【セレブの心の病】恋愛中毒とは?

コラム 特集
レイチェル・ウチテルのツイッターより

心理カウンセラーのさえみ先生が
ストレス・フリーな暮らしをサポート

セレブに見る心の病 ケース・ファイル

セレブ・ゴシップなどでは目にするものの、直接自分には関係ないとついつい無関心になりがちな心の病のこと。中身をひも解いてみれば、意外と身近な存在である可能性も。心身ともにより快適な毎日を送るため、その症状や対処法を正しく紹介する。
 
かのタイガー・ウッズの愛人第1号として有名になったレイチェル・ウチテル。9・11でフィアンセを失い、恋愛中毒だった彼女は「心にぽっかり穴が開いていて、白馬の騎士に救われたかった」と語っています。

Love Addiction:恋愛中毒

自分を救ってくれる相手を常に追い求めてしまう

恋愛は誰でも経験し、愛を求めるのはとても自然なことですが、それと恋愛中毒はどう違うのでしょう。まず「中毒」とは、自分でコントロールできずに、薬物やアルコール、あるいは特定の行為を慢性的に求めている状態で、不安や不満などの不快な感情を和らげたり忘れようとする試みです。例えば、毎晩食事中、1人でワインを数本空けることは、たまに1〜2杯楽しむこととは違いますよね。

中毒の対象が恋愛になると、今の不幸な状態から自分を救ってくれる相手を常に追い求めるようになります。そのため、相手を好きになり始めたころは「この人こそが探し求めていた人」と思うのですが、理想から少しでも外れてくると相手を変えようとしたり、突然嫌いになったりします。あるいは1人でいることに耐えられなくて、好きでもない相手と関係を持ったり、「この人でいいのだろうか」と常に自答自問を繰り返したりします。

自分の幸福や失敗に自分で責任を持つ

恋愛中毒になって困るのは、一番求めているはずの“長く続く幸福な関係”が手に入らないこと。中毒になる原因は、これまで十分に愛を受けていなかった、あるいは受けていてもそう感じてはいなかった、自分を大事にすることを学ばなかった、安定した関係のお手本がなかった、完璧なロマンス・ストーリーの影響を強く受けてきたなど、実にさまざまです。

そこから抜け出すには、自分の恋愛パターンを客観的に見つめることから始めます。己を知り、自分の幸福や失敗に対する責任を自分で持つことを学ぶのです。そうすると「救われる」のではなく「お互いに支え合う」安定した関係を、パーフェクトではないけれど、自分に合った相手と築くことが可能になります。少しずつそうなっていくといいですね。


 

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馬場佐英美 (ばばさえみ)  TownHallClinic

 

プロフィル◎国際基督教大学教養学部卒。Australian College of Applied Psychologyで心理カウンセラーの資格を取得。NSW州カウンセラー&サイコセラピスト協会臨床会(CAPANSW)、オーストラリア・サイコセラピー&カウンセリング連盟会員(PACFA)。シドニー市内でさまざまな心の悩みの相談に応じている。

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