【美容特集】髪美人になるための基本のヘア・ケア

髪美人になるための基本のヘア・ケア

紫外線や乾燥によるダメージで傷んだ髪は、女性らしさの敵。髪の輝きやハリ、コシを取り戻し、きれいで生き生きした「髪美人」になるためには、丁寧なケアが欠かせない。そこで、髪を美しく保つ「正しい髪の洗い方・乾かし方」から「自宅でできるダメージ・ケア」まで、女性なら気になるヘア・ケアのポイントを、日豪プレスでコラム連載中の専門家の声を元にご紹介。


協力=美容師 ユキヒロ(Mu Hairdressing Annerley Salon)
プロフィル◎東京都出身。代官山、恵比寿で美容室展開後、2008年パースでオーストラリア第1号店をオープン。一時日本帰国するも、10年にブリスベンで美容師として再出発。13年にはゴールドコースト店をオープン。現在、オージー美容師育成中。Web: muhd.com.au、連載コラムWeb: nichigopress.jp/category/healthcare/haircare

洗う、乾かす、髪の基本

正しい髪の洗い方


毎日頭を洗うことは日本では日常的な習慣だが、そもそもオーストラリアやヨーロッパでは、毎日髪を洗わないのが当たり前。シャンプーは週に2~3回というのが平均のようだ。日本人も毎日洗うようになったのは1970年代に入ってからだと言われており、シャンプー&リンスがちまたでポピュラーになったのもこの頃だ。
 とはいえ、生活環境も髪のコンディションも人それぞれ。適切なペースで右のような正しい洗い方を実践しよう。

① まず、頭皮と髪をお湯でよくすすぐ。

② シャンプーを髪に付ける。シャンプーがあまり泡立たない時は髪の毛の中があまり濡れていないことが多いので、もう1度お湯をしみ込ませると、シャンプーを足さなくても泡立つ。しっかり洗えたらお湯で洗い流す。


③ リンス、ヘア・コンディショナーは髪の根元に付けず、髪の半分から下の痛んでいる部分だけに塗布し、一定時間置いてから洗い流す。ドライ・タイプの髪なら、毎日洗わなくても、入浴の際1日おきに髪の毛をすすぎ、リンスで保護してきれいに洗い流す方法も可。

④ 水分を切った後、タオル・ドライではごしごし拭くと摩擦で傷むので、髪を包み込むようにして水分をふき取る。天然オイルを数滴毛先に付けておくと、しっとり感を維持できる。

ドライヤー VS 自然乾燥

髪の乾かし方も髪の状態を左右する。ドライヤーの熱を長時間当て続けるとダメージを与え、乾かしすぎて髪や地肌の水分を一気に奪ってしまうことがあるのが問題だ。

一方、自然乾燥の場合は髪が濡れたままだとキューティクルが開いているため、そのまま外出して強い紫外線を受ければ、間違いなく髪の傷みにつながる。その上、濡れたままの状態だと生乾きの洗濯物のように雑菌が繁殖し、頭皮のにおいの原因になることも。


結論として、30分程度ですぐ乾くなら自然乾燥でもOKだが、何もしないのではなく、タオル・ドライはしっかりとする必要がある。また、ドライヤーを使う場合も使用する時間の長さや温度などに十分注意したい。

それでもドライヤーを使いたくない場合は、タオルで丁寧に髪をパンパンとたたくように水分を取って乾かすのがお薦めだ(ガシガシとこするように乾かさないこと)。使用するタオルも、目の細かい物のほうがしっかりと水分を吸収してくれる。


傷んだ髪、疲れた地肌に優しい、自分でできるケアをご紹介。家庭にあるものや、気軽に買えるアイテムを賢く利用してヘア・ケア上手になろう。

セレブにも人気
ノー・プー(No Poo)とは?


「ノー・プー」とは、「ノー・シャンプー」の略。文字通りシャンプーをしないという意味だが、全く頭を洗わないということではなく一般的なシャンプー剤を使わない洗髪を指す。シャンプーを使うと必要以上に皮脂が流され、また、シャンプーが残り頭皮がかゆくなることも。すると頭皮を守ろうとして皮脂が分泌され、また洗う必要が出てくる。

この循環を断ち切るのがノー・プーだ。頭皮に不要物が残らないので、皮脂の過剰分泌も治まる。初めはかゆみ、においが出るが、だんだんと本来の健康な頭皮に戻り、雑菌もなくなり、かゆみもにおいも消えていく。コツは、ただすすぎ洗いをするのでなく「マッサージをしながらすすぐこと」だ。

代表的なものとして、お湯だけで髪を洗う「湯シャン」や、濃い目に出して冷ました緑茶で洗う方法、炭酸水で洗うことで血行促進効果や気泡の圧力による汚れや角質の除去効果を促す方法などがある。

ノー・プーの効果としては、薄毛改善、髪がやわらかくなる、つやが出る、においが消える、ワックスをつけなくてもスタイリングがしやすくなることなどが挙げられる。

ちなみに、炭酸水はノー・プーに使うだけでなく、キサンタンガムやグリセリンと混ぜ、炭酸ジェル・パックにして使うと、頭皮の新陳代謝を促し健康な髪を育てるために更に効果的だ。

髪のUV対策は?
ピュア・オイルで紫外線カット


紫外線は髪や頭皮にとっても悪影響をもたらす。メラニン色素を分解してしまい、さらに日焼けによってキューティクルがめくれて乾燥し、枝毛、切れ毛、退色の原因にもなるのだ。

一番良いU V対策は帽子をかぶることだが、他に頭皮用・頭髪用の日焼け止めクリームやスプレーを使うのも効果的。センシティブな肌の人や、ナチュラル嗜好の人へのお薦めは、100パーセント天然素材のココナッツ・オイルだ。スキンケアにも食用にも使用できる他、短時間ならUVカット効果があるので、手に取って薄く伸ばしてから髪になじませよう。

身近な素材ですぐできる
乾燥を防ぐ保湿トリートメント


乾燥する季節は特に、髪の保湿のためのトリートメントにも気を使いたい。そこで、どこの家庭にもある蜂蜜をトリートメントに使用してみよう。蜂蜜には、髪を清潔に保ち髪の内側まで浸透していく保湿効果がある。方法は、髪を洗った後、普段使っているコンディショナーに大さじ1杯の蜂蜜を混ぜ、いつも通り髪に塗布して流すだけと簡単だ。

また、シア・バターも髪に使用することで保湿効果が期待できる。べとつくのが苦手な人は、シャワーの前に髪になじませてからシャンプーをすると、広がりやすい髪も落ち着いてしっとりとする。添加物のない身近な天然素材を上手に活用しよう。

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