検診には行った方がいいですか?

日ごろ怠りがちなデンタル・ケアや、日々進歩する歯科技術など、歯を健康に保つための秘訣を毎月お伝えします。

ハッと驚く歯のはなし

ハッと驚く歯のはなし

Vol. 16
Q
?前に行った歯医者から、6カ月の検診に来てくださいと言われました。歯は別に痛くないのですが、それでも検診に行った方がいいですか?

A
 歯は例え痛みがなくても、病気にかかっている可能性はゼロではありません。皆さんが自分で、歯や歯肉に問題があるのではないかと自覚するころには、もう既に病気は進行していて、緊急な治療が必要となっています。歯科医師は、歯痛やそのほかの不快な症状を皆さんが自覚する前に、それを予防したいと考えており、これが検診の意義であり、現代の歯科医療なのです。
 歯科医療は、過去30年間でずいぶん変化してきました。歯科医療で今一番重点が置かれている分野は、予防です。早期予防によって子どもたちは、詰め物を必要とせず、一生健康な白い歯でいることが可能ですし、また、今からでも予防を怠らず歯の健康に留意すれば、一生自分の歯でおいしい食事を楽しめるのです。定期的な検診を受けることで、問題は早期に発見され、歯を抜かざるを得ないというような状態もなくなってくるでしょうし、早期治療により、難しい治療を受ける必要はなくなり、それに関わる高額な治療費の出費もなくなるでしょう。
 検診は一般的に、6カ月に1回の割合で受けることをお薦めします。歯科医師は、歯、顎、頬、口蓋、喉、舌、唇に異常がないかを調べます。歯については、新しく虫歯はできていないか、あるいは、既に詰めてある部分に問題がないかなどを検査します。歯肉も歯と同様にとても重要です。たいていの人が歯周病に気が付かないのは、それがほとんど痛みを伴わないためです。検診では、約2年に1回レントゲンを撮ることをお薦めし、医師は必要とあれば歯のクリーニングを行い、歯垢、歯石を取り除きます。どんなに丁寧に歯磨きをする人でも、大抵どこかに磨き残しがあり、歯垢や歯石がたまるものです。
 歯医者に長い間行っていなかったという人は、まず検診から始めてみてください。


ハッと驚く歯のはなし

イアン・マラトス
Dr. イアン・マラトス歯科医院

 歯科医歴24年。多数の日本人患者の診察・治療経験を持つ。1年間の日本滞在経験もあり、日本語が堪能。日本の歯科事情はもちろんのこと、日本人社会のシステム、日本文化にも深い理解がある

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