お薦めカフェ「エディション・コーヒー・ロースターズ」─“シンプル”を突き詰めていくこと

編集部セレクト 絶品レストラン・コレクション

日豪プレスのスタッフがプライベートで訪れ、舌鼓を打ったレストランを実際に食したメニューと共にご紹介。

エディション・コーヒー・ロースターズ

Edition Coffee Roasters Haymarket

ふわふわの「ジャパニーズ・スフレ・パンケーキ」($20)。生クリームの上にはマンゴー・ソースに漬けたストロベリーをトッピング

ふわふわの「ジャパニーズ・スフレ・パンケーキ」($20)。
生クリームの上にはマンゴー・ソースに漬けたストロベリーをトッピング

“シンプル”を突き詰めていくこと

シドニーにはお洒落なカフェやレストランが立ち並ぶ熱気溢れる路地が多く存在する。その1つに「Steam Mill Lane」がある。日本風居酒屋やアジア系の店などが多い通りだが、その一角、ダーリング・ドライブにも面した位置に店を構えるのが「Edition Coffee Roasters Haymarket」だ。同店は4年前にダーリング・ハーストに1号店を誕生させ、ヘイマーケット店は今年6月にオープンさせた2号店となる。1号店は白を基調としているのに対し、2号店は外壁から内装に至るまで黒で統一されている。オーナーのダニエル氏は元々シンプルなスカンジナビアン・スタイルを好み、両店舗でそのスタイルが取り入れられているそうだが、日本の文化や歴史も好きだということから2号店は和のテイストも盛り込まれている。

ピピ貝を使用したうどん($17)。ドライ・チリを始めとしたさまざまなスパイスを使用したXOソースはピリ辛で絶品
ピピ貝を使用したうどん($17)。ドライ・チリを始めとしたさまざまなスパイスを使用したXOソースはピリ辛で絶品

「スカンジナビアン・スタイルのシンプルさとデザインが気に入っていて、ある時それが日本のものと似ていたり、合っていることに気付いたんです。また、『エディション・コーヒー』というブランドは統一しつつも、内装が全く異なっているのもポイントで、今回は黒が中心です」

シンプルであることのこだわりはコーヒーにも表れている。同店はコーヒー豆をブレンドせず、1つの国の1種類の豆のみを使用している。そうすることで、より明確なコーヒーの味を堪能できるという。また、豆にも旬があることからブラックやフィルター用の豆は定期的に変え、常時3~4種類を準備しているとのこと。また、フード・メニューもシーズンに応じて変更することで、その時季に合ったフレッシュな野菜やフルーツを味わえることに加え、季節外れの物を購入しないことによるコスト削減にもつなげているという。何より旬の食材を生かしたシェフのアイデアがふんだんに織り込まれた料理を楽しめるのはうれしい。

西京みそが入った「ポーク・カツ」($15)。キッチンで焼き上げたミルク・バンズとカツの組み合わせは至高。追加$2でカレーをトッピングできる
西京みそが入った「ポーク・カツ」($15)。キッチンで焼き上げたミルク・バンズとカツの組み合わせは至高。追加$2でカレーをトッピングできる
「居心地の良い空間を提供したい」と語るオーナーのダニエル氏 ©Daniel Jackson
「居心地の良い空間を提供したい」と語るオーナーのダニエル氏
©Daniel Jackson

他にも、「シラス壁」や「焼杉(やきすぎ)」が利用された内装や掘りごたつの席があるなど、随所に日本の伝統文化が垣間見られるのも日本人にとってはうれしい。使用される皿やカップなども全て日本産の物を調達している点もこだわりだ。また、シェフやバリスタなど日本人スタッフも在籍し、ダニエル氏自身も日本語が話せることもあってかSNSを中心に日本人にも広く知られ、立地上韓国人や中国人などのアジア系の客層も多いという。

黒で統一された店内。「自分の家のように感じてもらえたら」とオー5 ナーのダニエル氏は話す
黒で統一された店内。「自分の家のように感じてもらえたら」とオーナーのダニエル氏は話す

ダニエル氏に今後の目標について尋ねてみたところ、「世界中どの国に行ってもエディションのコーヒーを味わえるように店を出していきたい。これはその計画の2つ目」と笑顔で語ってくれた。

世界を股に掛けることを目指すエディション・コーヒー。その最初の2店舗がシドニーに存在することになる。まずは、それぞれの違った雰囲気を楽しんで欲しい。こだわり抜いたシンプルさを感じることができるだろう。(リポート:高坂信也、立尾南歩子)

Edition Coffee Roasters Haymarket

60 Darling Dr., Haymarket NSW
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営業時間:月~金7AM~5PM、土・日8AM~5PM

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