料理とワインのマリアージュ「トロブレックのThe Laird」

料理とワインのマリアージュ〜上手な楽しみ方〜

ワインといえば「ちょっと気取った飲み物」」「スペシャルな機会に飲む」「イタリアンやフレンチを食べる時に」と思っている人も多いのでは? しかし実は、それは思い込みかもしれません。ワインは、意外とどんな料理にも合わせられるもの。例えば餃子や納豆にだって、実はちゃんと合うワインがあるのです。こうした、ワインと料理とのマッチングを「マリアージュ」と言いますが、本コラムでは、このマリアージュについて楽しく学んでいただきたいと思います。

◆オーストラリア最高峰ワインの1つ、トロブレックのThe Laird

The Laird の畑のシラーズの木
The Laird の畑のシラーズの木

トロブレックのバック・ビンテージを3リットルのボトルから試飲

トロブレックのバック・ビンテージを3リットルのボトルから試飲

南オーストラリアのバロッサ・バレーのワイン畑は、慌しい収穫時を終えて、一時期の喧噪が嘘のような静けさです。今は国内から10人のソムリエを招待して行われるマスター・クラスに参加しています。トロブレックのシグネチャーであるぶどう品種のシラーズは、発酵の時期を迎え、タンクの中で5〜7日間の間ゆっくり呼吸しながら、ぶどうジュースがワインに変わっていく時を迎えています。

オーストラリアの最高峰のワインの1つ「Torbreck The Laird」の畑は、ペンフォールドのグレンジから購入した樹齢50〜60年のぶどうからできています。緩やかな傾斜で水はけもよく、日照も長く、赤土ベースの土で最高のぶどうを育てる環境がそろっています。道路を越えれば地層が変化して同じ質のぶどうができないのが面白いところ。120年前に造られた旧セラーが1日限りのレストランとなり、試飲会が始まりました。ワインの供に出された鴨燻製とサックリング・ピッグ(豚の丸焼き)の相性は抜群です。

3リットルのボトルから10年以上眠ったワインをグラスに注ぎ試飲。上品なレーズンやブルーベリー、八角などの混合したスパイスの味わいがレイアーになって、余韻がうまみと交わりどこまでも続きます。素晴らしいワインです。

大きく広がる夕焼けを背景にしたワイン畑。秋の訪れを感じて飲むワインは特別で豊かな気持ちにしてくれます。ソムリエになったことを感謝した1日でした。

豪快なサックリング・ピッグ
豪快なサックリング・ピッグ

大久保寛行
プロフィル◎COURT OF MASTER SOMMELIER CERTIFIEDの資格を取得し、シドニーのグラスでソムリエとして修行した後、ゴールドコーストのソルトグリルで4年間ヘッド・ソムリエとして活躍。同店はワイン専門誌「デキャンター・マガジン」で3年連続3グラスという最高のワインリストの評価を得ている。現在はフリーのソムリエとしてワイン・イベントや講習、コンサルタントとして活躍中。ワインの質問、もしくはイベントのお問い合わせはこちらまで。
Email: wineevent-goldcoast@hotmail.com

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