虫歯の効果的な対策

Q 最近歯がズキズキと傷みます。虫歯かもしれませんが、効果的な対策を教えて下さい。
(31歳主婦=女性)

 

A 虫歯を治療をせずに放っておくと、歯の神経まで菌が感染し、神経が死んでしまいます。その際に通常強い痛みを伴いますが、時には何も感じないまま神経が死んでしまっているケースなどもあります。1度神経まで菌が感染してしまうと虫歯治療だけではすまず、神経治療(根管治療)と呼ばれる高度で高額な治療が必要になってきます。神経治療とは菌に感染してしまった神経を全て除去し、根管の洗浄と消毒を行う治療です。その後、もとあった神経の代わりに人体には害のないシリコンを根管に入れます。この治療を行わないと神経が腐敗し、膿みが溜まってしまいます。

神経治療はどれくらい成功しますか?

神経治療は非常に高度な技術を要する治療で、その成功率は100%とは言えません。また、平均90%の成功率を誇っているオーストラリアに比べ、日本で行う神経治療の成功率は、ほかの先進国と比べても非常に低いことが明らかになっております。

日本歯科学会や、日本各地にある友好クリニックのリサーチや情報によると、日本の神経治療の技術は世界的に見て遅れていることが分かっています。神経治療の技術が今日の技術に達していないことゆえに、特に治療後2年以内の神経治療の失敗率が非常に高い傾向にあります。もし、神経治療が失敗してしまった場合はその歯を抜歯し、インプラントなどの治療が必要になるでしょう。

日本人患者の神経治療率がなぜ低いのですか?

神経治療の始まりから終わりまで

理由をまとめると以下の4点になります。

1)日本の歯科治療では銀歯など金属の素材でできている詰め物やクラウンが主流であり、このような詰め物はレントゲンを遮断してしまうため、2次虫歯などがとても見つけにくい。

2)痛みを伴わない限り歯医者に行かない患者が多い。

3)フロスの習慣がないため、歯と歯の間の虫歯になりやすい人が多い

4)海外在住者は、海外での治療などに不安があり、歯の痛みなどを無視して歯医者に来診することを怠ることで虫歯の状況を悪化させてしまう。

神経治療には何回の往診が必要ですか?

通常、1〜2週間に1度の合計で3回の往診が必要です。しかしマイクロ・スコープなどの高度な医療機器が備わっている歯医者では、1、2回の来診ですべての神経治療を完治させることも可能です。


ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科(Dental Clinic @ World Tower)

オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にワールドタワーレーザー歯科を開院(東京・大阪・名古屋・千葉・京都・アメリカに提携クリニックあり、医療法人徳真会グループ)。一般歯科治療のほかにも多くの歯科関連資格を保持。インビザライン特別推薦ドクター。ジャパン・インビザライン・フロンティア・メンバー、東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師。

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