歯根が破折。義歯を避ける方法は?

Q 最近歯医者に行った時に歯根破折と診断されました。抜歯が必要と言われたのですが、これを避ける方法はありますか?
(38歳会社員=男性)

 

A 最近来診される日本人患者に頻繁に診られるのが、以前治療した詰め物が欠けてしまったり、割れてしまったという状態です。検査を行ってみると、さらに発見できる症状としては、歯に亀裂が入っていたり、また、ひどい場合は歯根が破折している場合などもあります。

詰め物が欠けてしまう原因には、歯が噛み合う部分の詰め物の厚さが足りないことが挙げられます。このようなケースでは、現在はめている詰め物と天然の歯を削った後で、昔の詰め物よりさらに厚い詰め物を作り直す処置が必要です。

まれに見られるのが、以前入っていた詰め物の不具合によって天然の歯にまで亀裂が及んでしまうことです。これは、大きな詰め物を入れたり、何度も詰め物を入れ直すことによって起こりやすくなります。もし大きな詰め物が必要な場合や、新しい詰め物を作り直す必要がある場合は、セミ・クラウン・インレーやデンタル・クラウンなどの治療をお勧めします。

歯根歯折を防ぐ方法

定期的に検診を受けることによって、以前治療した歯や詰め物などが弱っていないかを確認することができます。特に、金属でできている詰め物は、コンポジット・レジン(歯科用プラスチック)やポーセリン・セラミックなどでできている詰め物とは違って歯と結合しにくく、その結果、本来の歯が弱くなって亀裂が起こってしまいがちです。このような亀裂に至るまでの初期症状は、歯科用マイクロスコープなどを用いることによって発見することができます。

歯に亀裂が入るとどうなるか?

もし歯に亀裂が入ってしまうと、歯の神経に支障を与え、神経治療が必要になったり、歯根破折などが起こる恐れが出てきます。歯根破折が起こってしまうとそこから炎症や化膿などを引き起こしてしまうため、その歯を抜歯しなければなりません。

歯の亀裂や歯根破折を防ぐための方法
 一度このような状況になってしまうと、その後の治療は大変です。事前に予防をすることが、何より結果的な負担の軽減につながります。今回のお話より、その方法を以下にまとめますので、心当たりのある人は気を付けてみてください。
・ 6カ月ごとに定期歯科検診を行う
・ 万が一、歯の亀裂が見つかった時は至急デンタル・クラウンや、セミ・クラウンの治療の施術を受ける

ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科(Dental Clinic @ World Tower)

オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にワールドタワーレーザー歯科を開院(東京・大阪・名古屋・千葉・京都・アメリカに提携クリニックあり、医療法人徳真会グループ)。一般歯科治療のほかにも多くの歯科関連資格を保持。インビザライン特別推薦ドクター。ジャパン・インビザライン・フロンティア・メンバー、東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る