ひどい虫歯。抜歯してインプラント施術するほかに、治療方法はありますか

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Q

奥歯の虫歯がかなり進行しているため、抜歯を行って、インプラントの治療を勧められました。自分の歯を失うことに抵抗があるのですが、他の治療のオプションはありますか?(29歳会社員=女性)

A

まずは神経治療を

もし歯が割れてしまったり、虫歯が悪化したために歯の神経が侵されてしまった場合は、その歯を抜いてしまう前に、神経治療を行うことができます。この治療は抜歯をしなければならなくなってしまう前の最終手段です。もちろん、この神経治療を施術する前に虫歯の治療を行うことは非常に大事です。

日本歯科学会のレポートでは、海外に赴任することになった方や留学生などが、虫歯の治療費が高いから(保険が利かないため)という理由で、定期検査を行わず、神経治療を行わないといけなくなるほど虫歯が悪化したりするケースが多いというデータが出ています。

神経治療は高度なスキルを要しリスクを伴う治療ではありますが、デンタル・マイクロスコープを使用することにより、そのリスクを最小限に抑えることができます。

日本やオーストラリアでも、マイクロスコープを使っているクリニックはとても少ないです。日本でもマイクロスコープを使った神経治療は国民保険でもカバーされないため、オーストラリアで治療するよりも費用が高いこともあります。

デンタル・インプラントとは

もし、神経治療を施術してもその歯を失ってしまった場合は、デンタル・インプラントを受けることがベストのオプションとなります。

デンタル・インプラントとは、失ってしまった歯の替わりに、ハイテク技術によって人工的に作られたチタン製の歯の根をあごの骨に埋め込む、永久的な歯科治療法です。

インプラントの治療を受ける利点は、飲食や会話がしやすくなることや、審美(見た目)が良くなることが挙げられます。

今まで一般的だったデンタル・ブリッジに比べて、インプラントは失ってしまった歯の周りに影響を与えずに治療できることもメリットの1つです。

いつインプラントの治療の施術を受ければ良いか

インプラントの治療は、初回の相談から、大体3~6カ月の間で全ての治療が行えます。治療をどこで始めるかは、これからどこにどれだけ住むかを考慮して決断されるのが良いと思います。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。


ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科(Dental Clinic @ World Tower)

オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にワールドタワー・レーザー歯科を開院(東京・大阪・名古屋・千葉・京都・アメリカに提携クリニックあり、医療法人スワン会グループ)。一般歯科治療のほかにも多くの歯科関連資格を保持。インビザライン特別推薦ドクター。東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師

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