暑い日にも食欲の出る「タイのサラダ、ナムトック」

簡単! 多国籍キッチン
多国籍なオーストラリアの簡単で美味しいレシピを紹介。

暑い日にも食欲の出るタイのサラダ、ナムトック
(文・写真=ランス陽子)

あっさりしつつも豊かな香りで食欲をそそるタイのサラダは、夏にぴったり
あっさりしつつも豊かな香りで食欲をそそるタイのサラダは、夏にぴったり

暑い季節に暑い国の料理を食べると、不思議と食欲が増す。今回、タイの香草をたっぷりと使った爽やかなサラダを紹介してくれたのは、最近タイの女性と結婚したばかりという弁護士のマークさんだ。

「こんがりと香ばしく炒めたお米、そしてライムと香草が複雑に混ざり合って何ともいえない風味豊かなサラダです。一度食べたらやみつきになること間違いなし」とマークさんが太鼓判を押すこのメニュー。タイではパクチーと呼ばれる香菜(英名:コリアンダー/Coriander)や、バイマックルと呼ばれるコブミカンの葉(英名:カフィル・ライム/Kaffir Lime)などをたっぷり使う、香草好きにはたまらない1品だ。どちらの葉も、オーストラリアの都市部ではスーパーマーケットや八百屋のハーブ売り場で手に入ることが多い。このサラダに欠かせないタイの魚醤、ナンプラー(フィッシュ・ソース)もスーパーのアジア食品売り場で気軽に購入できる。

作り方は簡単で、「まずはお米を炒ってこんがりときつね色に仕上げます」。本場ではタイのもち米を使うことが多いようだが、日本の家庭にあるような普通の白米でも良いそうだ。炒った米をマークさんの奥さんは大理石の乳鉢を使って粉々に砕くが、日本のすり鉢でも代用できる。ただし米はかなり固いため、すり鉢を使う場合でもすりつぶすというよりは上から押しつぶすように砕いていく方が効率が良いようだ。手間のかかる作業なので、もしフード・プロセッサーやミキサーがあれば利用しよう。

「豚は、2ミリほどの薄い細切りにします。炒める時は、水を入れながらしっとり柔らかく仕上げるのがコツ。火が通ったら、米を混ぜ合わせてすぐ火を止めます。更に野菜と香草を入れて混ぜ、5分ほど置きます」

マークさんはネギやタマネギをシャキッとサラダ感覚で楽しむためにこの後すぐに盛り付けるそうだが、好みでこのままもう少し置き、余熱で野菜が程良くしんなりしてから食べても良い。

辛いものが大好きなマークさんはここで生の唐辛子もたっぷりと入れるが、辛い物が苦手な人は入れなくてもOK。

かなり本格的なタイ料理のサラダだが、意外と簡単にできるのでぜひ今年の夏はチャレンジしてみよう。

自分で作ってみよう!

(4人分)

白米 大さじ2
赤タマネギ 1つ
ネギ(ShallotsかSpring Onions) 2本
豚肉 400g
コリアンダー 1つかみ程度
カフィル・ライムの葉 4~5枚
ミント 少々
フィッシュ・ソース 大さじ1~3
ライム絞り汁 1/2個分
チリ(好みで) 適量
100cc
少々

作り方

① 米をフライパンで炒める。こんがりときつね色になったら火を止め、乳鉢かフード・プロセッサーで粉々にする。

② 赤タマネギは細切り、ネギは1センチほどに切る。コリアンダーは茎ごと5センチにざく切り、カフィル・ライムの葉は針のように細く刻んでおく。

③ フライパンに油を少々入れて熱し、豚肉を炒める。表面に焼き色がついたら水を100cc入れて沸騰させ、更に火を通す。

④ 粉々にした米を入れてさっと混ぜ、火を止める。赤タマネギ、ネギ、コリアンダー、カフィル・ライムの葉を混ぜ合わせ、5分ほど置く。

⑤ フィッシュ・ソースを大さじ1入れて混ぜ、塩味が足りなければフィッシュ・ソースを足す。絞ったライムを振りかけ、好みでチリを入れる。

⑥ 少し置いて野菜がしんなりしたら、皿に盛ってミントの葉を飾って出来上がり。


マーク・ブレイディさん
オーストラリア出身の弁護士。現在は博士号取得に向けて研究を続けながら、大学講師を務めている。趣味はバイクのレース。無類の猫好きでもある。

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