年末はアロマで癒されよう!

年末はアロマで癒されよう

2014年も残りわずか!
1年間の疲れをアロマでリラックス

取材協力・文
相澤正弘◎IFA、IAAMA、ATMS、DIP AROMA、WOAA DIRECTOR、AYURVEDA AROMATEHRAPY CERT Ⅳ、REMEDIALMASSAGE CERT Ⅳ保持。マーヴォ・アロマ・スクールを運営する傍ら、アロマセラピーを広めるべく日々活動中。

アロマセラピーとは?

アロマセラピーは「芳香療法」といい、植物の花、葉、果皮、樹皮などから抽出する芳香成分を利用して、自然治癒力や免疫力を高めたり、ホルモンや精神バランスを整えたりして、心身の健康や美容に役立てる自然療法の1つです。

アロマセラピーを行うには精油(エッセンシャル・オイル)を使用します。精油は、それぞれの植物によって特有の香り成分と作用を持っているため、さまざまな目的で利用することが可能です。植物から精油を抽出する際に、成分が濃縮されてきますので、少量でもかなり強い効果が発揮できるのです。例えば、ペパーミントの精油1滴(約0.05ml)は、ティー・カップ28杯分に相当すると言われていますので、その濃縮度の高さがうかがえます。

一般的に「アロマセラピー=香りを楽しむもの」というイメージがありますが、各分野で精油の薬理効果が証明され健康維持や体調回復などのために取り入れるケースも出てきています。

良い香りは私たち人間に対して想像以上の効果があります。特に精油の芳香成分はその効果が高いのです。例えば、心地良い香りを取り込むと、香りの成分は脳へ伝わり、神経系や内分泌系、免疫系にまで行きわたり、心身を良い状態に導いてくれます。 

アロマセラピーの活用方法は香りを嗅ぐだけでなく、バス・タイムやマッサージ・トリートメント、スキンケア、また掃除など多岐にわたるので、幅広く生活に取り入れることができます。

なかでも、アロマ・マッサージは、特に体のケアに有効な手段です。精油とキャリア・オイルをブレンドしたマッサージ・オイルを肌から浸透させることで、精油は、血液やリンパ液に取り込まれて体内を巡り、さまざまな器官に作用を及ぼします。また、軽く柔らかいタッチで肌に刺激を与えることで血行を促進し、老廃物を排泄し、そして神経の疲労感を緩和してくれます。

このようにアロマ・トリートメントはリラクゼーションやストレス・ケア、ホルモン・バランスの調整、むくみや便秘の解消そして美容など、心身の健康維持に大変役立つといえるでしょう。

しかし、アロマセラピーには素晴らしい作用がある反面、誤った使い方をすると体に良くない影響を与えてしまうことがあります。

そのため、精油選びはとても重要です。一般的に精油は雑貨として扱われているので、値段も低価格なものから高額なものまでさまざまです。防腐剤や人工香料、また残留農薬などが入っていない100パーセント純粋な高品質の精油を選ぶことが、安全なアロマセラピーを実践する上で大切です。

また、精油には禁忌事項があります。妊娠中、アレルギー、高血圧など、体の状態によっては使用することができないものがあります。また、肌に強い刺激があったり、神経に悪影響を与えてしまうものもあるので、使用前にその精油の特性や注意事項を確認してください。

とはいえ、アロマセラピーは決して難しいものではありませんし、副作用などが出るものでもありません。正しい知識と高品質の精油があれば、トラブルを起こすことなく日常生活に取り入れることができ、香りのある素敵な暮らし、アロマ・ライフを楽しむことができるでしょう。

ストレス社会と言われる現代、アロマセラピーを上手に活用することで、心身のバランスを整える手助けになると思います。精油は種類も多く、作用や効果も多いためさまざまな症状に対応することができます。

ご自身の香りの好みや、補いたい作用を持つ精油などで使い分けていくことをお勧めします。また、薬のように不調になってから使うのではなく、継続して使用した方がより高い効果が期待できますし、予防することもできるので、毎日の習慣としてアロマセラピーを取り入れてみてください。

ベーシックな精油&キャリア・オイル

オーストラリアは精油の抽出国として世界的に有名です。初心者でも使いやすいオーストラリア産の精油7種類と、精油を希釈するキャリア・オイルを1種類ご紹介します。

アロマセラピー・ホーム・ケア

アロマセラピーの概要をひと通りおさらいしたら、実際に自宅でケアしてみましょう。ただし、ホーム・ケアでは以下の点に注意しましょう。

* 使用前のパッチ・テストは必ず行いましょう。
* 防腐剤などを使用しないので、作った製品は早めに使い切りましょう(目安1カ月)
* お子様、妊婦さん、高齢者へのケアは十分に注意をして行ってください。
* 使用後に異常があった場合は医師の診断を受けてください。

1.眠れない時に

ストレスなどから不眠を訴える人が増えています。睡眠は体と脳の疲れを癒し明日への活力になるので、とても大切です。鎮静作用や誘眠作用のある精油を使い心身ともにリラックスするなど、眠りのための環境作りを取り入れてみてください。

◆アロマ・バス

全身、半身、部分(足)どれでも構いません。お休み前に体をゆっくり温めること、そして温まっている時に精油を体に吸収させることによって、深いリラックス効果が得られます。全身浴、半身浴は38〜40度に、足、手浴は40〜42度のお湯にゆっくりつかるのがポイント。

■材料:
天然塩やハチミツ、植物油などを15ml(大さじ1杯)

ラベンダー 3滴
ローマン・カモミール 2滴

天然塩に精油を垂らして、よく混ぜてから浴槽に入れてください。

2.肩や首、腰のコリ、疲れに

筋肉が硬直すると血行も悪くなります。それがさらにコリや疲れを悪化させてしまい悪循環から抜け出せません。ひどくなると、頭痛やめまい、吐き気や手足のしびれを引き起こすこともあるので、日ごろからケアが必要です。血液とリンパ液の流動促進作用、鎮痛作用のある精油を使いセルフでも行えるマッサージを取り入れてみてください。

◆アロマ・マッサージ
コリがある部分にマッサージ・オイルを適量塗布し、手を当てて優しくゆっくりとマッサージしてください。肌にマッサージ・オイルが浸透していくまで行いましょう。目安15分程度がお薦めです。

■材料:

植物油(スイート・アーモンド油など) 15ml
ジュニパー・ベリー 2滴
ユーカリ 2滴
ペパーミント 2滴

植物油に精油を滴下しよくかき混ぜてから使用してください。

3.乾燥肌に

季節に関係なくお肌は乾燥しがちです。保湿ケアを怠らず、肌に潤いを与えておきましょう。保湿力抜群のオーガニック・シア・バターと肌軟化、抗炎症作用のある精油を使ってフェイシャル、ボディ用のクリームを取り入れてください。

◆シア・バター・クリーム
オーガニック・シア・バターを湯煎でゆっくり溶かしながら、ほかの有効成分を入れていきます。保湿力をさらに高めたいのであれば、ホホバ・オイルやセサミ・オイルなどを加えるのがお薦めです。

■材料:

シア・バター 25g
ホホバオイル 5ml
ゼラニウム 5滴
ラベンダー 5滴
サンダルウッド 2滴

シア・バターを湯煎などで溶かしながら、ホホバ・オイルを加えます。すべて温まり溶けてきたら、今度は冷やしながら精油を加えます。

ホーム・ケアのアドバイス

アロマセラピー・ホーム・ケアは、無理のない範囲で行い、ご自身の生活リズムに合わせて自然にケアができるような環境を作るのがポイントです。あまりにも手間をかけすぎてしまうと毎日ホーム・ケアを継続することが負担になってきて、最終的には継続しなくなってしまう傾向にあります。無理して、あれもこれもと一度に取りかかるのではなく、「毎日続ける」というスタンスを保ちながら、少しずつ生活に取り入れていきましょう。

また、何か特別に用意や時間を作るのではなく、入浴や化粧をする時など、自分自身の生活リズムにアロマセラピーを組み込ませていくと、簡単に毎日継続できるようになるでしょう。

例えば、シャワーや入浴時にアロマを滴下すれば、それはアロマ入浴にもなりますし芳香浴にもなります。何か特別な用意をする必要ありません。スキンケアにアロマを使えば、肌のコンディションはもちろんのこと、精神的なリラクゼーションなどの効果も同時に得られます。

また、バランスの取れた精油を持つことも大事です。もちろん、自分自身が心地よいと感じる香りの精油を使用するのが望ましいですが、好きな香りだけを選ぶとフラワー系やシトラス系など、香りのタイプが偏ってしまうことがあり、アロマセラピーの幅が広がっていきません。香りの幅をある程度広げることにより、さまざまな症状に対してアロマセラピーを使うことができます。また、それらをブレンドすることにより、嗜好に合った香りにアレンジすることもできます。どの精油を選ぶか迷ったら、先ほど紹介した「ベーシックな精油&キャリア・オイル」の表を参考にしましょう。

アロマセラピーは予防学とも言われています。心身が不調を感じる前からアロマを取り入れることにより、未然に防ぐことにも役立ちますし、健康的な生活を取り入れることができるのです。1日1滴でも2滴でも構いません、毎日少づつアロマセラピーを生活に取り入れてみましょう。

アロマセラピーを気軽に楽しもう

ホーム・ケアのほかにも、日常生活にアロマセラピーを楽しめるアイテムを積極的に取り入れて、とっておきのリラックス・タイムを過ごしましょう。

♦アロマ・ディフューザー

精油の微粒子を霧とともに、拡散させる器具がアロマ・ディフューザー。水を入れて好きな精油を数滴滴下し、リビングや寝室などで香りを楽しむことができます。ここで紹介している商品は、1時間、3時間、6時間と運転調節機能があるので、使用目的に合わせて調整しましょう。また、電源が100〜240V対応型なので、変圧器なども必要ありません。

ウッディー・ボール・ミニ
(写真提供=生活の木・シドニー店)

♦USBアロマ・ディフューザー

USBポートに挿し込んで香りを楽しめるコンパクト・サイズのアロマ・ディフューザー。付属している専用パットに好きな精油を2〜3滴ほど滴下しセットするだけ。パソコンと一緒に持ち歩いて、いつでも好きな香りが広がる空間を作ることができます。仕事や勉強中の集中力アップやリラックスしたい時などに使用しましょう。

USBアロマ・リーフ
(写真提供=生活の木・シドニー店)

♦センサー・アロマ

センサー機能がついたファン式芳香器。必要な時だけ香りを楽しむことができます。センサーによってファンが作動するので、洗面所やお手洗い、玄関などで使用しましょう。専用パットにお好みの精油を10滴程度滴下してセットしてください。ファンの作動と同時にライトもつくので、インテリアとしても楽しめます。

センサーアロマ・エコフィール
(写真提供=生活の木・シドニー店)

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