歯を白くしたいです。

ハッと驚く歯のはなし

ハッと驚く歯のはなし

Vol. 23
日ごろ怠りがちなデンタル・ケアや、日々進歩する歯科技術など、歯を健康に保つための秘訣を毎月お伝えします。
Q
 歯を白くしたいのですが、いろいろな方法があり値段も違うので迷ってます。どれが良いのか教えてください。

A
 歯のホワイトニングは通常、過酸化水素という酸化剤を用いて行われます。レーザーによるホワイトニングの場合は、過酸化水素の酸化を機械で促進し、光の波長を用いて行うため、約10分程度ですみ、短時間で行えます。ホーム・ホワイトニングの場合は、歯にぴったりとはまる透明なプラスチックのトレイを作り、このトレイの内側にホワイトニングの薬剤を塗り、夜寝ている間歯にはめておく方法で、だいたい2〜3日で効果が表れます。
 レーザー・ホワイトニングといっても、実際レーザーと言えるものを使用していない場合もあるようです。アルゴン・レーザーを使用する場合は、実際にレーザーを使用していることを強調するため、「本物のレーザー」など宣伝しているようです。レーザーは、歯科医師がその場でホワイトニングを行うので、効果をすぐに確認することができます。これに対して、ホーム・ホワイトニングは、歯科医師の指示の下、家庭で数日から1週間ほど繰り返して行うので、効果を確認するまでには時間がかかります。しかし、レーザーは極度に歯を乾燥させるため、その場で歯はとても白く見えても、乾燥が収まると白さは失われ、ホーム・ホワイトニングと比べても色の戻りがかなり早いという傾向にあります。このためレーザーでホワイトニングを行ってもその後の白さを保つためには、ホーム・ホワイトニングを継続することになるでしょう。費用も大きく異なり、レーザーはホーム・ホワイトニングに比べ約2倍以上高くなります。
 どのホワイトニングの方法を使用するかは、その目的によるでしょう。例えば結婚式を目前にしてホワイトニングをしたければ、効果がすぐに表れるレーザーでのホワイトニングが適しています。しかし、急ぐ必要がなければ、費用の負担が少なく、白さも長持ちするホーム・ホワイトニングをお薦めします。


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イアン・マラトス
Dr. イアン・マラトス歯科医院

歯科医歴24年。多数の日本人患者の診察・治療経験を持つ。1年間の日本滞在経験もあり、日本語が堪能。日本の歯科事情はもちろんのこと、日本人社会のシステム、日本文化にも深い理解がある

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