子どもの乳歯が出てきた時の注意点

何でも相談

Q 最近になって子どもの歯が生え始めてきたのですが、歯医者さんに子どもを連れて行く必要があるのか分からず迷っています。また、子どもの歯が生え始めてきた段階で注意しなければならないことがあれば教えてください。
(32歳主婦=女性)

A 乳歯のために知っておきたいこと

成長後の歯のためにも早期の検診と予防が大切
成長後の歯のためにも早期の検診と予防が大切

歯が生え始めたら、早い段階で歯医者さんに連れて行きましょう。子どもの歯が虫歯になると、大人より早く進行してしまいます。また、乳歯が虫歯になってしまうと、永久歯もそのまま虫歯になるリスクが高くなり、場合によっては成長した後の歯並びにも影響が出てしまいます。

そして、顎の正常な発達も阻害してしまい歯みがきもしづらくなるなど、更なる悪循環に陥ってしまうリスクもあります。 生後半年くらいの生えたての乳歯は、大人の歯に比べてエナメル質・象牙質ともに層の厚さが半分くらいの状態なので、歯質も弱くて薄いのです。そのため、虫歯の進行が早いので何よりも早期発見と予防が肝心になります。

乳幼児の食事と注意点

乳歯が虫歯になるのを防ぐためには、特に食事の際の注意が必要です。食事に関係した虫歯予防のための主な注意点は以下の3点です。

① 甘いものを控える

虫歯予防のためにも甘いものを控えた食事を
虫歯予防のためにも甘いものを控えた食事を

乳幼児の味覚は甘いものを好みます。普段から人工ミルクに砂糖を加えるなどして甘いものを与えてしまうと、どんどんとより甘いものを好むようになり、歯が生えてきた時の虫歯の危険性が高くなります。そのため、普段の食事から甘いものを与え過ぎていないか注意が必要です。また、おやつを与えるようになってからも、甘いものの取り過ぎには注意しましょう。

② 哺乳瓶でジュース類を飲まない

ジュースや乳酸飲料など砂糖が含まれる飲み物を入れた哺乳瓶を長い間くわえていると、虫歯になりやすくなってしまいます。ミルクや水など、哺乳瓶には砂糖の入っていないものを入れるようにしましょう。

③ 授乳や食事はだらだらと行なわない

歯が生えてきている離乳期に、長時間授乳をしていると口の中に糖分が常にある状態になってしまいます。その結果、虫歯になりやすくなってしまいます。就寝中は特に唾液の分泌量が起きている時と比べて少なくなるので、就寝前の授乳にはより注意が必要です。授乳しないと寝付けない赤ちゃんは、授乳後に濡れたガーゼなどで歯を拭いてあげましょう。食事やおやつを与えた時も同様です。


ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科(Dental Clinic @ World Tower)

オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にワールドタワー・レーザー歯科を開院(東京・大阪・名古屋・千葉・京都・アメリカに提携クリニックあり、医療法人徳真会グループ)。一般歯科治療のほかにも多くの歯科関連資格を保持。インビザライン特別推薦ドクター。東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。

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