【特集2016】ビール大国オーストラリアで、おいしさ再発見!③

ビール大国オーストラリアでビールのおいしさ再発見!

◀◀◀「豪州のビールの種類」はこちら

◀◀◀「注目ビール図鑑」はこちら

日本のビールを飲む

最近では日本のビールも数多く販売されるようになった。アサヒ、サントリー、オリオンなどといった日本のビール・メーカーの飲み慣れた味、懐かしい味が、オーストラリアでも手軽に楽しめるようになってきている。
 加えて、例えばアサヒビールの「アサヒ爽快」など、日本のビール・メーカー製ではあるが、日本では展開されていないオーストラリア限定のビールもある。アサヒ爽快の場合、日本に比べオーストラリアではアルコール度数の低いビールが好まれる傾向にあるということから、オーストラリア向けの専用商品を開発したということだ。
 キリンビールでは、オーストラリア向けに「キリン恵み」を発売している。日本と同じ「一番搾り製法」を用いながら、現地で製造することで鮮度を追求した。ラベルデザインもローカルから評価され、日本人以外のファンも急拡大しているという。サッポロビールも豪州専用商品「サッポロプレミアム」を展開している。

ビールのエキスパートにお聞きしました
オーストラリアの食事と合うビール

アサヒ・ホールディングス(オーストラリア) 山口 淳さん

食事との相性という面では日本のビールが最適といえるのではないでしょうか。日本やアジアの多くの国では食事と一緒にビールを楽しむ文化を持っています。日本のビール、私どもの商品でいうならば特にアサヒスーパードライはすっきりとして辛口の味わいが特長で、日本の繊細な料理だけでなく、から揚げなどの油物との相性も良く、食事と一緒に楽しむうえでもお勧めです。豪州の代表的な料理であるステーキ、新鮮な魚介類、パイ類、メルボルンの名物のパルマなどのシュニッツェルやチップスとの相性も抜群といえるのではないでしょうか。日本料理店だけでなく、オーストラリアの飲食店に日本のビールが広がっているのはそういった一面もあると思われます。

オーストラリアでは単独で飲む時はビール、食中はワインなどという傾向が強いですが、各州の軽快な味わいのピルスナー系のビールを選択して料理と合わせて楽しむのも良いと思います。

クラフトなどのビールは食事との相性というよりも、ビール単独で苦味や酸味、複雑な味わいを楽しむための嗜好品的な一面が強く、食事と合わせる時は軽快なピルスナー・タイプやサマーエール、ミドタイプを選べば間違いは少ないでしょう。ただし、小麦麦芽を使用しているヴァイツエン/ウイート系などは魚介や辛み酸味の特徴のあるアジア系の料理との相性が良いです。また、エール系のペールエールやアイピーエー、ポーターなどはグーラッシュなどの煮込みや、しっかりした味わいの料理やキドニー・パイなどと合わせてみてはいかがでしょうか。


また、各国の料理と各国のビールを合わせるのも1つの楽しみ方です。イタリア料理などはワインと思われますが、ビザはビールと一緒というのが鉄則です。そういう点ではペローニなどのイタリア・ビールと合わせたり、メキシカンにはコロナ、スパニッシュにはエストレラ・ダム、インディアンにはキング・フィッシャー、チャイニーズならばチンタオなどと合わせるのが良いでしょう。

日本のビールが楽しめるお店!

※お店側の都合で一時的に取り扱いのない場合もあります。

Arbory

住所:Flinders Walk, Melbourne, VIC Tel: (03)8648-7644
Web: arbory.com.au

Beresford Hotel

住所:354 Bourke St., Surry Hills, NSW Tel: (02)9254-8088
Web: merivale.com.au/theberesfordhotel

Botanical

住所:169 Domain Rd., South Yarra, Melbourne, VIC Tel: (03)9820-7888
Web: www.thebotanical.com.au

Coppersmith

住所:435 Clarendon St., South Melbourne, VIC Tel: (03)8696-7777
Web: coppersmithhotel.com.au

Daniel-san

住所:55 North Steyne, Manly, NSW Tel: (02)9977-6963
Web: www.danielsan.com.au

KISUKE

住所:Shop 2, 56-58 Frenchs Rd., Wiloughby, NSW Tel: (02)9967-8878

Osaka Bar

住所:Shop 15 Lianlkelly Place, 24-30, Springfield Ave., Potts Point, NSW Tel: (02)8970-1143
Web: www.osakabar.com.au

Manmaruya Ashfield

住所:217 Liverpool Rd., Ashfield, NSW Tel: (02) 9799-6889
Web: manmaruya.com.au

Ryan’s Bar

住所:264-278 George St., Sydney, NSW Tel: (02)9252-4369
Web: ryansbar.com.au

SAKURATEI Japanese Restaurant

住所:Ground Floor, 202 Clarence St., Sydney, NSW Tel: (02)9267-4552
Web: www.sakuratei.com.au

Steel

住所:Ground Floor, 2/60 Carrington St., Sydney, NSW Tel: (02)9299-9997
Web: www.steelbarandgrill.com

Supernormal

住所:180 Flinders Lane, Melbourne, VIC Tel: (03)9650-8688
Web: supernormal.net.au

The Duke

住所:146 Flinders St., Melbourne, VIC Tel: (03)9810-0066
Web: dukeofwellington.com.au

THE FLYNN

住所:2a Bligh St., Sydney, NSW Tel: (02)9223-0037
Web: www.theflynn.com.au

The Morrison

住所:225 George St., Sydney, NSW Tel: (02)9247-6744
Web: themorrison.com.au

Yume Sushi North Strathfield

住所:203 Concord Rd., North Strathfield, NSW Tel: (02)9743-0203
Web: yumesushi.com.au

toko

住所:490 Crown St., Surry Hills, NSW Tel: (02)9357-6100
Web: www.toko-sydney.com

コラム:オーストラリアのビールとパブ


歴史あるパブの店内の壁は石壁が特徴。写真は「Hero of Waterloo Hotel」 Photo: Satoko Clarke

オーストラリアで生活していたり、旅行で滞在したりしている時、おいしいビールを飲みたい、まだ飲んだことのないビールを味わってみたいなどと思ったら、ぜひとも訪れてみたいのがパブだ。オーストラリアの街を歩くと、本当にたくさんのパブがあるのが分かる。ビールがこの国の食文化を担うものの1つであるのと同時に、パブも、オーストラリアの重要な文化1つなのだ。パブの中には、百数十年という長い歴史を持ち、地元の人をはじめ多くの人々に愛され続けているような店もある。

パブの語源は「public」。その名の通り、いろいろな人が集まる「パブリック」で楽しい場所なのだ。もちろん、豊富な種類のお酒がそろっている。薄暗い照明の中(中には明るいパブもあるが)、ずらりと並んだドラフト・ビールの注ぎ口(タップ)が金色に輝く様を見ているだけでも、ウキウキした気分になってくる。

一般的なパブは、とても開放的で自由な雰囲気だ。店内に足を踏み入れても、レストランのように店員が近付いてきて席を案内するということはない。多くのパブでは、店の中央付近の場所にお酒を中心とした飲み物を出すバー・カウンターがあり、ここで飲み物を注文し、受け取ると同時に代金を支払い、テーブル席に自分で持っていくのが普通。カウンターの周りを取り囲むように設置されたカウンター席に座って、店員との会話を楽しみながらグラスを傾けるのもいい。

前述のように、ビールの種類も多いし、グラスの大きさもさまざまなので、最初はどう注文していいか戸惑うかもしれない。一番簡単なのは、たくさん並んだタップの中からよさそうなものを指差してグラスの大きさを伝える方法。会話が苦手でなければ、店の人にいろいろ尋ねてみよう(後ろに人が並んでいても、全然気にせずに長々と会話を楽しんでいる客も少なくない。店員も気にしていないことが多い)。「どれでもよい」といった注文は相手を困らせることが多いので避けた方がいい。

パブの中には、「ホテル」と名の付くところも少なくない。これは、夜遅くまでアルコール類を提供するには宿泊施設を設置していなければならなかった時代の名残りなのだそうだ。

パブの多くは食事も提供している。一般的なレストランよりもリーズナブルな価格の料理を出す店、料理メニューがとても充実した店など、お酒だけでなく料理でも客の人気を得ているパブも少なくない。お酒が飲めない人も、また、小さい子どもを連れた家族客も珍しくないのは、こうしたことが理由のようだ。

もっとも、お酒を飲むには18歳以上でなければならないため、パブに行く際にはパスポートなど年齢を証明できるものを持って行った方がいい。特に日本人は若く見られる傾向があるようだ。

また、前述したように、パブは出入りがかなり自由にできる非常にオープンな雰囲気の場所であるため、何も注文せずにトイレだけ貸してもらう、といった使い方も全然問題ない。逆に、それだけオープンな場所であるから、持ち物をテーブル席に放ったらかしにするようなことは絶対にしないように。

静かなパブもあれば、ダンス・フロアを設けて音楽をかけまくっているパブ、カジノ・マシンを設置したパブなど、ひと言でパブといってもそれぞれに個性的。入ったら必ず注文しなければならないわけではないので、気軽にのぞいてみよう。

◀◀◀「豪州のビールの種類」はこちら

◀◀◀「注目ビール図鑑」はこちら

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る