お薦めの矯正方法と必要な期間は?

何でも相談

Q 歯科矯正に興味がありますが、見た目が気になります。お薦めの矯正方法と必要な期間を教えて下さい。
(32歳主婦=女性)

A  一般的に、オーストラリアでの歯科矯正は日本と比べると30〜50%割安です。ここ最近、歯科矯正の治療法は目覚しく発展しています。従来の方法である金属のワイヤーを利用するとほとんどの場合抜歯が必要です。

近年の歯科矯正の進化

1. 金属の代わりに透明なワイヤーが取り入れられるように。見た目が大きく改善。
2. 歯の裏につけるタイプのワイヤーの登場。
3. 2001年、今までのワイヤーに代わり、透明なマウス・ピースによる矯正が登場。
4. 従来の型取りに代わり、スキャナーでより簡単に正確なマウス・ピースを作る事が可能に。
5. 振動マシンで矯正のスピード・アップが可能に。

オーストラリア、日本を問わず、未だに従来のワイヤーによる歯科矯正をしている歯科・矯正医師は多いのは事実ですが、透明なマウス・ピースによる矯正は確実に世界的に広がっています。見た目で矯正治療を躊躇していた大人の層に受け入れられたことも大きいでしょう。2017年現在、インビザライン社が透明マウス・ピースを作る世界で一番大きな会社となっています。

マウス・ピースによる矯正人気の秘訣

金属ワイヤーとマウス・ピースの違い
金属ワイヤーとマウス・ピースの違い

最大の理由はその見た目にあるでしょう。そのほかにも、矯正治療期間中に歯茎への問題が起こりにくいことなども理由に挙げられます。マーケットにはさまざまな新しいマウス・ピース矯正が出てきていますが、インビザラインはその中でも最新のテクノロジーを駆使し、実際の医療現場を最も成功に導いてきたシステムとして広く受け入れられています。2017年までにインビザラインで歯科矯正を無事終えた患者は全世界で400万人以上です。欠点といえば、マウス・ピースは比較的新しいタイプの矯正のため、的確で効果的なマウス・ピース矯正技術を持った先生がまだ少ないことでしょうか。

スキャナーの登場

数少ないトップのインビザライン歯科には、患者の口腔内の撮影ができるスキャナーがあります。撮影されたイメージはアメリカにあるインビザライン社のヘッド・オフィスに送信され、各々の患者様のマウス・ピースが作られます。スキャナーでの撮影により、より早く、正確でフィットするマウス・ピースの作製が可能になりました。

矯正のスピード・アップ装置

過去4年の間に、歯科矯正の必要期間を30〜50%縮めることのできるシステムが登場しています。この装置は1日に20分間、上下の歯で咥え込むだけのシンプルなものです。振動を与える事で顎の血流を促し、骨格の形成と歯の動きを早めます。


ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科(Dental Clinic @ World Tower)

オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にワールドタワー・レーザー歯科を開院(東京・大阪・名古屋・千葉・京都・アメリカに提携クリニックあり、医療法人徳真会グループ)。一般歯科治療のほかにも多くの歯科関連資格を保持。インビザライン特別推薦ドクター。東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。

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