料理とワインのマリアージュ「飲茶」

料理とワインのマリアージュ〜上手な楽しみ方〜

ワインといえば「ちょっと気取った飲み物」」「スペシャルな機会に飲む」「イタリアンやフレンチを食べる時に」と思っている人も多いのでは? しかし実は、それは思い込みかもしれません。ワインは、意外とどんな料理にも合わせられるもの。例えば餃子や納豆にだって、実はちゃんと合うワインがあるのです。こうした、ワインと料理とのマッチングを「マリアージュ」と言いますが、本コラムでは、このマリアージュについて楽しく学んでいただきたいと思います。

◆飲茶とワイン

オーストラリア人に人気の定番ランチといえば飲茶が有名です。友達と円卓を囲み、行き交う料理を眺めながらわいわいと食べるのが楽しいですね。テーブルに並んだギョーザやシュウマイ、春巻き、小籠包などにはどんなワインが合うのでしょうか?ワインを持ち込みできる店も多いと思うのですが、僕は迷わず南フランスのコート・デ・プロバンスの辛口ロゼを持っていきます。

最近、ひそかにロゼが流行り出しています。オーストラリアのワイン・メーカーでは、これまでロゼを赤ワイン造りで余った果汁で作っていたイメージが強かったのですが、今では真剣にロゼを専門に造るワイン・メーカーが増えています。そこでよく耳にするのが“プロバンス風”という言葉です。プロバンスは南フランスの地中海に面した土地でニースという町が有名です。その地域で造られるワイン生産量の75パーセント以上がロゼ。フランスを代表とするロゼの産地なのです。

プロバンス・ロゼの定義は、辛口であること、黒葡萄からできていること、2種類以上をブレンドすること。つぶした房と果汁を2〜3日寝かせるか、あるいは皮を絞ることで、ワインは淡いサーモン・ピンク・カラーになります。見た目も美しく、ふくよかなテクスチャーに、マンダリンや赤い果実を思わせる果実味。酸も優しくて多様な料理とも相性が良く、おもわずグビグビ飲んでしまう。価格も良心的で、20ドル前後で購入できるでしょう。

そんなロゼを、飲茶のお供にぜひ試してみてください。

女性のボディ・シェイプをイメージしたHouglassもプロバンスの特徴。香り豊かなロゼ「Chateau des Ferrages 」
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ぬくもりのある味わい「Domaines Ott Les Domaniers Cotes de Provence Rose」
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小籠包とロゼの組み合わせの意外性に驚くはず
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大久保寛行
プロフィル◎COURT OF MASTER SOMMELIER CERTIFIEDの資格を取得し、シドニーのグラスでソムリエとして修行した後、ゴールドコーストのソルトグリルで4年間ヘッド・ソムリエとして活躍。同店はワイン専門誌「デキャンター・マガジン」で3年連続3グラスという最高のワインリストの評価を得ている。現在はフリーのソムリエとしてワイン・イベントや講習、コンサルタントとして活躍中。ワインの質問、もしくはイベントのお問い合わせはこちらまで。
Email: wineevent-goldcoast@hotmail.com

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