソ」の風味とプレゼンテーションを評価、レーティングすることだ。

私たちはいわゆる「習慣の奴隷」。日々一定のリズムがあり、意識的にそのパターンを崩すことはあまりしない。でも、海外旅行や、普段と違った何かに挑戦する時、どんなにワクワクして、楽しいのかも知っている。それを家でやってみるのはどうだろう。例えば、スーパーに行った時、一番変わった見た目の野菜を探して、料理するとか。

ではワインを飲む時はどうだろう。僕のように初めと、締めの1杯をビールにしていないだろうか。スパークリング、白、その後に赤ワイン、スティッキー(貴腐ワイン)で締めるかもしれない。ざっと専門的なことを言うと、ワインの渋味は、タンニンの少ないスタイルをまず必要とする。そうしないと、食事の早い段階で、口の中の味覚(パレット)が溢れ出してしまうからだ。

皆さんもワイン生活にちょっと刺激を与える体験をしてみてはいかがだろうか。場面はレストランだが、家でも同じように生かせるのでぜひ。

1.合わなそうなもの:赤ワイン(例えばテンプラニーリョ品種で、アデレード・ヒルズの「ラ・リネア」)、その後、タスマニアの「クローバー・ヒル」や「ジャンツ」などスパークリング・ワインでパレットをクリアにしてから、リースリングなどの白ワインにしてみる。

2.聞いたことのない名前のワイン:「グリューナー・ヴェルトリーナー」など、変わった響きがいろいろと入ったワインを選ぶ。

3.深く考えずに:ソムリエに「驚くようなワインを」と頼む。

4.値段で:予算を伝え、選んでもらう。

5.ラベルで:ソムリエにお薦めの5本を聞いてみる。その中から一番「いけてない」ラベルを選ぶ。

6.自分のテーブルの周りと同じワインを頼む。

ワイン生活が少し刺激的になる想定を書いてみたが、既に毎週新しい品種や、ラベルに挑戦している人がいるかもしれない。ほかにも皆さんがしていることがあれば、日豪プレスのフェイスブックでシェアしていただきたい。僕を含め、読者間でも知りたいのでは。また、このコラムへの質問は、フェイスブックまたはメール(viceditor@nichigo.com.au)へ。


ベン・ホルト
◎ヒルトン・ワールドワイド・マーケティング統括本部長(日本・韓国・ミクロネシア地区担当)。QLD大学で文学修士(日本語と韓国語)ならびに科学修士を取得後、在豪日系企業などで食品輸出、商品取引、マーケティングに従事。2002年~07年にオーストラリア・ワイン事務局日本代表、12年5月までオーストラリア政府観光局日本地区マーケティング本部長を務めた後、現職。

Web: www.holt-blog.com
Twitter: Mr_Riesling
www.facebook.com/Ben.Holt.69
 

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